KYOTO
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【オンライン開催】Material Meetup KYOTO vol.15「サスティナブル素材最前線:マッシュルームレザーに触れてみる」
サスティナビリティ(持続可能性)の観点からも注目されるバイオマテリアル開発について、その可能性や社会的要請についてディスカッションします。(*本ミートアップは、1/15までFabCafe Kyotoで開催中の展示企画 『EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示』 との連動イベントとして開催します。)
- 開催日
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2021/01/15 (金)
- 時 間
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19:00–20:00
- 場 所
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オンライン
- 参加費
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無料
本イベントはYouTubeLiveにてご覧いただけます。 お申し込みいただいた方には、当日夕方をめどに視聴URLをご案内します。
アーカイブ動画をこちらからご覧いただけます。>>> https://youtu.be/KHgE7LnGBPE
ABOUT イベント内容
東京 / 京都の各拠点で、素材とものづくりに関わる「オープンコラボレーションの発火点」として継続開催し、多数の方にご参加いただいてきた「Material Meetup」。昨今のコロナ禍の影響により、動画生配信にて開催いたします。(*過去開催回の一覧はこちらからご覧いただけます。)
今回のテーマは「バイオマテリアル最前線:マッシュルームレザーに触れてみる」。
2020年は、サスティナビリティ(持続可能性)の重要度が加速度的に増し、従来の産業構造の見直しが迫られる1年となりました。
たとえばファッション・インテリアの分野では、製造・生産から廃棄に至る工程での環境負荷や倫理面での課題に関してかねてより議論されてきた皮革素材の代替品として、安心・安全でかつ品質の高いヴィーガンレザーが求められるケースが多くなってきています。そんなヴィーガンレザーの中でも、天然由来の素材のみでつくることができるものへの期待は大きく、特に注目されているのが、培養したキノコの菌糸を活用した「マッシュルームレザー」。
大手をはじめとしたファッションブランドが製品化を発表したりとニュースで目にするものの、「話題になっているがまだ現物を見たことがない」という人が多いこのマッシュルームレザーを、FabCafe Kyotoでは、インドネシアのバイオスタートアップ『Mycotech Lab』とのコラボレーション企画として展示中です。今回のミートアップでは、Mycotech Labの Co-Founder / Chief Innovation Officer の Ronaldiaz Hartantyo さんのプレゼンテーションを配信するとともに、京都工芸繊維大学でデザイン / ファブ / バイオとサステイナビリティの実践的研究を行う津田和俊さんをFabCafe Kyotoにお迎えして、現地で実際にマッシュルームレザーに触れながら、その可能性についてディスカッションします。
(*本ミートアップは、1/15までFabCafe Kyotoで開催中の展示企画 『EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示』 との連動イベントとして開催します。)
連動イベント
EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示-
・会期:2020.12.10(thu) – 2021.1.15(sat) (*日月定休、12.26-1.4 年末年始休業)
・入場無料
・会場:FabCafe Kyoto(access)
◎ 詳細はこちらから
こんな方におすすめ
- 新しいマテリアルを探しているクリエイターや職人の方
- サスティナビリティを重視したものづくり事業やプロジェクトへ取り組まれている方
- バイオマテリアル製造・開発の独自技術を持つメーカーの方
- 自然界の構造・機能を科学技術やデザインに応用するリサーチを行っている方
- サスティナブルな地域産業・地場産業のモデルを模索している方
Material Meetup とは?
『Material Meetup KYOTO』は、「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。
- 新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
- オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
- 持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
- 機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人
…そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を継続的に開催しています。
カタログスペックだけではわからない素材の特性や魅力を知り、その素材が活用されうる新たな場面(シーン)を皆で考える。「素材」を核に、領域横断のコラボレーションやプロジェクトの種が同時多発する場。それが Material Meetup です。2018年のスタート以降、東京・京都の各拠点ごとに、それぞれ異なるテーマを設け継続開催しています。
SPEAKER 登壇者
京都工芸繊維大学講師
山口情報芸術センター[YCAM]主任研究員
津田 和俊
博士(工学)。2008年から2015年まで大阪大学工学研究科の特任研究員や助教として、工学設計や適正技術の教育プログラム、資源循環やサステナビリティに関する研究に取り組む。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年ファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。2014年からYCAMの事業に関わり、2016年から研究員として主にバイオ・リサーチ事業を担当、「パーソナル・バイオテクノロジー」の可能性を模索している。2020年2月から京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系の講師に着任。
Mycotech Lab, Chief Innovation Officer / Co-Founder
Ronaldiaz Hartantyo
His full-of-spirit personality is what will catch your eye when it comes to this Simon Sinek fan. His day-to-day activities include traveling, reading, watching movies, and looking for the next productive collaborations. His motto? “Better to ask for forgiveness than ask for permission”.
(*Quote : Mycotech Lab official website)
Mycotech Lab
MYCL-Mycotech Labは、インドネシア発のバイオベース素材スタートアップです。5人の共同創業者 Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentangによって、2015年に設立されました。
Mycotechの目的は、天然の接着剤としてキノコの菌糸体を使った材料を育てることです。地元のキノコ農家と協力して、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード「BIOBO」や、キノコの菌糸を完全に成長させた革のような素材「MYLEA」など、カスタム形状に成形された丈夫で軽量な有機繊維を使用した製品を生産しています。Mycotechは、農業廃棄物を利用して素材化しています。様々な素材特性を持つ菌糸体素材の可能性は無限大です。
MYCL-Mycotech Lab is a bio-based material startup from Indonesia. Founded in 2015 by five co-founders: Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentang.
Mycotech objectives are to grow material using mushroom mycelium as a natural adhesive. By collaborating with local mushroom farmers to produce sturdy, lightweight products from strong, organic fibers that are formed into custom shapes, including BIOBO boards, a binderless board using mushroom mycelium as natural adhesive and MYLEA a leather-like material which fully grown using mushroom mycelium. Mycotech utilizes agricultural waste and turns them into material. With a variety of material characteristics, mycelium material potential is endless.
ORGANIZER 企画・運営
株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
PROGRAM プログラム
19:00 | Introduction |
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19:10 | Session1 : Mycotech Lab プレゼンテーション&質疑応答 |
19:30 | Session2:ディスカッション:「サスティナブルなバイオマテリアル開発に対する社会的要請と今後の可能性 |
20:00 | 終了 |
OUTLINE 概要
開催日 | 2021/01/15(金) 19:00–20:00 |
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場 所 | オンライン |
参加費 | 無料 |
本イベントはYouTubeLiveにてご覧いただけます。 お申し込みいただいた方には、当日夕方をめどに視聴URLをご案内します。