Hikkake ひっかけ
模様の輪郭をかたどった金型で繊維をすくい、模様をつくる越前和紙の技法「ひっかけ」。
越前和紙ならではの技法のひとつ。
※最新の在庫については製造元にご相談ください。
ひっかけとは
三椏・楮などの繊維を、薄い金属の型板に引っかけ、簀に付着させ、地紙に漉き合わせ(※)る技法で、戦後開発された。繊維を互いに絡ませるのではなく、同一方向にそろえる手法は、画期的な工夫といえる。
– 福井県和紙工業協同組合 サイトより
※ 漉き合わせ(すきあわせ):二枚の紙をそれぞれの漉槽で漉き上げて、合わせることで1枚の紙にする技法のこと
地紙と模様部分で異なった繊維を用いることにより、光沢の違いという形で模様が浮き上がる。
ひっかけ用の金型も相当数種類が存在し、模様部分の素材も三椏、楮などの天然繊維の他、近年は化学繊維を使用するなどの挑戦が行われている。
山伝製紙株式会社
明治初年度より、手漉きチリ紙製造を営み、昭和8年に手漉き美術小間紙に転向、昭和38年に機械抄紙に転じ、伝統的な越前和紙のみならず、これまでの経験と技術を用いて、機能紙など様々な業態に対応し、現在に至る。
この越前の地に根付いてきた越前和紙の技や精神を守りつつ、新しい技術やチャレンジ精神を持ち、和紙の伝統・社会・未来をつくります。
伝統技法「ひっかけ」に使用する金型を製造する職人もいなくなり、また印刷技術の発展により、「ひっかけ」の需要も減ってきた昨今。
山伝製紙は、越前和紙の産地でも「ひっかけ」を機械抄きするほぼ唯一の製紙メーカー。これからも「ひっかけ」を残していくため、職人を募集してます。
この素材もおすすめ
Richlite︎リッチライト︎
再生紙にフェノール樹脂を含浸させた素材。天然木のような風合いがあり耐久性や耐熱性も併せ持つことから、建材や楽器のパーツなど、様々な場面で使用されています。
- #サーキュラーエコノミー
- #アップサイクル
- #紙
- #樹脂
- #かたい
- #遮光
- #造形
- #サスティナブル
- #日本
- TOKYO
- NAGOYA
- KYOTO
Tosa Tengujo Paper︎土佐典具帖紙︎
世界の文化財修復を支える、極限の薄さと粘り強さを兼ね備えた和紙
- #伝統工芸
- #紙
- #繊維
- #やわらかい
- #透過性
- #軽量
- #フレキシブル
- KYOTO
- NAGOYA
HEIWA PAPER SAMPLE︎平和紙業 紙見本帳︎
色・柄・風合いの豊富な高級紙や特殊紙「ファンシーペーパー」を展開する紙の老舗専門商社の紙見本帳
- #紙
- TOKYO