Material Driven Innovation Award 2022
Material New Narrative /
素材の新たな価値を探るマテリアルアワード
テーマ : 暮らしをWell-Beingにするマテリアル
新しい生活様式「ニューノーマル」が浸透したいま、健康と幸福を見つめ直し、心豊かにより良く生きるWell-Being(ウェルビーイング)な暮らしに人々の共感が生まれています。それに呼応するように、私たちの暮らしや社会のなかでWell-beingを実現するサービスや製品が急速に求められています。この高まる需要のなか、幸福に貢献する製品を生み出すにはどのような開発・更新をおこなえばよいのでしょうか。
本アワードでは、人や地球環境のWell-Being(ウェルビーイング)に貢献する、革新的なマテリアルを募集します。
「Material Driven Innovation Award 2022」では、ものを構成する最小単位で、イノベーションのピースとなるマテリアルをさまざまな角度から見つめ直し、私たちにとってのウェルビーイングを考えていきます。マテリアルはいかにして新たな価値をもち、産業を向上させ、人々のより良い幸福を生み出すことができるのでしょうか。
アワードからこれまで気づかなかった新たな価値の発見、可能性を探ります。
これまでの暮らしを支えてきたマテリアル、さらにはこれから生まれてくる革新的なマテリアル。
これらはいかにして新たな価値をもち、産業を向上させ、人々のより良い幸福Well-Beingを生み出すことができるのでしょうか。
アワードからこれまで気づかなかった新たな価値の発見、可能性を探ります。
Material Driven Innovation Award(MDIA)とは :
Material Driven Innovation Award(マテリアル・ドリブン・イノベーション・アワード)は、革新的なマテリアル(素材)や製品、技術を扱うメーカーを対象とした、マテリアルから生まれる新たな意味を探るデザイン賞シリーズです。
毎回、世界のトレンドや産業界、生活者のニーズに基づいたテーマを設定し、そのテーマに沿ったデザインアワードを開催します。第一弾である2022年春のシリーズは、人間の幸福と生活を向上させる「暮らしをWell-Beingにする」をテーマにマテリアルの価値、可能性を探ります。
MTRL by Loftworkは、素材起点のイノベーション、「マテリアル・ドリブン・イノベーション」の熱心なサポーターとして、世界中の革新的な素材を探し求めています。私たちは、業界のリーダー、クリエイターとともに、未来のWell-Beingを共創するだけでなく、アワードを通して関わるみなさまと、私たちにとってのWell-Beingの価値を発見してもらいたいと考えています。
Global × Japan
「World Population Review」によると、ヨーロッパの国々は毎年、「生活の質」のランキングで常に上位を占めています。今回、海外からの生活視点を取り入れるために、ヨーロッパのグローバルパートナーであるFabCafe Barcelonaを、「Material Driven Innovation Award 2022」の公式グローバルオーガナイザーとして招聘しました。ヨーロッパ各地でも魅力的な素材を集めることで、グローバルなコラボレーションを促したいと考えています。
MTRLについて
MTRL by Loftworkは、世界中の素材メーカーを中心に、素材起点のイノベーション「マテリアル・ドリブン・イノベーション」の創発を支援しています。
従来の製造業では、思いがけない発明、高度な機能の開拓こそがイノベーションを創出するとされてきました。しかしそれだけではイノベーションを実現することは困難です。ものづくりでは、モノのイノベーションではなく、“意味”のイノベーションが、企業価値の源泉になりつつあるのです。
「なぜ開発するのか」「それは私たちの生活に意味があるものなのか」。私たちは「意味づくり」のプロフェッショナルとも言えるデザイナーが活用してきた思考の道具を、ものづくりの「現場」へ配りたいと考えています。
募集概要
テーマ : 「人の暮らしをWell-Beingにするマテリアル」
Material Driven Innovation Award(MDIA)は、「人の暮らしをWell-Beingにするマテリアル」をテーマに人や地球環境の幸福に貢献する製品を生み出す可能性のある、革新的なマテリアル全般を募集します。
