KYOTO
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ミートアップ「工芸の進化を考える」沖縄 × 京都(オフライン開催)
次世代を担う沖縄と京都の工芸職人、関係者が集う産地交流企画。今回は、これまで語られる事が無かった「工芸職人の稼ぎ方の進化」がテーマ。かつて「半陶半農」という言葉がありましたが、これからは「半職半X」、「稼ぎ方の多様化」の時代ではないか!?という事で、2つの産地の現状と新たな職人の稼ぎ方の取組について語ります。(主催:ゆいまーる沖縄株式会社)
- 開催日
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2020/11/11 (水)
イベント終了
本イベントはオフライン開催いたします。新型コロナウイルス感染症対策についてページ本文をあらかじめご覧のうえお申し込みください。
ABOUT イベント内容
新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、ご参加に際しては下記をお願いしております。ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
- マスクをご着用のうえご参加ください。
- ご来館時、館内洗面所での手洗いをお願いいたします。
- お住まいの地域の自治体から、外出や移動に関する自粛の呼びかけが出ている場合は参加をご遠慮ください。
- 体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。(キャンセル料は発生いたしません)
- 政府および京都府・京都市から、店舗営業や講習会開催について中止の要請を受けた場合、開催を中止する場合が生じます。
なお、会場では十分に換気を行い、密な空間にならないよう来場数を制限いたします。
企画主旨
全国の伝統的工芸の生産額は、1990年の5,000億円から2017年度には927億円と5分の1以下に縮小し、それにともない、原材料不足や後継者不足等の問題が深刻化しています。さらに、今年に入ってから新型コロナウイルス感染症の影響で、各産地は壊滅的なダメージを受けています。
伝統的工芸品は、この数十年たくさんの公的支援があったにも関わらずなぜこのような状況になってしまったのか?その原因に、伝統工芸を「守る」、「保護する」という姿勢が強かった事もあるのではないでしょうか。今の時代、伝統を守る事は大切ですが、守る事に加えて多種多様な人々と新たな取組みをしていく事も必要だと思います。それも新しい事であれば何でも良いというわけでなく、それぞれの工芸が辿ってきた道を踏まえた上で未来の道を切り開いていく、生物でいうところの「進化」が求められていると思います。
このような状況の中、日本の中でも伝統的工芸品の指定数が多い沖縄と京都の次世代を担う工芸職人や流通、クリエイターといった工芸の関係者が集い、それぞれの産地の現状、そして今後重要になるであろう「工芸職人の稼ぎ方の進化」について、各産地の取組や課題について語り、今後のアクションにつなげます。(主催:ゆいまーる沖縄株式会社)
こんな人におすすめ
・沖縄のものづくり、特にテキスタイルに関心のある方
・これからの時代に向けて新たな取り組みをしたい職人、作家
・「工芸」「地場産業」に関心のあるクリエイター
・ものづくり産業をきっかけにしたローカルツーリズムに関心のある方
タイムテーブル(予定)
19:00〜19:10 開会のご挨拶
19:10〜19:30 セッション1「沖縄、京都の工芸産地の現状」
– 沖縄:ゆいまーる沖縄㈱ 鈴木 修司さん
– 京都:COS KYOTO㈱ 北林 功さん
19:30〜20:20 セッション2「沖縄/京都、それぞれの職人さんの活動紹介」
– 沖縄:鈴木 隆太さん(芭蕉布)、中島 三枝子さん(宮古織、宮古麻織)、亀谷 明日香さん(琉球びんがた)
– 京都:株式会社桝屋高尾 代表取締役社長 吉田 朱子さん、土御門仏所 仏師 三浦 耀山さん、AFURIKA DOGS 代表 中須 俊治さん
20:20〜20:55 ディスカッション+質疑応答
20:55〜21:00 締めの挨拶
SPEAKER 登壇者
ゆいまーる沖縄株式会社 代表取締役社長
