- Event Report
循環型経済のための素材、そして素材のための循環型経済 – crQlr Summit Report 2; Materials and the Circular Economy
循環型経済をデザインするグローバル・アワード『crQlr(サーキュラー) Awards』の審査員や受賞者が集うディスカッションイベント『crQlr Summit』より、Day2に実施された「循環型経済のための素材、そして素材のための循環型経済」をテーマにしたセッションのレポートをお届けします。
(*本記事は、FabCafe Webより転載したものです。元ページはこちら。)
crQlr Summit Day2は、「Materials for a circular economy, Circular economy for materials(循環型経済のための素材、そして素材のための循環型経済)」をテーマに開催されました。
循環型経済の実現において重要な概念として「ゆりかごからゆりかごへ(cradle to cradle)」があります。資源のゆりかごである地球から得た素材を使ってものをつくり、ゴミとして捨ててしまうのではなく、再び資源として活用するということです。言い換えれば、循環型経済をめぐる議論の中心となっているのは、素材なのです。
世界にはバイオマテリアル、リサイクル素材、材料供給の透明性など、インサイトに溢れた事例が数多くあります。今日、私たちが問うのは、特異な例外ではなく、循環型経済において普及する素材とは何か。さらには普及することを阻む障壁とは何なのか? 審査員のキーノート、そして受賞者へのオープンフィードバックから、これらの問いに迫りたいと思います。
The Judges keynote
crQlr Summit Day2は審査員からのキーノートで幕を開けました。審査員それぞれがどのようなプロジェクトを手掛け、どのような視点から評価が行われたかが話されました。
Ana Laura Cantera
私はアーティストとして、そしてリサーチャーとして、複数のバイオマテリアルのラボに関わってます。このキーノートでは、そのうちいくつかのプロジェクトについてお話したいと思います。
都市ではさまざまな廃棄物が出ます。私たちが着目したのはアルゼンチンで毎年ひとりあたり100リットル飲用しているマテ茶(Yerba Mate)でした。年間125トンも廃棄されているマテ茶の茶がらからバイオマテリアルをつくりました。
マテ茶からはサンダルやランプ、ペンダントなどのアクセサリーをつくることができますが、興味深いのはバイオプラスチックです。私たちはバイオプラスチックを活用して、テクノロジーを循環型経済に組み込むことを試みました。
バイオプラスチックは熱湯をかければ溶けてなくなります。たとえば電子アートなどでArduinoを使ったプロトタイピングに使えば、フレキシブルでウェアラブルなデバイスがつくれると同時に、環境負荷の高いプラスティックなどの素材を使わずに済みます。都市で問題になるE-Wasteへのソリューションとして活用できます。
また、パンデミックではマスクのデバイスをつくりました。アルゼンチンのタンゴダンサーたちは、新型コロナウィルスのパンデミックにおけるさまざまな規制によって活動が困難になりました。そこで、彼らがニューノーマルの環境でダンサーとして活動することをサポートできるプロダクトを開発しました。それがペットボトルやキャップなどのリサイクルプラスチックなどを活用したマスクのデバイスです。銀ナノ粒子のフィルターを搭載し、ウィルスの活動を抑制します。さらに彼らの非常に激しい動きと呼吸の多さをカバーするサイズでつくられています。
– Design has the power to change the world
by Carole Collet
crQlrへこの言葉を贈ります。デザイナーやクリエイターは「変化をつくる」という仕事をしていく上で、人々の生活を変化させる社会的責任を負っています。
それぞれの素材にはそれぞれのストーリーと、ひとの感情を引き出すものをもっている。それらを常に私のプロジェクトの中では協調させるようにしています。
UNITREF University バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授
Ana Laura Cantera
バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授。国立トレスデフェブレロ大学(UNTREF)でエレクトロニック・アートの修士号を取得。ラスアルテス大学(UNA)でビジュアル・アートの学士号と、アート教育の学位を取得する。彼女の作品は、自然、地域、人間以外の生物との対等な関わり合いをコンセプトにしている。設立した菌糸体についての研究ラボ、Mycocreaでは、デザインを成長させ、新しいバイオマテリアルの研究を行っている。最近では、MITのGlobal Community Bio Fellowsにてフェローシップを授与し、コンコルディア大学でのELAP Emerging Leaders in the Americas Programを修了。Itaú Artes Visualesではロボティック・アート部門で最優秀賞を受賞した。
https://www.instagram.com/analauracantera/
Anita de Wit
私はオランダにあるReBlendという、循環型のテキスタイルへの移行を推進する財団の創設者です。私は大学で経済を学び、15年間、ビジネス戦略のコンサルタントとして仕事をしていました。そのキャリアの中で、違和感を感じていたことは、どんな企業も熱心にサステナブルなビジネス戦略について話しますが、その後、けっきょくいつもの仕事に戻っていくということでした。つまり、ビジネス界ではサステナブルな社会の実現への熱意と実践は協調していないのです。この違和感を払拭し、何かを変えるためには、自分でやるしかないと思って2013年に始めたのがReBlendでした。
ReBlendが行っていることは、廃棄され、通常はゴミ焼却所に送られる古着を、ふたたび利用可能なテキスタイルにし、再資源化すること。
ReBlendのプロジェクトのひとつとして、私たちはイタリアのデニムの生産を手掛ける企業と協業し、リサイクル糸でつくられるデニムを製作しています。現在は70パーセントを廃棄された衣服、30パーセントをリサイクルポリエステルで構成される糸をつくることに成功しています。今後のチャレンジはポリエステルを、セルロースなどより自然な素材で代替することです。
さらに私たちはテキスタイルの循環型経済をオランダ北部でつくることに挑戦を続けています。オランダ北部のテキスタイル企業は天然ガスの生産需要で大きな被害を受けました。私たちはテキスタイル企業に機会を提供し、持続可能な経済を模索しています。
既存のシステムとは異なる、循環型のシステムをいかにつくっていくかを考えるとき、私たちは常に「これまでと違ったゲームをする」ということを意識しています。そして3つの信条を常に大切にしています。
ひとつめは、課題解決には、インパクトのあることをつくる必要があります。たとえば私にとってテキスタイルは、人生のすべてでありアイデンティティです。しかし現在、テキスタイルインダストリーはもっとも世界を汚染しています。ここにインパクトのある出来事を起こすことは、大きな課題解決につながります。
ふたつめは、新しい視点と新しいアイデア、そしてルーティンを歓迎することです。
そして3つ目は、新しいシステムのための変化を起こすためには、既存のシステムとつながりを持ち、既存のバリューチェーンへの“橋わたし”をすることです。
ReBlend / Founder
Anita de Wit
ReBlendの創設者。アムステルダム自由大学で経済学の修士号を取得。
より良いビジネスの創造・革新的なビジネスモデルの開発・持続可能なビジネスの発展をテーマに、大企業のコンサルティングやプロジェクトマネジメントに長年携わる。コンサルタントが立てる戦略的計画と、変化の適応が難しい日々のビジネスの現実には、大きな乖離があることに気づく。より大きなインパクトを与えるために、アニタ氏は、オランダの繊維廃棄物から循環型のテキスタイルをつくるReBlendを創設した。誰しもが服を着ており、アイデンティティーの一部であり、テキスタイルのない世界は想像しがたいことから、ファブリックやファッションの製造方法を変えていくことに力を注いでいる。
The Winner’s Pitches
続いてのセクションは、受賞者たちのプロジェクトのピッチです。タイ、台湾、そしてイギリスをベースとする受賞者たちのプロジェクトの紹介が、熱意いっぱいに行われました。
Green Road by Dr. Wechsawan (“Dr. Pow”)
グリーンロードは、プラスチック廃棄物の寄付を募り、床ブロック、道路、机、ベンチなどのアップサイクル材料を生産するタイのボランティアグループ。これらの製品は、学校、寺院、公園、公共スペースなどに寄贈され、環境に配慮したライフスタイルで人々の生活の質を向上させることを目的としています。
私たちは年間で3億トンものプラスティック・バッグ(ビニール袋)を使用しています。これらは海洋を汚染する原因にもなり、廃棄されると、埋め立て、あるいは焼却され、土壌と大気を汚染します。しかし、プラスチック廃棄物をアスファルト舗装材として再利用すれば、エコな道路をつくることができます。エコフレンドリーであり、さまざまな問題解決を行える。それが私たちの提案するアップサイクルです
