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Report : “次世代の心地よさ”を素材からデザインする – feat. 東レ Ultrasuede®(東京編)
一目見ただけで上質さが伝わるテキスタイル。ですが、その真価に驚かされるのは、実際に触れてみた時。しっとりとした余韻を残すテクスチャーに感覚を集中させると、時の流れが止まったかのような、落ち着きと安心感が自然ともたらされます。
東レ株式会社が、ジャパン・クオリティの最先端素材として技術革新を繰り返しながら進化させてきた高感度・高機能素材の人工皮革・Ultrasuede®。ハイブランドのアパレル素材としてはもちろんのこと、ラグジュアリーカーのシートや、ソファなどのインテリアにも使用されているほか、スキンシップを楽しめるAI搭載ロボットの肌素材としても採用され、時代と共に、私たちの感性の可能性を拡張し続けています。
『画期的な個性を持つこうした素材は、未来をもっと“心地よい”場所にしてくれるかもしれない…。』
そんな仮説を元に、東京と名古屋で「触覚のスペシャリスト」×「デザイナー」のトークイベントを開催。触覚から生まれる体験価値について解像度を上げることで、新しい時代の“心地よさ”、そして“価値”の定義を問い直しました。(text : 東 芽以子)
>>> 名古屋編のレポートはこちら
イベント概要
Talk Event “次世代の心地よさ”を素材からデザインする(東京編)
・日時 : 2023年9月7日(木) 19:00-21:00
・会場 : FabCafe Tokyo (東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア1F)
・ゲスト(*五十音順) : 本多 沙映 氏(デザイナー / ジュエリーアーティスト)、渡邊 淳司 氏(日本電信電話株式会社(NTT)上席特別研究員)
・共催 : 東レ株式会社、株式会社ロフトワーク、FabCafe Tokyo▼ イベントページ
https://mtrl.com/event/tokyo/230907_talk-ultrasuede/
Guest Speaker
デザイナー / ジュエリーアーティスト
本多 沙映
デザイナー/ジュエリーアーティスト。2010 年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、2013 年からアムステルダムのヘリット・リートフェルト・アカデミーのジュエリー学科で学び、2016 年に卒業。その後、国内外でジュエリーやアート作品を中心とした作品を発表するほか、コミッションワークも手がけている。
既存の価値体系に詩的なアプローチでゆるやかに疑問をなげかけながら、オルタナティブな美意識を探究。自然と人工物の境界線が曖昧になりつつあるこの世界を俯瞰で見つめながら、新しい価値をかたちにしている。
作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科非常勤講師。グッドデザイン賞審査員。
https://www.saehonda.com/
自然物と人工物を俯瞰するコンテンポラリージュエリー
自然物と人工物の境界にフォーカスし、マテリアルリサーチを通してモノの価値を問う本多さんは、作り手が価値を見出した素材をジュエリーに昇華させる「コンテンポラリージュエリー」を制作しています。日常の中で見つけたゴミと、その周りにある自然物を溶かし合わせた“人工石”シリーズでは、人間の進化と自然との関係性が歴史のように残され、環境問題を提起するとともに、遠い未来には、宝石と並び、地球の歴史の結晶のような価値ある素材になるのではと想像させられます。細部にまで職人のこだわりと技術が行き届く巧みなクラフトマンシップが隠れた“ストーリー”にも着目。大阪の職人が手作業で塗膜を何層も施してつくる人工パールを題材にした作品では、本物のパールを再デザインしたことを意図し、あえて尖った部分をつくることで円を歪ませてウェアラブルなジュエリーとして発表しました。70もの工程を経て仕上がるフェイクファーの端材を繋げて一つの“毛皮”に見立てた作品の企画展示も行っています。
Guest Speaker
日本電信電話株式会社(NTT)上席特別研究員, 上席特別研究員
渡邊 淳司
