KYOTO
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【京都のタネ vol.04】「ひと」を知るためのしっぽ学
学問や研究の芽吹くまで
ABOUT イベント内容
多くの研究者や学者が住まい、行き交う学術都市、京都。今日もさまざまな研究や学問探究があちこちでなされています。せっかく今京都にいるのなら、知らないままではもったいない。
「京都のタネ ─ 学問や研究の芽吹くまで」は、京都に潜む様々な研究の種について研究者同士で会話しながら、根掘り葉掘り聞いてみるイベント。そのトークを自由に見聞きできる、ゆるい交流イベントです。
昔から研究者が集まる京都を、日本の未来の技術や研究の中心にしていきたい。
面白くてワクワクする。そんな楽しくてゆるやかな繋がりの場に気軽に参加してください。
知らなければ始まらない。学者による研究の最前線トーク
京都市内には現在、38の大学・短期大学が所在し(※)、民間の研究機関も含め学者、研究者、そして学生が人口の割合を占める割合は日本一。
文理を問わず、多くの学問の徒がこのエリアにひしめいている上、国際学会の実施回数も多い。
しかしながら、日常的にはそれら「研究のリアル」とふれあう機会がないというもったいない実情です。
※ ……京都市情報館サイトより
研究や学問の「結果」は論文やプレスリリースにて人目に触れるものの、そこに至るまでに様々な紆余曲折や試行錯誤があり、論文に至るまでに膨大な試行データや実験結果がうずたかく積み上がっているはず。そこには研究者達の日々の葛藤がにじんでいることでしょう。
ある研究者は実は世界の真理に迫っているかもしれない。あるいは未来の新たな常識を形作る事になるかもしれない。後生、振り返ってみれば「あれが世界が変わった瞬間だった」と語り継がれる瞬間が、日々どこかで起きている可能性があります。
そんな種々多様な学問や研究の「タネ」が大量にある街、京都。それらは芽吹くかもしれないし、肥やしになるのかもしれない。
そんな研究内容に触れてみることで、研究者同士、あるいは民間と研究所による新しいコラボレーションがうまれたり、自分の日々にも少しの変化があるかも知れません。

こんな人におすすめ
「世にはこんな世界があるんだ!」と面白がって仲間になってくれそうな方のご来場をお待ちしています。
- 異分野との研究者となかなか繋がる機会がない研究者・学者(大学/企業/在野の研究者のいずれでも)
- 大学院生、学部生など、将来的に研究の道に進むか悩んでいる方
- デザイナー、ライター、作家、俳句・短歌つくる人、フォトグラファーなど、言語化、具象化を生業にする方
- ものづくりの担い手
- 事象を編み、「伝える」事を生業にしている方。本の編集者、科学館や美術館の学芸員・キュレーター、お坊さんなど
分野は文理を問いません。また、その研究に従事している年数も問いません。
在野で日々仕事に従事するうちに、誰よりもこの分野に詳しくなってしまった、というかたも立派な研究者、学問の徒だと考えます。
Presentation Theme
「ひと」を知るためのしっぽ学

しっぽ、と言われれば皆さんはどんなものを想像されますか?きっと皆さんの思い描くしっぽは十人十色でしょう。一般的に多くの生物はしっぽを多様に使っています。だから、しっぽの形を見ることで、生物の適応や進化を知ることができます。しかし、生物学的「ヒト」である我々には残念ながらしっぽがありません。にもかかわらず、神話や民話、はては漫画にいたるまで我々「人」は実にさまざまなしっぽの表現を用います。まるで失くしたしっぽに特別な気持ちがあるようです。不思議ですね。これこそが私の研究テーマです。失くしてしまったしっぽという存在こそが、生物種としてのヒト、人間性をそなえた人という両面を併せ持つ我々「ひと」へと至る道のりを示してくれる鍵だと私は考えています。しっぽという一つの研究対象に対し、文理さまざまな研究アプローチで迫る自身の研究スタイルを、私はしっぽ学と名付けました。今回、皆さんの中の「たかがしっぽ」が「されどしっぽ」になるといいなと思っています。
京都工芸繊維大学, 応用生物学系 助教
東島 沙弥佳
1986年大阪府生まれ。奈良女子大学文学部国際社会文化学科卒業。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程修了 (博士(理学))。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻研究員、大阪市立大学 (現・大阪公立大学) 大学院医学研究科助教、京都大学白眉センター特定助教を経て、この春から現職。専門はしっぽ。著書に『しっぽ学』(光文社) など。


PROGRAM プログラム
18:40 | 開場。順次ドリンクをオーダーして着席 |
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19:00 | ご案内。開始の案内 |
19:05 | 対談 |
19:45 | ネットワーキング |
20:30 | クローズ |
ORGANIZER オーガナイザー
京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻, 准教授
榎戸 輝揚
東京大学大学院・理学系研究科・物理学専攻を卒業。スタンフォード大学、NASAゴダード宇宙飛行センター、京都大学白眉センター、理化学研究所を経て、現職。専門はX線天文学を中心とした宇宙物理学で、宇宙最強の磁石星と呼ばれる謎の中性子星「マグネター」を観測している。宇宙物理学の技術を応用し、日本海沿岸の冬の雷や雷雲からのガンマ線を観測するシチズンサイエンス「雷雲プロジェクト」を進めている。学術系クラウドファンディングで始めた「雷雲プロジェクト」では、2017年に雷で陽電子(電子の反粒子)が発生することを見つけ「Nature」誌に発表され話題に。最近は、月の水資源を探すMoMoTarOプロジェクトを進めている。
株式会社ロフトワーク, プロデューサー
山田 富久美
京都生まれ、京都育ち。人の幸福観への興味から、大学卒業後ウェディング業界へ。ウェディングプランナーとして、270組の結婚式をプランニング。その後、新サービス・施設の立ち上げを担当。地方での施設立ち上げを通して、その土地のルーツや集まる人の持ち味を活かしたビジネスづくりに関心を持ち、デザイン会社のマーケターに転身。中小・ベンチャー企業におけるプロモーション、集客企画、ブランディングの経験を積む。
「こうありたい」と変わろう / 変えようとする人の声に耳を傾け、具体化・プランニングするプロセスが好き。対話をベースにプロジェクト・チームを作るスタンスに惹かれ、2022年6月ロフトワークに入社。
株式会社ロフトワーク , MTRLプロデューサー、コミュニケーター
田根 佐和子
大手PC周辺機器メーカーで営業部門、広告部門を担当した後、2006年、ロフトワークに入社。クリエイターとのチームメイキングに定評があり、ソーシャルゲームなどのコンテンツ・ディレクション分野で活躍。2011年に京都オフィスの立ち上げメンバーとして京都移籍。現在は素材の新たな可能性を探る事業「MTRL」のプロデューサーとして、企業や職人、研究者を繋ぐ活動をしている。特技は”興味の湧かないものはない”こと。職人/技術者/研究者への人一倍のリスペクトと個人的な好奇心から、プライベートでも日本中を駆け巡って会いに行ってしまう。趣味はスキーとダイビングという、ロフトワークでは数少ないアウトドア派。
OUTLINE 概要
開催日 | 2025/04/22(火) 19:00–20:30 (開場 18:40) |
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場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
参加費 | 500円(1drink付) |
定 員 | 40名 |
その他 |
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