■ crQlr Awards Balancing Prize / Green Road : Upcycling plastic waste to pave roads
REstone by REnato lab / Chia-Hsiang Wang
REnato labはE-Wasteのアップサイクリングを行う組織です。「REstone」は、回収されたプリント基板のガラス繊維と再生プラスチックで作られたアップサイクルの人工石です。REnato labは、2014年から回収業者、リサイクル業者、デザイナー、メーカーと協力し、廃プリント基板(WPCB)を人工石に変えています。
私たちは数多くのデジタルデバイスに囲まれて生きていますが、PCの基盤の85.92パーセントはリサイクルされません。プリント基板からつくられる人工石REstoneは、リサイクル素材の活用を促進することで天然資源を保護する好循環を確立することに貢献します。最近開発したREstone 3.0は、従来品に比べて高い炭素削減が可能で、建築にも使われています
■ crQlr Awards Boardstones Prize / REstone
Amphitex by Jun Kamei
自然が好きな人には必須のアウトドアウェアですが、これらに使用される防水透湿生地(WBT)は、深刻な環境汚染を引き起こしています。異なる素材を接着して作られるWBTはリサイクルが不可能であり、毎年約3億m2の使用済みウェアが廃棄されています。また、生地を撥水にするためにPFCと呼ばれる有害な化学物質が使用されており、PFCは生物の体内に蓄積され多くの健康被害の原因となります。更に、ゴアテックスの様なWBTにはPTFE膜が使用され、これらは焼却処分時に有毒ガスを発します。AMPHITEXは、従来のWBTを代替でき、100%リサイクル可能で、PFCとPTFEを含まない持続可能な素材です。PFC規制が導入されるEU市場用に開発された製品であり、B2Bでスポーツウェア・アウトドア衣料品メーカに提供しています。既存のWBTをAMPHITEXに置き換えることで、300万tのCO2を削減し、5000tのPFCの環境流出を防ぎ、5000万tもの真水を節約することができます。
雨や雪、風から守ってくれ、自然を身近に感じられることを助けてくれるアウトドアウェアは、皮肉なことに自然に対し非常にアンフレンドリーな素材でできています。これらはリサイクルするようにつくられていないため、廃棄されると焼却されるか、埋め立てられます。アウトドアウェアに使われているコーティング剤のPFCやPTFEは焼却処分すると有害物質となります。そして埋め立てられれば、3億平方メートルもの広さになり、これはロンドンにあるハイドパーク200個分に相当します。AMPHITEXはこれらのアウトドアウェアの短所を克服するためにデザインされた素材です
■ crQlr Awards Best Industry Perspective Prize : AMPHITEX: 100%リサイクル可能かつ有害PFCを含まないアウトドア・スポーツウェア用機能テキスタイル
The Feedback
審査員、受賞者ともに活発な意見交換が行われた1時間にわたるフィードバックとクロストーク。その模様は、各登壇者やプロジェクトの紹介とともに、YouTubeで公開されています。また、すぐにでもご覧になりたい方のために、ハイライトをいくつかご紹介します。
Feedback summaries:
Ana: とても刺激的な内容でした。私がとくに素晴らしいと感じたのは、いずれのプロジェクトもリサイクルソリューションに終始せず、教育的な側面を持っていたことでした。
REstoneのプロジェクトはとても興味深かったのですが、こちらはどのようなプロセスを経ているのでしょうか?
Wang: そうですね、まずは台湾北部のリサイクル業者と協業してPCボードを分解します。まずはシュレッダーマシンで粉にします。それをマグネットなどをつかって鉄や銅に分類し、最終的にはグラスファイバーだけをとりだし、プラスチックのウッドボードへ成型します。
Ana: ありがとうございます。ぜひアイデアをピッチするときはそのプロセスもストーリーとして話すと良いと思います。あなたがテーマにしてるE-wasteは、社会的・政治的に非常に大きな問題です。それゆえ、ナラティブなストーリーがプロジェクトに組み込まれていると、社会的により認知されると考えられます。キーノートでもお話しましたが、それぞれの素材はそれぞれのストーリーを持ち、ひとの感情を引き出すのですから。
Anita: 私は、企業や組織においてもっとも重要なことは経済的側面だと考えています。そして企業や組織としての意思決定において、経済的な側面は非常に重要です。エコロジーコストと、金銭的な価値、社会的便益をどのように考えて意思決定を行っていますか?