- マテリアル(素材)、製品、技術(センサーデバイスも含む)、作品、サービスなど、幅広い「マテリアル」を募集します。
- すでに製品化されているものから、プロトタイプ、作品なども幅広く受け付けています。
- 利用シーンがわかる画像と素材や製品の単体画像応募点数に制限はございません。
- 現物をお送りいただく必要はございません。
応募期間
2022年1月25日(火) – 2月25日(金)12:00(日本時間正午)
募集対象(こんな方におすすめ)
- 材料やそれに関連した技術開発を行う企業
- 素材に興味のある、クリエイター / デザイナー / アーティスト / 学生
審査基準
このアワードでは、材料やそれに紐づく技術開発を行う企業はもちろん、クリエイター、デザイナー、アーティスト、学生からの応募も歓迎します。
テーマに沿った素材の可能性を評価します。応募の際には、素材の名称、特性、製造工程などの情報が必要となります。
■機能: 素材の持つ可能性(ファンクション)
その素材の機能が、使用される製品にどのような新しい価値をもたらすのか。異素材や異業種とのコラボレーションなど、多様な可能性を秘めているか。
■意味: 豊かさに貢献していること(人間や地球環境にといって、よいこと)
その素材がどのように豊かさに貢献しているのか(=人間や地球環境にとって良いものであること)。素材そのものが社会にどのような影響を与え、その素材を使うことで社会がどのように変わるのか?
■物語: ストーリーが一貫していること(長期的な価値)
この素材が伝えたい全体的なメッセージは何か、そしてどんなストーリーを通して伝えたいのか。短期的な価値ではなく、長期的にどのような価値を生み出すことができるのか。質の高い特性を持った素材か、素晴らしいストーリーを持った製造プロセスの素材か。
応募に必要なもの
ご応募には画像やテキストのご用意が必要となります。
応募項目や、必要な画像のサンプルをご用意していますので、ぜひご覧ください。
参加メリット
ポイント1. 今回のテーマであるWell-Being(ウェルビーイング)の理解が進む。
抽象的で具体的なイメージがしづらい「その材料が地球/環境/ひとに優しい(=Well-beingである)」とはどういうことか、それを自社製品や作品に紐づけて再確認できる。
ポイント2. 材料の持つ価値やブランディングを問い直すきっかけに。
材料の持つ価値はスペックや機能訴求だけではない、生活者の感性に働きかける「感動」や「共感」を得るような「感性価値」を質的で根源的な意味を問い直すきっかけになります。
ポイント3. Well-Being(ウェルビーイング)実践者の仲間が見つかる。
材料の開発や価値の訴求に日々邁進するメーカーやクリエイターなど、同じ価値観を有する仲間も見つかります。また「Well-Being」で豊かな社会の実現に向けた研究者、実践者から、その材料に対して具体的なフィードバックが得られます。
世の中で開発が急務とされている「Well-being」を実現するためには、どんな観点、情熱を持って材料開発を行い、価値を訴求していく必要があるのでしょうか。このアワードを通して、みなさんと考えを共有することで、その答えがきっと見つかるはずです。
受賞について
Award Winner(大賞1点、ファイナリスト3点)
大賞(1点)
- 日本国内のFabCafeで展示/プロモーション(例 : マテリアルサンプルボックスなど)※受賞マテリアルによって調整
- ウェルビーイングマテリアル活用アイデアワークショップ
- 受賞マテリアル選定記事
ファイナリスト(3点)
ウェルビーイングマテリアル活用アイデアワークショップ
受賞マテリアル選定記事
参考イメージ
マテリアルサンプルボックス
大賞に選定された1点の素材は、その製品をパッケージできる範囲でパッケージ化。このきっかけから、素材に対して新しい興味や関心、出会いが生まれることでしょう。
ウェルビーイングマテリアル活用 アイデアワークショップ
大賞/ファイナリストに選定された4点の素材を題材に、「ウェルビーイング」な観点で素材の活用方法を発想するワークショップを一般向けに開催します。これまでとはまた違った素材の用途などを考える機会になります。
受賞マテリアル選定記事
大賞/ファイナリストに選定された4点の素材を題材は、どのような観点から「ウェルビーイング」に貢献するのか、審査会での様子と共に、その選定基準や素材が持つ可能性について、レポーティングいたします。