鈴木 修司
1976年生まれ。1988年ゆいまーる沖縄にアルバイトとして採用される。2010年同社代表取締役社長に就任。
2011年より沖縄工芸品のブランド構築をスタート。これまでに琉球ガラス、焼物等の工芸ブランド、沖縄県立芸術大学とコラボレーションしたデザインブランドを立上げる。工房運営セミナーの開催や沖縄県の商品開発事業、織物職人の人材育成プロジェクトの運営など沖縄工芸業界の課題解決に向けた取組みも積極的に行っている。
一般社団法人Design Week Kyoto実行委員会 代表理事
COS KYOTO株式会社 代表/コーディネーター
北林 功
大阪ガス株式会社(京都)の法人営業、株式会社グロービス(東京)の企業人材育成コンサルタントを経て同志社ビジネススクールで経営学修士(MBA)。
物心ついた頃から「持続可能な地球社会の構築」を人生の根幹に据えて活動。2013年にCOS KYOTO株式会社を設立し、地域に根づく産業をグローバルに発信するため、各種事業のコーディネートに取り組む。
2012年〜2014年には「TEDxKyoto」のディレクターも務めた。
地域における多種多様かつ自由な交流の場が必要と考え、2016年に「DESIGN WEEK KYOTO」を開始した。
鈴木芭蕉布工房
鈴木 隆太
沖縄県生まれ。沖縄県立芸術大学美術工芸学部卒業。沖縄県後継者育成事業 芭蕉布受講生。「喜如嘉の芭蕉布」人間国宝 平良敏子に師事。2007年宜野座村に移住し鈴木芭蕉布工房を始める。芭蕉の栽培、糸作り、そして織まですべて手作業という沖縄でも希少な芭蕉布を生産している。
中島 三枝子
栃木県生まれ。2001年織を学ぶ為に宮古島に移住。工房で学び2007年独立。絵羽付け、綾織りなどの創作宮古上布を製作。宮古織、宮古織ショール、宮古麻織を研鑽中。織、染、色で布の可能性を広げたく奮闘中。
紅型雑貨 虹亀商店
亀谷 明日香
東京都生まれ。沖縄県立芸術大学美術工芸学部卒業。大学在籍中から作品を国際通りの道売りで販売。30歳で沖縄県南部に「紅型雑貨 虹亀商店」という名前の工房と小さなショップをオープン。4人の子育てをしなから沖縄の自然を描いたオリジナルのデザインで、紅型染めを身近に感じてもらえるような作品作りをしている。
https://nijigame.com/
株式会社桝屋高尾 代表取締役社長
吉田 朱子
京都生まれ。西陣織の織元・桝屋高尾4代目。徳川美術館から依頼された「黄金のねん金袱紗」の復元成果により、真綿の糸に金箔を巻きつけて金の糸を作る「ねん金」の技法を現代に昇華させた。貴重な糸を用いた帯、小物等の製作に加え、次代に受け継ぐための活動を展開中。
http://www.masuya-takao.co.jp/
土御門仏所 仏師
三浦 耀山
埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、一般企業に勤めるも、かねてより憧れていた仏師を目指し、滋賀県の大仏師・渡邊勢山氏に師事。13年にわたり師のもとで数多くの仏像彫刻・修理に携わる。2012年に独立。拠点を京都市に移し活動開始。「ドローン仏」など新たな仏像彫刻の世界を切り開いている。
https://www.facebook.com/miurabutsuzo
AFURIKA DOGS 代表
中須 俊治
京都生まれ。日本とトーゴ共和国を往復し、エウェ族と京都の職人の染色を重ねて商品を開発中。大学在学中に単身アフリカへ渡航し、ラジオ局のジャーナリストとして番組制作に携わる。大卒後、京都信用金庫に入社。嵐山地域で営業を担当した後、独立・起業。
https://afurikadogs.com/
OUTLINE 概要
開催日 | 2020/11/11(水) 19:00–21:00 |
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場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
参加費 | 参加無料(*別途1ドリンクのご注文をお願いいたします。) |
定 員 | 20名 |
本イベントはオフライン開催いたします。新型コロナウイルス感染症対策についてページ本文をあらかじめご覧のうえお申し込みください。