Jun: アウトドアウェアに求められる性能を持つテキスタイルの価格は、1平方メートルあたり8〜20ポンドが平均的です。私たちは、AMPHITEXを約5ポンドで製造し、約10ポンドで販売することができます。
また、PTFEのカーボンフットプリントについては数字があり、役立てています。年間の世界のPTFEの全生産量は48万トンです。そのうちテキスタイルに使用されている量は4万8千トン。このカーボンフットプリントは年間0.46百トン CO2eqであり、これは全テキスタイルのカーボンフットプリント中0.038パーセントに相当します。第三者機関に依頼して、私たちの製品のインパクトを測ればより深いインサイトが得られると思います。
社会的便益については、WBTやPFCを含んだテキスタイルは最終的に焼却処分されたときに毒性のあるガスを出すわけですが、それらの影響を受けているのが先進国ではなく途上国である場合が多いのです。よってこれらを除去することによって途上国にもたらされる社会的便益は大きいと考えられます。
Anita: ありがとうございます。Dr. Powどうでしょうか?
Dr. Pow: 利益には直接的なものと間接的なものがあると思っています。私たちが直接的に得ている利益というのはゼロです。しかし、プラスチックを再利用することによって間接的に得る利益は非常に大きいと考えられます。
Crosstalk summaries
――循環型素材を普及させる上で、強い影響力を持つものとは何か? また、普及することを阻む障壁とは何なのか?
Ana: ラテンアメリカを例にとると、普及にせよ、障壁にせよ、強い影響を持つものは社会そのものだと思っています。現在、人々は消費の仕方を変えようとしている動きがあります。その一方で、政府は循環型素材を開発し、循環型経済を後押しする企業等を支援する指針を持ち合わせていません。リサイクルには一般的な生産よりもコストがかかるため、社会的な影響力が必要です。
Dr. Pow: タイではまだまだ循環型経済のモデルが普及していないため、人々の理解も追いついていないですね。
Jun: イギリスには社会的に後押しする風潮はありますね。私たちはスポーツウェアをやっていますが、似たような企業はたくさんあります。その結果、大企業などのビッグプレイヤーも循環型素材に強い関心を持っています。私自身も、イギリスやEUで似たマインドセットの方に囲まれていることは心強いですね。
Anita: Junに賛同します。オランダでは、新型コロナウィルスのパンデミックが後押しをしたように思います。パンデミックによって人々は、この国でものがつくられていないことを改めて認識しました。多くはアジアからもたらされ、EUでもつくられていなかったのです。しかしパンデミックによって物資の行き来が滞ったことで、より近い場所でものをつくり、資源を小さなループの中で循環させるべきであることを再考する人が増えました。この変化はとても興味深いことでした。
Wang: 台湾の企業は、政府の方針で、一定の割合で循環型素材を使うことになっていますね。しかしその一方で、法的な制約もあって、循環型素材は、いわゆる一般的な原材料より金額が高くなっています。それゆえに普及が進んでいませんね。
――質問を変えて、自然を中心に考えたデザインは、どんな意味であなたのプロジェクトを後押ししますか?
