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【京都のタネ vol.15】科学的な視点から未確認空中現象(UAP)を考察する
京都大学「宇宙学セミナー」連携シリーズ(1)
ABOUT イベント内容
多くの研究者や学者が住まい、行き交う学術都市、京都。今日もさまざまな研究や学問探究があちこちでなされています。せっかく今京都にいるのなら、知らないままではもったいない。
「京都のタネ ─ 学問や研究の芽吹くまで」は、京都に潜む様々な研究の種について研究者同士で会話しながら、根掘り葉掘り聞いてみるイベント。そのトークを自由に見聞きできる、ゆるい交流イベントです。
昔から研究者が集まる京都を、日本の未来の技術や研究の中心にしていきたい。
面白くてワクワクする。そんな楽しくてゆるやかな繋がりの場に気軽に参加してください。
知らなければ始まらない。学者による研究の最前線トーク
学生・研究者密度日本一の街、京都。しかし、日常の中で「研究のリアル」に触れる機会は意外に少ないものです。
論文という「結果」の裏には、膨大な試行錯誤と、世界を変えるかもしれない「葛藤の物語」が眠っています。
この街に溢れる学問のタネに触れ、未来を形作る新しいコラボレーションをここから始めませんか。
Presentation Theme
科学的な視点から未確認空中現象(UAP)を考察する
Looking at Unidentified Aerial Phenomena (UAP) from a scientific lens
伝説的なアメリカの天文学者カール・セーガンは、「宇宙は実に広大だ。もし私たちしかいないとしたら、それは宇宙のスペースをひどく無駄にしているように思える」という言葉を残したことで知られています。「私たちは宇宙で唯一の存在なのか」という問いは、今のところ未解決のままです。
これまで地球外知的生命体探査(SETI)は、主に以下の2点に焦点を当ててきました。
(1)生命の化学的兆候の探求(火星や地球に似た系外惑星など)
(2)技術の痕跡の探求(宇宙から届く電波など)
しかし、地球の大気圏内やその周辺の探索に、本格的な時間が割かれたことはこれまでありませんでした。深宇宙を探索する代わりに、私たち自身の空を見上げるべきではないでしょうか。
事実、世界中では何十年にもわたり、軍用機のパイロットといった信頼できる目撃者たちによって、既知の科学や技術では飛行経路などが説明できない「未確認航空現象(UAP)」が報告されてきました。2023年にはNASAも、UAPに関する専門的な研究の必要性を強調しています。これまでは歴史的な偏見や専門的なアプローチの欠如により、その正体を解明するための科学的データが不足していたのです。
UAPが新たな大気現象なのか、あるいは非人間的な知性による技術的な痕跡(テクノシグネチャー)なのかにかかわらず、この長年の謎を解き明かそうとする科学者はますます増えています。本稿では、研究者がUAPを調査するために用いる最新の科学的ツールと手法についてご紹介します。
A legendary American astronomer, Carl Sagan, is known for writing “The cosmos is a pretty big place. If it’s just us, seems like an awful waste of space.” Are we alone in the universe? This question remains unanswered so far. The search for extraterrestrial intelligence (SETI) has historically focused on (1) looking for chemical signs of life (for example on Mars, or on exoplanets that are similar to Earth), and (2) searching for signs of technology (for example radio signals coming from space). Until now, we have not spent any time searching in or near Earth’s atmosphere. Should we look up at our own skies instead of searching deep in space? All over the world and for many decades, credible witnesses such as military pilots have reported unidentified aerial phenomena (UAP) whose characteristics and trajectories seem to defy explanation by known science and technology. In 2023, NASA highlighted the need for dedicated studies of UAP: we do not have the scientific data that is required to figure out what they are, owing to historical stigma and the lack of dedicated scientific studies. Whether UAP are a new atmospheric phenomenon or a technological signature of nonhuman intelligence, more and more scientists are attempting to solve this enduring mystery. I will introduce the scientific tools and methods that researchers use to investigate UAP.
※ 本イベントは基本英語、日本語翻訳つきで開催いたします。
※ 今回の会場はFabCafe Kyotoの2階となります。
京都大学 白眉センター , 特定助教
DOMINE Laura
エコール・ポリテクニーク、スタンフォード大学大学院物理学専攻(Ph.D.)を卒業。ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの博士研究員を経て、2026年4月より現職。専門は物理学と機械学習。現在は、未確認飛行物体(UAP)研究や地球外知的生命体探査(SETI)の領域において、大気リモートセンシングデータなどを解析するための「マルチモーダルAI基礎モデル」の開発と、それを用いた稀少事象の探索プロジェクトを進めている。
She graduated from École Polytechnique and earned a Ph.D. in Physics from Stanford University. After serving as a postdoctoral researcher at the Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics, she assumed her current position in April 2026. Her areas of expertise are physics and machine learning. She is currently leading a project to develop a “multimodal AI foundation model” to analyze atmospheric remote sensing data in the fields of Unidentified Aerial Phenomena (UAP) research and the Search for Extraterrestrial Intelligence (SETI), while also utilizing this model to detect rare events.