人間の触覚メカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会に資する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)、『ウェルビーイングのつくりかた 「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド』(共著、ビー・エヌ・エヌ、2023)等がある。
触れられる対象を拡張し、ウェルビーイングな関わりにつなげる
触覚×コミュニケーションの体験が、ウェルビーイングにどのような影響を与えるのか研究している渡邊さん。スキンシップに飢える「スキンハンガー」が常態化したコロナ禍は、触覚技術をどのように活用すべきなのか、深く考えるきっかけになったとのこと。遠く離れた人との通信で、音声と映像に加えて振動を伝送する「公衆触覚伝話」というコミュニケーションメディアを考案しました。また、視覚障害者とスポーツ観戦をする試みとして、チューブでつながれた2つのボールを2人がそれぞれ握り、感情にあわせて力を入れることでもう一方のボールが膨らみ、言語を介さずに感情の高まりを伝え合うことができるツールを紹介しました。心臓の鼓動を四角い振動装置を通じて手の上の触感として感じるワークショップ「心臓ピクニック」では、自身の存在を感じ直すだけでなく、身体情報を名刺のように交換しあうことで、お互いの生命を尊重する社会の実現を後押ししています。こうした触覚情報を交えた体験方法の可能性を探ることで、人同士の関わりがどう変化するのかについて研究を進めています。
https://socialwellbeing.ilab.ntt.co.jp/index.html
東レ Ultrasuede®
次世代の“心地よさ”にTouchする素材
全長900kmの重さが1gにも満たない驚異的な細さの極細繊維の束と、高分子弾性体を立体的に絡み合わせることで1970年に誕生した新素材・Ultrasuede®。絶え間ない技術革新により、天然皮革スエードの風合いや手触りを再現しているだけでなく、軽さ、通気性、耐久性、吸音性などといった優れた機能を兼ね揃えています。そのような高い機能性、快適性を持ち合わせながら、幅広いテキスタイルデザインを可能にし、クリエイティビティに寄り添う素材として、ラグジュアリーカーの内装素材やアパレル素材など多様な用途で採用されています。2015年には、植物由来の再生資源を粗原料の一部に使用し、世界で初めて商業生産を開始。現在は約30%植物由来原料からなる製品も量産生産しており、2020年代後半には100%植物由来ポリエステルを使用したUltrasuede®の生産を目指しているほか、世界の著名美術大学へ素材提供を行うことで次世代のクリエイターを支援し、ヴィジョン(「素材の進化で社会をより豊かに、美しく」)を実践しています。2023年のコレクションテーマは「Touch」。サステナブルが実現する次世代の“心地よさ”や、日本の伝統的技術とテクノロジーが育んだ豊かな感触・質感の加工技術で素材の可能性を広げ、誰かの安らぎや特別な体験に寄り添う=Touchする素材を目指しています。
https://www.ultrasuede.jp/
展示会風景
トークセッション
FabCafe Tokyoで開かれた今回のイベントには、様々な年代のデザイナーやクリエイターなどが参加して下さいました。会場では、まず、参加者がUltrasuede®に触れ、インスピレーションを得た後、ゲストスピーカーの渡邊 淳司さんと本多 沙映さん、そして東レ株式会社 ウルトラスエード事業部の堀口 琢生さんが登壇。ロフトワーク / FabCafe Kyotoの木下 浩佑をファシリテーターに、“心地よい”とは何かをアップデートする問いからトークセッションはスタートしました。
▲ 左から、堀口 琢生さん、本多 沙映さん、渡邊 淳司さん、木下 浩佑
ストーリーが拡張する “心地よさ” の多様性
木下:まずは“心地よい”という感覚について伺わせてください。本多さんは、自然物と人工物をモチーフにジュエリーをデザインされていますが、両極にある二つの対象の境界を“行き来”しながら制作される中で、”心地よい”が意味することが広がったり、新しい選択肢が増えたり、違う世界が見えるなど…どんなことを感じますか?
