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Material Meetup OSAKA vol.1「ブランディングと出口戦略から考える製造業のサーキュラーデザイン」

素材とものづくりに関わる「オープンコラボレーションの発火点」として継続開催し、多数の方にご参加いただいてきた「Material Meetup」が大阪初上陸。今回は、開催中の展示企画『crQlr Awards Exhibition(サーキュラーアワード エキシビジョン)』と連動し、サーキュラー(循環型)デザインをテーマにしたトークをお届けします。

開催日

2025/05/26 (月)

時 間

19:00–21:00 (開場 18:45)

場 所

FabCafe OsakaMAP

定 員

40名

参加費

1,000円 (1drink付)

「受付中」ボタンをクリックすると申込フォームへ移動します。

ABOUT

開催主旨

急速に広がるサステナビリティ要請と、資源制約社会におけるビジネスの持続可能性。製造業においても、設計や素材の選定段階から製品ライフサイクル全体を見据えた“サーキュラーデザイン”が、単なる環境配慮ではなく、企業戦略そのものとして再定義されつつあります。

今回のテーマは、「ブランディングと出口戦略から考える製造業のサーキュラーデザイン」。
「循環」なのに「出口」って矛盾してない?──そんな違和感を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。本企画では、「循環の過程での中継点・再接続点」をあえて「出口」と呼ぶことで、経済活動における実践方法を探ります。

登壇者には、アパレル産業における資源循環や環境負荷低減、製造に携わる職人の収益構造改善など、多角的にサステナビリティに取り組む TRIFE DESIGN の 五藤利哉さんを迎えます。人気プロダクトブランド「New Life Project」や、廃棄物を原材料に利用したアップサイクルブランド/プロジェクト「ReTA BASE」など、素材開発からデザイン、製品化、販売まで一貫して国内で手がける循環型ものづくりを実践。社会課題の解決と経済価値の創出を両立させるデザインアプローチについてお話しいただきます。

どのようにしてプロダクトの設計思想に循環型の価値観を組み込み、それを市場での差別化や共感の獲得へと接続するのか?
また、材料の再利用にとどまらず、工業的な製品としての品質を担保しながら魅力ある商品として再流通させる。そうした動的で多層的な循環構造が、ブランドや企業にどのような物語性と経済的価値をもたらし得るのか?
製品を単一のループの中で使い続けるだけでなく、用途を終えた製品や部材を分別・回収し、新たなプロダクトとして再流通させる「製品ライフサイクルの連環」としての循環。現場での実践と構想を行き来しながら、その可能性をともに探りましょう。(共催:Loftwork,TRIFE DESIGN)

(▲ ReTA BASE 公式ウェブサイトより引用)

Keywords / Topics

・「ブランディング」視点で考えるサーキュラーデザイン
・循環型のサプライチェーンにおける「出口/入口」の解釈、再定義
・材料循環 “だけ” では生まれない価値創出のプロセス
・動脈/静脈産業の横断的な協業体制がが可能にする新しい素材開発アプローチ
・「使いたくなる理由」と体験、物語の設計

こんな方におすすめ

・素材産業において、サステナブル事業や新規事業開発に携わっている方
・サステナビリティを前提としながらも、“魅力ある製品”として提案できる価値を求める販売店・バイヤーの方
・既存の産業構造とは異なる接続経路で、川上・川下の製造業をつなぎたいと考える自治体・行政の産業振興担当者
・自社の加工技術や素材開発の“ニッチな強み”を、新たな市場や文脈で活かしたいメーカーの方
・その他、アップサイクルの可能性に期待しつつも、同時に「このままでいいのだろうか」という行き詰まり感も持っている、あらゆるものづくりに携わる方

タイムテーブル(予定)

18:45-19:00 開場・受付
19:00-19:20 イントロダクション
19:20-20:00 プレゼンテーション + クロストーク + 質疑応答
20:00-21:00 ネットワーキング
21:00 終了

SPEAKERS

コンセプター / デザイナー
五藤 利哉

[略歴] 神奈川県 横浜市在住 / 東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 創造技術専攻修了 創造技術修士(Master of Technology in Innovation for Design and Engineering)/ 東京都立産業技術大学院大学 ヘルスケアデザイン研究所 トランジションデザインチーム 研究員 / 所属学会:日本デザイン学会 情報社会学会 / 2004年 9月〜:JGLproducts (個人の事業) / 2022年 3月〜:株式会社TRIFE DESIGN (ボードメンバーとして参画) / 2024年 3月〜:株式会社ネオックス ECDC事業部 (新規事業部立ち上げに参画)

[ブランディングデザイン/デザインマネジメント/サーキュラーデザイン/サステナブルデザイン] 新たな時代に向けた新たなモノ創りのスタンダードを掲げるライフスタイルブランド『NewLifeProject』を2020年9月アメリカにてローンチ / 廃棄物を原材料に利用したアップサイクルブランド/プロジェクト『ReTA BASE』を2022年8月にローンチ / 服飾雑貨を中心としたブランド開発事業(ODM / OEM事業など)/ 広義のデザインを中心とした異業種協業事業や大学のゲスト講師や企業での講演など実施

ORGANIZER

株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑

京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。

Profileページへ

Material Meetup とは?

『Material Meetup KYOTO』は、「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。
新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人
…そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を継続的に開催しています。
カタログスペックだけではわからない素材の特性や魅力を知り、その素材が活用されうる新たな場面(シーン)を皆で考える。「素材」を核に、領域横断のコラボレーションやプロジェクトの種が同時多発する場。それが Material Meetup です。2018年のスタート以降、東京・京都の各拠点ごとに、それぞれ異なるテーマを設け継続開催しています。

■ Material Meetup 過去開催情報 https://mtrl.com/projects/material-meetup/

EXHIBITION

連動企画:『crQlr Awards Exhibition Osaka – Living Loops 生きている環』

crQlr Awards(サーキュラー・アワード)は、循環型経済の実現に欠かせない「サーキュラー・デザイン」を実践するには、既存の産業における実践的なノウハウだけでなく、国内外の事例に触れて視野を広げ、起業家やアーティストなど幅広い分野のクリエイティビティを活用する総合力が必要という思いのもと2021年にスタートしたアワードです。crQlr Awards 2024を受賞したプロジェクトを展示した「crQlr Awards Exhibition」。FabCafe Tokyoで開催された展示が、ご好評につき関西にも巡回します。

■ 会場:FabCafe Osaka >>> アクセス
■ 会期:2025年4月29日(火・祝) – 5月31日(土)
■ 観覧無料 / 予約不要

▼ 詳細はこちら
https://fabcafe.com/jp/events/osaka/crqlr-exhibition-2025-osaka/

4月29日から5月31日にかけてFabCafe Osakaで開催される「crQlr Awards Exhibition Osaka」のイベントバナー。

OUTLINE

開催日 2025/05/26(月) 19:00–21:00 (開場 18:45)
場 所 FabCafe Osaka
〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2丁目2−4

● 電車でのアクセス
JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩5分
Osaka Metro谷町線/堺筋線「南森町駅」から徒歩5分
京阪本線/Osaka Metro堺筋線「北浜駅」から徒歩10分

● バスでのアクセス
大阪駅から36号系統(大阪シティバス)「南森町(西)」下車徒歩3分

※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
参加費 1,000円 (1drink付)
定 員 40名

「受付中」ボタンをクリックすると申込フォームへ移動します。

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