白眉センター:DOMINE Laura
こんな人におすすめ
こんな人におすすめ
「世にはこんな世界があるんだ!」と面白がって仲間になってくれそうな方のご来場をお待ちしています。
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未知の謎や宇宙のロマンに、大真面目な「科学の目線」でワクワクしてみたい方
UAP(未確認航空現象)や地球外生命の探査といった、ともすればオカルトやフィクションに捉えられがちなテーマに対して、「最新の観測ツールや客観的なデータを用いると、どこまで本物の科学として迫れるのか?」という、ピュアな探求の最前線を覗いてみたい方。 -
伝統産業、寺社、ビジネスなどの「別の分野」を極めるプロフェッショナルの方
「正体のわからないもの」に対して歴史的な偏見を超え、フラットな眼差しでデータを積み上げていく Laura さんの研究姿勢に触れることで、ご自身のものづくり、思想、ビジネスにおける「問いの立て方」や「新しい視点」のヒントを得たい方。 -
これから自分の専門を深めていく、知的好奇心旺盛な大学の学部生・学生の方
「教科書に載っている既知の答え」を学ぶだけでなく、NASAも注目するような「まだ誰も正解を知らない現在進行形のリアルな研究」が、どのように立ち上がり、形づくられていくのかという熱いプロセス(研究のタネ)を体感したい方。 -
専門の垣根を越えて、日常にない「新しい出会いや気づき」を持ち帰りたい方
宇宙物理、大気科学、データ解析といった学術の最前線と、京都の多様な日常がフラットに交差する場所です。立場やバックグラウンドに関わらず、お互いの知的好奇心を刺激し合う「京都のタネ」ならではのゆるやかな交流を楽しみたい方
※分野や専門、バックグラウンドは一切問いません。アート、伝統、宗教、ビジネスなど、日々の実践を通じて「考える」を深めているすべての実学の研究者のご来場をお待ちしています。
コラボ開催! 京都大学・宇宙学際研究グループ
人類の宇宙での活動は、いまや幅広い分野に広がり、高度な工学や理学だけでなく、医学や哲学・倫理学といった多様な学問が有機的に連携する総合的なアプローチが重要になってきています。
京都大学大学院理学研究科SACRAの宇宙学際研究グループでは、こうした新しい宇宙の時代に向けて、分野を越えた研究・教育活動を進めています。
その一環として、京都大学の学生向けに行っている「宇宙学セミナー」を、今回は一般の方にもご参加いただけるサイエンスカフェ形式で開催します。本企画は、「京都のタネ」と連携して実施します。
PROGRAM プログラム
| 18:40 | 開場。順次ドリンクをオーダーして着席 |
|---|---|
| 19:00 | ご案内。開始の案内 |
| 18:35 | トークセッション
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| 20:05 | クローズ挨拶、ネットワーキング |
| 21:00 | クローズ |
ORGANIZER オーガナイザー
京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻, 准教授
榎戸 輝揚
東京大学大学院・理学系研究科・物理学専攻を卒業。スタンフォード大学、NASAゴダード宇宙飛行センター、京都大学白眉センター、理化学研究所を経て、現職。専門はX線天文学を中心とした宇宙物理学で、宇宙最強の磁石星と呼ばれる謎の中性子星「マグネター」を観測している。宇宙物理学の技術を応用し、日本海沿岸の冬の雷や雷雲からのガンマ線を観測するシチズンサイエンス「雷雲プロジェクト」を進めている。学術系クラウドファンディングで始めた「雷雲プロジェクト」では、2017年に雷で陽電子(電子の反粒子)が発生することを見つけ「Nature」誌に発表され話題に。最近は、月の水資源を探すMoMoTarOプロジェクトを進めている。
株式会社ロフトワーク, プロデューサー
山田 富久美
京都生まれ、京都育ち。幸福感に関心を持ち、大学卒業後はウェディングプランナーに。その後、NIPPONIAプロジェクトに参画し、拠点・サービスの立ち上げに従事。個人・組織・まちの転換期に立ち会う経験を通して、未来への道筋をつくり伴走する仕事に関心を持ち2022年6月ロフトワークに入社。
感性を起点にした変化のデザインを得意とし、企業や大学・研究機関の変革に向けた新サービス立ち上げやコミュニケーションデザイン、ブランディングのプロジェクトを担当。変革のはじまりはロジックではなく感性から。正しさよりも“らしさ“を大事にしながら、現場の眼差しから新しい価値が生まれるプロセスをデザインし、プロジェクトを育てることを目指している。
株式会社ロフトワーク , MTRLプロデューサー、コミュニケーター
田根 佐和子
大手PC周辺機器メーカーで営業部門、広告部門を担当した後、2006年、ロフトワークに入社。クリエイターとのチームメイキングに定評があり、ソーシャルゲームなどのコンテンツ・ディレクション分野で活躍。2011年に京都オフィスの立ち上げメンバーとして京都移籍。現在は素材の新たな可能性を探る事業「MTRL」のプロデューサーとして、企業や職人、研究者を繋ぐ活動をしている。特技は”興味の湧かないものはない”こと。職人/技術者/研究者への人一倍のリスペクトと個人的な好奇心から、プライベートでも日本中を駆け巡って会いに行ってしまう。趣味はスキーとダイビングという、ロフトワークでは数少ないアウトドア派。
OUTLINE 概要
| 開催日 | 2026/08/17(月) 19:00–21:00 (開場 18:45) |
|---|---|
| 場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
| 参加費 | 1000円(1drink付) |
| 定 員 | 60名 |
| その他 |
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