TOKYO

EVENT
受付中

【オンライン開催】研究の社会実装に向けて ― サイエンスインパクトラボ 2025 – 3ヶ月の共創活動の成果発表会

開催日

2025/12/10 (水)

時 間

18:00–19:40 (開場 17:50)

場 所

オンライン

定 員

50名

参加費

無料

ABOUT

MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)が行う共創プログラム、2025年度のサイエンスインパクトラボ(以下、SIL2025)を運営しています。
SIL2025では、先端の研究開発を行う研究者と社会課題解決に取り組むプレイヤーが、約3ヶ月間にわたり、研究の今後につながる社会実装プランを創出するための共創活動を実施しています。
今回、その3ヶ月間の共創活動の集大成として成果発表会を行うことが決定いたしました。成果発表会では、SIL2025に参加した研究者より研究の社会実装プランを発表していただきます。今後の研究の社会実装の可能性について、みなさんと一緒に考えます。

先端研究の社会実装プランとアクションを描く

2025年9月にキックオフした本プログラムでは、先端の研究開発を行う研究者と、社会実装に至るまでの道筋の解像度をより高めるため、社会実装プランを作成しました。また、社会課題解決に取り組む多様なプレイヤーが集結し、約3ヶ月間にわたる共創活動を推進してきました。
社会実装プランの作成においては、研究者の先端研究が目指す社会像、その実現のために必要な「具体的な成果」、そして「次に実行すべき行動計画」の定義といった、プランの骨格を明確にするためのワークショッププログラムを実施しました。

(SIL2025 ワークショップでの議論の様子)

ユニットメンバーの研究者を中心に、ユニットメンバーから多様なステークホルダーと共創した「社会実装プラン」を、本成果発表会にて発表します。参加研究者が描く先端研究の社会実装と、未来のインパクト創出に向けた議論に、ぜひご参加ください。

こんな人におすすめ

  • 企業や団体の新規事業部署の担当者
  • 企業や団体の産学連携に関する部署の担当者
  • ファンド関連の企業、部署の担当者

各研究ユニットの紹介

探究テーマ(宮崎ユニット)

複雑な実生活のシステムにおいて、強化学習を基盤とした意思決定・最適化の社会実装は人々にどんな価値を提供できるだろうか

独立行政法人大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 教授, 明治大学大学院理工学研究科, 兼任講師
宮崎 和光

東京工業大学大学院総合理工学研究科博士後期課程修了。同大学大学院総合理工学研究科助手を経て、現在は、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構教授。博士(工学)。主として、機械学習、特に、強化学習やテキストマイニングに関する研究に従事。
日本機械学会、計測自動制御学会、人工知能学会、電気学会、日本高等教育学会、情報処理学会、日本ロボット学会、IEEE、電子情報通信学会 各会員。

■ユニットメンバー
雙木 弘​美(クウジット株式会社)
堀木 俊(株式会社MAE/mapa)
西浦弘美(株式会社ロフトワーク/MTRL)

探求テーマ(中川ユニット)

探求テーマ(中川ユニット):
パーソナルモビリティ・ビークル​の​社会実装に​おいて、​誰もが​安心・快適に​移動でき、​持続的に​活用される​仕組みを​構築できるだろうか​

大阪公立大学大学院 工学研究科 , 准教授
中川 智皓

東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻博士課程修了。博士(工学)。
専門は機械力学・制御。パーソナルモビリティ・ビークルと人とのインタラクションやディベートを活用したコミュニケーション場のメカニズムデザインの研究に従事。

■ユニットメンバー
吉松​ 駿平(ゲキダンイイノ合同会社)
田渕​ 寛​之​(株式会社ICOMA)
加藤 有​也​(一般財団法人 社会変革推進財団/SIIF)
篠原 彩音(株式会社ロフトワーク/MTRL)

探求テーマ(小林ユニット)

廃棄硫黄の再利用事業は既存のサプライチェーンのどの部分に活用されうるのだろうか

大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻, 助教
小林 裕一郎

北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程修了。博士(マテリアルサイエンス)。専門は高分子化学・超分子化学。廃硫黄を原料とした「硫黄ポリマー」の設計・合成・物性解析を通じて、循環型社会に資する新素材開発を推進している。望んだ構造の硫黄ポリマーを室温(低環境負荷)で合成できる技術を基軸に、分子構造と機械特性の相関を理論的に解明する研究を展開。近年は、産学連携やスタートアップ創出を通じて社会実装にも注力しており、タイヤ材料、接着剤、二次電池など多分野への応用を進めている。

■ユニットメンバー
中西 多公歳(トヨタ自動車株式会社)
二階堂 薫(フリーランス/コピーライター)
矢橋 友宏(Fabcafe名古屋)
小原 和也(株式会社ロフトワーク/MTRL)
三井 琳世(株式会社ロフトワーク/MTRL)

探求テーマ(藤田ユニット)

人類が持続的に世代を継いでいくために、宇宙環境での生物・医学研究にはどんな可能性と課題があるのだろうか?