本多:私が素材とどう向き合っているのかを振り返ると…ものがどうできているかの背後のストーリーを紐解くことで、自分自身とマテリアルとの関係性が変わると感じています。先日、Ultrasuede®の製造工場を見学させていただいたんですが、緻密な計算の上に成り立っていたり、技術や知恵、たくさんの人の気持ちが詰め込まれていたりする。そういう現場を実際に見ることで、自分なりに価値の解釈が広がる“拡張の瞬間”があります。私自身の作品では、人工パールを使ったジュエリーをデザインしていますが、その素材自体は全くのフェイクで、市場価値は本物より劣ってしまいます。でもリサーチして辿りついた大阪のある工場では、ガラス玉の核に塗膜をつけて乾かして…というアナログな作業を何度も繰り返して人工パールをつくっていて、まるで漆塗りのような職人芸だと感銘を受けました。そうしたクラフトマンシップや人の“手垢”を感じる作品を作りたいと思い、ジュエリーに発展させた経緯があります。
渡邊:背景にあるストーリーの大切さは触覚も同じです。後ろから肩を叩かれると、それ自体は単なる“振動”ですが、振り返った時にその相手が家族だったらホッとする。でも相手によっては全然違う反応が起きますよね。触覚は、どういう場で、誰と体験するか、その文脈がないと、価値づけができないものなんです。また、体験の価値を考えるときに、その目的を明示的に示すかどうかというのも大事です。誰かと仲良くなりたいとして、いきなり相手に「仲良くなりたいです!」と直接的にはあまり言いませんよね(笑)。その代わりに「ご飯食べに行きませんか?」と誘う。少し照れくさいけど本質的なこと(新しい関係づくり)の一歩手前に、一緒に楽しめる仮の焦点や目標をつくることが、体験をつくる上で大事だと思います。
堀口:”心地よい”というワードを聞くと、私は立場的にテキスタイルをタッチしてみた感触や、その品質のことをイメージしてしまいます。でも、意識的に感覚や概念の拡張の可能性を考えてみると、渡邊さんの研究されているウェルビーイングに発展する可能性があったり、本多さんの作品のように背後のストーリーが新しい“価値”を与えたり、人々が”心地よい”という感覚が多様化するんだと感じました。
自然物の模倣にとどまらない人工物と、人工物を自然化するテクノロジー
木下:“人工物”はもともと、自然に対しての愛着や憧れを元に“自然物”を模倣することから始まったわけですが、近年、Ultrasuede®をはじめ、テクノロジーの進化によって「自然素材を模した素材」というかつての定義を超えた素材が目につくようになってきていますよね。テクノロジーや工業製品、そして人工物は、今後、どんな存在となることを目指していけるか。皆さんはどうお考えですか?
本多:機能的には、自然物を超える人工物は既に出てきているので、目指す方向性としては機能ではない何かになってくるとは思いますが、私はクラフトのフィールドで活動しているのでクラフトマンシップにとても価値を感じています。フェイクが新しいリアルをつくっていくということが、人工物が自然を超えるということかな、と思います。
堀口:本多さんの仰る通り。我々も、1970年代の開発当初は本革の構造や繊維の太さなどを模倣して、一旦は人工的にスエードをつくってきましたが、時代を経て、新しいクリエイションとして素材を進化させる中で、自然物を超えるという観点からだけでなく、本当に人が感じる“心地よさ”を追求していきたいと思うに至っています。驚きや感動を生む本多さんの作品のように、新しい価値を常に追求していきたいと思っています。
▲ 刺繍加工(左)やレーザー加工(中央)、プリーツ加工(右)が施されたUltrasuede®
渡邊:個人の視点と社会の視点の両方から考えることができると思います。個人の視点からは、例えば、義肢は人工物です。最初につけた時は、きっと異物に感じると思うんです。それが使い続ける中で、だんだんと体に馴染んでいくことで、義肢として意識されなくなり、かけがえのないものになっていく。そういう意味で、ある種、道具だった人工物が、人間の側に入っていったことになった。今後も、人工物が、人間の生活の中でより“自然”になっていくのかな、と思います。社会の視点でも、これまでは、自然物こそが価値あるものであり、それを模していくという思想から、自然物もあれば人工物もあるという選択肢の幅ができました。今後はそれらを相対的に捉えて、それぞれのあり方のバランスをとっていくようになるのかな、と思います。
木下:話が少し飛躍しますが、素材そのものにとどまらず、デジタルテクノロジーも含めた技術の発達が、利便性だけでなく、多様な個人の主観的な “心地よさ” を拡張してくれるのかもしれないと感じています。
渡邊:確かに、テクノロジーによってパーソナライズできる部分が増えたと思います。例えば、義肢の部品を3Dプリンターでつくることができるということは、その人の身体の成長に伴って、適するサイズの部品もつくり変えられていきます。そうすると、プリンターのデータの履歴そのものがその人の歴史になっていきます。今後は、それを可視化することができたり、共有したりできるようになっていくのかなと思います。