Jun: そうですね、会社を始める前は、研究者として、日本の大学で素材の研究をしていました。とくに、生物由来のマテリアル・イノベーションに強い関心を抱いていました。そのときの知識や経験がAMPHITEXの開発につながっています。
生物を見ていると、私たちよりはるかに物質を循環させるのが上手です。自然はインスピレーションの源ですね。
Ana: 興味深いですね。すべての循環型素材は自然から何らかのインスピレーションを受けているだろうと思います。私は自然のさまざまなものを素材として扱っています。たとえばキノコもそうです。そうして気づくのは、自然の中の素材というのはすべてがつながって特定の役割を果たす構造物のようなものであるということですね。
Dr. Pow: 道をつくる簡単な方法は木を切ってしまうことです。 しかしそれは自然を第一に考えた方法ではないですよね。Green Roadでは、道路を作る時に木を切るわけではなく、木をよけて道をつくる方法を考えます。それが自然と共生していくということなのだと思います。
――プロジェクトにおける次のゴールやベンチマークについて教えて下さい。
Jun: 現在は、異なるリサイクル手法について探っています。つまり機械的に行うリサイクルや化学的なリサイクルを試みています。また、リサイクルのスケールを大きくしていくことも進めていますね。
Dr. Pow: Green Roadによって、タイと世界両方におけるプラスチックのリユースを促進し、廃棄を防いでいくことですね。
Wang: あらゆる種類の廃棄物を利用する方法を見つけ、そして再利用によって利便性を生み出してきます。REstoneは私たちのプロジェクトの1つにすぎません。これからは異なる種類の材料で新しい製品を作ったり、資源の浪費を削減していきたいと思います。この目標を達成するために、私たちはこれからもベストを尽くしていきたいですね。
Final Closing
サミットは企画運営を担当したKelsieのクロージングトークで幕を下ろしました。
Kelsie: 本日はありがとうございました。とても実りある議論でした。皆さんの話をメモしている手が熱くなりました。特に印象に残っているのはDr. Pow の「プラスチックに価値を与える」という考え方です。現在私たちがプラスチックの価値が低いと感じるのは、それが廃棄物だからです。プラスチックの歴史について考えてみました。おそらくプラスチックが発明された当時は、とても画期的な素材だったはずです。まさか現在のようなことになるとは思ってもみなかったことでしょう。また、当時のひとびとは、この美しいGreen Roadのプロジェクトのようなことが現実になることも予測できなかったことでしょう。私は今日、ここに本当に美しい希望を見出すことができました。気候変動の問題や、循環型社会へ移行するための課題は山積していますが、今日はみなさんのお話を聞いて希望が湧いてきました。本日の審査員、受賞者の方々、本当におめでとうございます!
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About crQlr
crQlrは、循環型経済を基盤とした新しい社会の実践者と未来の創造者を支援するグローバルコンソーシアムです。循環型プロジェクトのサポートをご希望の方は、こちらまでご連絡ください。
ORGANIZER / 企画・運営
FabCafe Tokyo CCO (チーフコミュニティオフィサー)
ケルシー スチュワート|Kelsie Stewart
入社以来、バリスタ、カフェアドバイザー、FabCafeグローバルネットワークのコミュニケーションコーディネーター、FabCafe ウェブサイトライター、デザイン思考ワークショップのファシリテーターと幅広く、業務を務める。また、FabCafe CCOとして、FabCafe Global Networkのまとめ役を務め、世界各地のFabCafeのローカルクリエイティブコミュニティの育成と、それらのコミュニティとグローバルネットワークを繋ぐことを行っている。 加えて、持続可能な開発目標の短期的な解決策を作成することを目的とした2日間のデザインソンであるGlobal Goals Jam(GGJ)の東京開催の主催者でもあり、本イベントを過去に東京、バンコク、香港の複数都市で企画・実施した。
https://loftwork.com/jp/people/kelsie_stewart
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター
飯田 隼矢
半導体メーカーで開発職として8年間働いた後、アートとデザインを学ぶために渡英。ロンドンのCentral Saint Martins College of Arts and Design グラフィックデザイン学科を卒業。帰国後、アート・建築・デザインを手掛けるSANDWICHでのグラフィックデザイナーを経て、2018年にロフトワークに入社。
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター / デザインエヴァンジェリスト
北島 識子
東京造形大学でグラフィックデザインを専攻し、卒業後、新卒でロフトワークに入社。持ち前のクリエイティビティを活かし、大手コミュニティサイトのコンテンツ制作から、美術館サイトをはじめとした中~大規模サイトのCMS導入、iPhoneアプリの企画制作まで幅広いジャンルのディレクションを手がける。
https://loftwork.com/jp/people/satoko_kitajima
株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。