京都大学 高等研究院 物質細胞 統合システム拠点 , 主任研究者/准教授
藤田 大士

東京大学 大学院工学系研究科 応用工学専攻修了。博士(工学)。
専門は有機化学—ということになっている。ただし、近年は自身の専門領域にこだわらない研究スタイルを主としている。2000年代初頭のノーベル化学賞ブームで専攻を決定した経緯があるが、当人の関心はむしろ専門外のトピックに向いている。言うなれば「化学を間違って専攻してしまった人間」である。そのため、化学の境界領域の広さを利用し、分野横断的な研究を積極的に展開している。化学者というよりは、化学を拠点に越境を繰り返す、専門領域不定の研究者と称する方が実態に近い。

■ユニットメンバー
高知尾​ 理​(株式会社スペースタイム)
高浪 皦(カーン大学[フランス]・シャリテ医科大学[ドイツ]・ヨゼフシュテファン研究所[スロベニア]合同修士課程)
青山 ​新​(anon press)
松本 遼(株式会社ロフトワーク/MTRL)

探究テーマ(土井ユニット)

フッ素化合物の多角的理解を促進し、その分解・回収の重要性を普及させるために効果的なアプローチとはなにか

東京都立大学理学部化学科, 准教授
土井 良平

2016年大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。専門分野は有機化学。北海道大学大学院薬学研究院助教、大阪大学大学院工学研究科助教を経て現職。北海道大学在籍時は二酸化炭素を使ったカルボキシル化反応や脱酸素型のクロスカップリング反応の開発に従事。以降は有機金属化学をベースにフッ素化合物の合成と分解に取り組んでいる。

■ユニットメンバー
杉本​ ​雅明(ホルンフェルス合同会社/AQUONIA REPUBLIC)
田島 章​男(パナソニックホールディングス株式会社 MI本部 兼 パナソニックETソリューションズ株式会社 CEエキスパート)
川口和真(株式会社ロフトワーク/MTRL)

探求テーマ(松本ユニット)

農産副産物由来バイオマス燃料は、どのような持続可能な価値を生み出すことができるのだろうか

地独 北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所 環境資源部 工業試験場 新技術創生研究推進室(兼任)
松本 剛

京都大学大学院理学研究科化学専攻修了。博士(理学)。
現在、地方独立行政法人北海道立総合研究機構にて研究に従事。専門は化学。化学の視点から、バイオマス利活用や嫌気性(けんきせい)発酵、循環型エネルギーシステムの新たな可能性を探る研究に取り組んでいる。特に、地域に眠る未利用資源や産業由来の残渣・廃棄物から燃料や材料といった“価値ある資源“を生み出すことを目指しており、研究成果を社会に還元するための連携や共創も視野に入れている。カーボンリサイクルを軸とした、持続的な地域循環モデルの実現に挑んでいる。

■ユニットメンバー
横浜 ​美​由​紀(株式会社坂ノ途中)
​守田 篤史(株式会社ペーパーパレード)
吉江 美月(株式会社ロフトワーク/MTRL)

PROGRAM

18:00 – 18:10

イントロダクション

18:10 – 18:25

各ユニットの紹介

18:25 – 19:00

ユニット毎の成果発表

(※発表順等の情報は後日更新予定)

19:00 – 19:05

休憩

19:05 – 19:35

ユニット研究者・メンバーとのクロストーク・ディスカッション
※参加者との質疑応答のお時間もこちらに含まれております

19:35 – 19:40

クロージング

OUTLINE

開催日

2025年12月10日(水)
報告会:18:00-19:40

プログラム内容は、予告なく変更される場合があります。

開催方法

オンライン配信:Zoom

定員

オンライン開催:50名

参加費

無料

主催

国立研究開発法人科学技術振興機構

サイエンスインパクトラボ
サイエンスインパクトラボとは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)が行う共創プログラムです。「先端の研究開発を行う研究者」と「社会課題解決に取り組むプレイヤー」が約3ヶ月に渡って共創活動を行い、研究の今後につながる社会実装プランや次に挑戦するプロジェクトプランを創出します。https://www.jst.go.jp/ristex/variety/co-creation/chance/sil/

運営

MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)


MTRL(マテリアル)は、デザインのアプローチで、「素材・技術開発、研究開発」における「意味のイノベーション」を実現するためのプロジェクトデザインチームです。デザインを意匠の道具としてだけではなく、新しい用途の開拓、暮らしの中の価値創造を実現する思考の道具と捉え、主に製造系企業における研究開発、事業開発を中心に共創しています。 https://mtrl.com/

ご注意

【イベントについて】

  • ご参加いただいた皆さまの写真や議論の内容は、後日loftwork.comおよび国立研究開発法人科学技術振興機構のWebサイトに掲載する場合があります。
  • プログラム内容は、予告なく変更される場合があります。
  • 本イベントの取材をご希望の方は、MTRL(fabcafe.mtrl@loftwork.com)までお問い合わせください。
  • 本イベントは日本語での実施となります。

サイエンスインパクトラボ

サイエンスインパクトラボとは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)が行う共創プログラムです。「先端の研究開発を行う研究者」と「社会課題解決に取り組むプレイヤー」が約3ヶ月に渡って共創活動を行い、研究の今後につながる社会実装プランや次に挑戦するプロジェクトプランを創出します。https://www.jst.go.jp/ristex/variety/co-creation/chance/sil/

マテリアル
MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)

MTRL(マテリアル)は、デザインのアプローチで、「素材・技術開発、研究開発」における「意味のイノベーション」を実現するためのプロジェクトデザインチームです。デザインを意匠の道具としてだけではなく、新しい用途の開拓、暮らしの中の価値創造を実現する思考の道具と捉え、主に製造系企業における研究開発、事業開発を中心に共創しています。 https://mtrl.com/