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MTRLディレクター三井が日本デザイン学会 第73回 春季研究発表大会で口頭発表
■ 発表内容
タイトル
国際協力におけるデザインプロジェクトへの継続参加につながるエンパワーメント要因の検討
ーラオス人民民主共和国で実施した Champayayam Project に継続参加した受益者のTEMの作成をもとにー
概要
本研究は、長岡造形大学がラオス北部シェンクアン県ペク郡で実施したJICA草の根技術協力事業「デザインプロセスを活用した持続的な観光商品の開発及び質向上プロジェクト(通称:Champayayam Project/CPP)」を対象に、日当や謝礼の有無にかかわらず継続的に活動へ参画してきた住民4名へのインタビューをもとに、複線径路・等至性モデル(TEM)を用いてエンパワーメント要因を分析したものです。
SPEAKERS
株式会社ロフトワーク MTRL クリエイティブディレクター
三井 琳世(Mitsui Rinze)
プロフィール
三重県出身。長岡造形大学視覚デザイン学部で映像・写真・サインデザインを専攻し、同大学院造形研究科を修了。JICA草の根事業「東南アジアにおける観光商品開発プロジェクト」に2年間従事し、地域の人々やコミュニティへの影響を、デザイン思考と複線径路等至性アプローチ(TEA)の手法で調査・分析。ロフトワークの「未開拓なモノ・コトをクリエイティブを通して探求する」文化に惹かれ入社。趣味はアートやデザイン展の巡り歩き。
▶ プロフィール詳細 https://loftwork.com/jp/people/rinze_mitsui
■ 本研究の背景:JICA草の根技術協力事業について
本発表の対象となるChampayayam Project(CPP)は、長岡造形大学がJICA草の根技術協力事業の採択を受け、2022年8月から2025年4月にかけてラオス人民民主共和国 北部シェンクアン県ペク郡で実施した、観光商品開発支援事業です。
シェンクアン県は、2019年に世界遺産登録された「ジャール平原の巨大石壺遺跡群」を有する一方で、インドシナ戦争期の空爆による不発弾汚染が今も農地利用や生活基盤に影響を及ぼし、住民の現金収入確保が課題となっている地域です。本事業では、織物・ハチミツ・茶葉といった地域資源を活用し、住民が主体的に観光商品の開発と質向上を継続できる状態を目指して、デザイン思考・デザインプロセスを軸とした技術支援を行ってきました。
活動の中では、住民が線描を用いて自由にパッケージデザインに参加できる仕組み「Brut de sign」や、家庭に眠っていたラオス伝統衣装スカート(シン)を活用したアップサイクル商品の開発などが生まれ、現在はシェンクアン県内6か所でのパイロット販売や、ブランドロゴを用いた商品展開にまで発展しています。
三井は、本事業に現地調整員として事業開始時から携わり、本研究はその経験から導かれた知見をもとに行われたものです。
▶ プロジェクト成果の詳細記事(JICA公式)デザインの視点で、売れる観光商品開発を!(2025年)
https://www.jica.go.jp/domestic/tokyo/information/topics/2025/1569736_67054.html
▶「秘境の国ラオス」デザインプロセスを活用し観光商品の開発へ!(2023年)
https://www.jica.go.jp/domestic/tokyo/information/topics/2023/1531333_14652.html
■ 参加のご案内
ご興味のある方は、ぜひ大会公式サイトより参加登録のうえお越しください。
▶ 日本デザイン学会 第73回 春季研究発表大会 公式サイト https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd73