意識的予想外、感覚意識的予想内
“心地よさ”の方向性は…
木下:最後になりますが、素材がもたらす“心地よさ”の可能性は、具体的にどんな方向性を持って広がっていくのか、皆さんの考えを教えてください。
渡邊:“心地”と言う言葉が大事だと思っていて。感覚プラス想像力というか…感覚が前提にありつつ、そこに、どんなことが想像されるかによって“触り心地”が変わるのかなと思います。人は何かを触る前には、それがどんな触感か想像するわけです。その予想通りだったり、柔らかそうだと思って触ったら硬かったとか、予想が裏切られたり。触覚は、実際に触れてみないとわからないので、想像力が必要なんです。予測しながら触って「こんな触り心地なんだ!」と実感する。そして、素材が持っている特性とともに、触覚は手にもあれば、足にもあるし、顔にもあるので、素材をどこの部位で触れるかだけでも広がりができるし、素材への触れ方まで考えたら、組み合わせは無限に創造できます。また、テクノロジーで人の予想を超える素材ができるのは素晴らしいことですが、実は予想通りであることも重要です。予想通りである方が人は安心するのです。だから、そのバランスが大事で、予想をいい意味で裏切るけど期待は裏切らないとか、意識的には予想外だけど身体感覚では、”心地よかった”と思える、一定の範囲に収まっているのが大事です。
堀口:渡邊さんと一緒に素材を開発したいところですね(笑)。
本多:今回、展示会場でUltrasuede®を触ってみた時、どこで触るかによって感じ方が違うと実感しました。手のひらで触る感覚と裏で触る感覚が全然違って、裏で触った方がより敏感に感じたり、温度も違うように感じたりして面白かったです。さらに、エンボス加工など二次的な加工を施したり、触る面積が変わるだけでも触り心地が変わる。そういうことを起点に考えると発想がさらに膨らみますよね。渡邊さんが研究されている触覚やコミュニケーションデザインについて、これまでは遠く感じていましたが、素材を通して感じていることや表現するに当たってのプロセスなど、実は共通点も多いことがわかったことは新しい発見です。そして、Ultrasuede®というシンプルな素材から、これだけ多様な“心地よさ”が感じられるんだ!と、新しい扉が開けた気がしています。
堀口:心地よさの概念が多様化していることについてお二人のご経験を伺えて大変勉強になりました。我々東レとしましては、今後、さらなる“心地よさ”や期待以上の“価値”を皆様にお届けするために何をすべきか考えさせられる機会となりました。素材の背後にあるストーリーも提供できる何かをつくっていけたら、と思っています。
渡邊:実は、僕は「ティアラ展」という展覧会がすごく好きでして(笑)。ティアラはその人の一番輝いている瞬間を祝福している気がするんです。子どもが河原の草で編んで好きな女の子にあげたティアラは、素材としてはまったく高価ではありませんが、他者を祝福する新しい価値をつくり出していると思うんです。本多さんのジュエリーの制作背景を伺って、本来ジュエリーってそういうことなのかもと考えさせられました。改めて、触覚という触れ合いや身体的感覚から始まりつつ、それぞれの人が大切にできる、そして、社会的にも価値あるものをつくっていけたらいいなと思いました。今回のトークイベントは、Ultrasuede®という画期的な素材が起点にありながら、本多さんが手がけるジュエリーのようなストーリーの“価値”と、人のこれからの在り方についてを併せてディスカッションできたことが素晴らしいと思いました。
東レのUltrasuede®を起点に開かれたトークイベント「 “次世代の心地よさ”を素材からデザインする(東京編)」。テクノロジーだけでなく背景にあるストーリーによっても“心地よさ”が多様化すること、そして、触れることによって感じ得る新しい価値の可能性は、未来に向かって広がっていることを確信するまたとない機会になりました。
名古屋編では、主観的触覚について研究する名古屋⼯業⼤学 Haptics Lab(触覚学研究室)の田中 由浩 教授と、実験的なアプローチで新素材を開発するプロダクトデザイナー・狩野 佑真さんを迎えて、産業的視点から素材と心地よさについて考えます。
「“次世代の心地よさ”を素材からデザインする – feat. 東レ Ultrasuede®(名古屋編)」レポートはこちらからご覧ください。
Facilitator
株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
Author
FabCafe Nagoya PR
東 芽以子
新潟県出身、北海道育ち。仙台と名古屋のテレビ局でニュース番組の報道記者として働く。司法、行政、経済など幅広い分野で、取材、撮影、編集、リポートを担い、情報を「正しく」「迅速に」伝える技術を磨く。
「美しい宇宙」という言葉から名付けた愛娘を教育する中で、環境問題に自ら一歩踏み出す必要性を感じ、FabCafeNagoyaにジョイン。「本質的×クリエイティブ」をテーマに、情報をローカライズして正しく言語化することの付加価値を追求していく。
趣味はキャンプ、メディテーション、ボーダーコリーとの戯れ。