BUNACO ブナコ
ブナの木工品。テープ状にしたブナ材をコイルのように巻き、押し出して成型する独自のユニークな製法で手作りされ、平面から、様々な立体造形を実現している
※最新の在庫については製造元にご相談ください。
ブナコとは
ブナコはブナの木を用いた木工品。
その製法は、テープ状にしたブナ材をコイルのように巻き、押し出して成型するという独自なものです。その際、テープの巻き方やずらし方を変えることによって、実に様々なフォルムを生み出すことが可能です。
これはブナの特性であるしなやかさと、熟練した職人による技術があるからこそできるものです。
何にも使われなかった「橅」
世界最大級のブナの原生林、世界遺産「白神山地」があるように、青森県にはブナの木が豊富にありました。
ブナは「天然のダム」と呼ばれるほど保水力に優れた木です。
しかし、幹に水分を多く含むブナは、木工品や建築材としては、狂いが大きく、腐りやすく、従来の木工加工技術では乾燥が難しかったため、昔は使い道がなく、薪や炭としてしか使われず、「役に立たない木」として戦後は大量に伐採されていました。
ブナコの誕生
そんな青森のブナを有効活用するため、約60年前に当時の青森県工業試験場(現 青森県産業技術センター)によって開発されました。
ブナの丸太をロータリー裁断により約1mmの暑さのブナ薄板に加工し、これを細長いテープ状に再裁断。このテープをコイルのように巻き重ねて、湯呑み茶碗等を道具として使い、押し出しずらしながら成型するという画期的な技術でした。
その後は、共にブナコ研究に取り組んでいた望月 好夫氏(写真)がデザインを確立させ、現在はブナコ株式会社(旧ブナコ漆器製造株式会社)が製造・販売を担っています。
ブナコのエコ
水分が多いことが弱点のブナ材を薄いテープに加工することにより、十分乾燥させることができ、ブナ材の弱点を克服しています。
ロクロ挽きによる木の立方体を削って作る製法に較べ、少ない木材資源で加工することができる環境にやさしいエコな製法です。
製作工程
この素材もおすすめ
PAPER INK︎ペーパーインク︎
少量の水に紙片を浮かべ、にじみ出した色をインクとして使う筆記用具。
あざやかな青色の正体は花びらを絞った水。江戸時代から携行用筆記具としても愛用されてきた、伝統的な「靑」です。
- #機能性
- #生物由来
- #染色
- KYOTO
Wood Textile “MOC-TEX®”︎ウッドテキスタイル MOC-TEX®︎
木材を配合した植物性テキスタイル。皮革のような質感が特徴です
- #サーキュラーエコノミー
- #しなやか
- #生物由来
- #人工皮革
- #木材
- #やわらかい
- #遮光
- #軽量
- #フレキシブル
- #造形
- #サスティナブル
- KYOTO
- TOKYO
Basilisk︎バジリスク︎
自己治癒するコンクリートの原材料。バクテリアとポリ乳酸の混交材。
- #機能性
- #ナノテク
- #サーキュラーエコノミー
- #生物由来
- #セメント
- #かたい
- #先端素材
- KYOTO