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MTRL×若手写真家による素材の写真展「MTRL-Captured Material by Photographer」が始動します!
MTRLでは、素材の新たな見え方を提案する写真シリーズ「MTRL-Captured Material by Photographer」をインスタグラムにて始動します。
MTRLに展示されているたくさんの素材をさまざまな若手写真家とタッグを組んでそれぞれの視点で捉え、素材の新たな見え方を提案します。
MTRL-Captured Material by Photographer
■ 公開日
2022年4月8日(金)からアップ予定
■ 視聴方法
MTRL TOKYO Instagramにて随時配信予定
第一弾は平井志直さんによる「Relief」。
素材の持つテクスチャやパターンの中に潜む”素材感”を浮き彫りにし、見る人の中に新たな存在の意味を立ち昇らせます。
Statement ⅰ: 「素材」は、常に何らかの前段階として措定されるわけだが、それはつまり、素材として扱うことを既に了承した/してしまった状態のことである。私たちはとても滑らかに、気づけば素材の先にある何かを考えている。素材そのものを見つめること。周縁に置かれた「素材」なるものを見直すことではない。素材と呼ばれるそのものの名を問うその刹那、素材が「素材」から解放される可能性に私たちは出会う。これは本当に「素材」なのか?
Statement ⅱ: 全体が全体として機能している限り、部分はその境界を見事に隠し通す。しかしながら、分割された(ときに情けないほど弱弱しい線によって!)全体の欠片≒部分を集めたところで同じ形はもう二度と現れない。このとき、私たちは、欠片が平然と存在することの強烈な違和によって部分がまた一つの全体であることに気づき得る。かつてそこに在ったはずのリアリティ?
photographer
早稲田大学, 美術家
平井志直
美術家。早稲田大学文学部文学科英文学コース在籍。翻訳行為や傷、額縁を手掛かりに制作活動を行う傍ら、図らずもしてしまった、見えてしまった、聞こえてしまったことについて考究している。主なグループ展に「P.U.B. vol.2」(新宿LOFT、2019)、「窓より遠くに、眺めるより近く」(Amerika-Bashi Gallery、2021)。撮影に携わった短編映画『願い星流星群』(2019)は STARDUST DIRECTORS film fes.2019賞を受賞するほか、国内外6都市で上映された。
撮影された写真は順次公開予定ですので、是非instagramアカウントをフォローお願いします!