KYOTO
- TALK EVENT
- イベント終了
トーク:上回転研究所と考える「新しい地域の分解/生産拠点」
ローカルビジネスと廃棄物の関係、そのための仕組みのデザインについて考え、ディスカッションするオフライントークイベントです。【Speaker:村上結輝さん(株式会社On-Co / 素材デザイナー)、藤田恭兵さん(株式会社On-Co/代表取締役)、藤井克英さん(Good Job! Center KASHIBA 企画製造ディレクター)】
- 開催日
-
2022/12/23 (金)
イベント終了
「受付中」ボタンをクリックすると申込フォーム(Peatix)へ移動します。
ABOUT イベント内容
廃棄物のアップサイクルをはじめとした、循環型社会の実現を目指した取り組みが各地で活性化しています。手法や規模はさまざまですが、その実践においては、ものをつくることにとどまらず、生産から流通、そして回収、分解に至るまでのプロセス全体を機能させる仕組みが必要となります。
そこで今回、FabCafe Kyotoでは、愛知県名古屋市で「『ゴミの新しい行き場』をみんなでつくる」をメインコンセプトとした大型アップサイクルセンターを立ち上げ中の「上回転研究所」さんとともに、「ローカルビジネスと廃棄物の関係、そのための仕組みのデザイン」について議論する場を設けました。
廃棄物を再素材化し、それらを起点にしたプロダクトデザイン・システムデザインを実践する素材デザイナー 村上結輝さんと、不動産やまちづくりをベースに地域のエコシステムを繋ぎ直す実験的プロジェクトを展開する株式会社On-Co の藤田恭兵さんたちが仕掛ける「上回転研究所」の活動についてお話を伺いながら、
・アップサイクルがなぜ今求められているのか?本当に売れるのか?
・そもそも、その「アップサイクル」は、単なる「ゴミの再生産」になっていないだろうか?
・収益性や製造責任など、事業として継続するためにクリアすべき課題は?
…などなど、多角的・複合的に考える時間となれば幸いです。
また、今回はゲストとして、障害のある人とともに新しい仕事、社会価値の創出を実践する Good Job! Center KASHIBAの企画製造ディレクター 藤井 克英さんをお迎えして、地域の「生産」の拠点としての福祉施設の事例、今後の可能性についてもお話を伺います。
こんな方におすすめ
・持続可能なローカルビジネスについて模索、実践している方
・地域における、ものづくりの「拠点」の在り方を探求している方
・サーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現するための仕組みのデザインに関心がある方
タイムテーブル(予定)
18:30-19:00 開場
19:00-19:10 ご挨拶 (FabCafe Kyoto 木下)
19:10-19:30 プレゼンテーション① 「ゴミの新しい行き場」を共創する大型アップサイクルセンター構想(上回転研究所 村上結輝さん、株式会社On-Co 藤田恭兵さん)
19:30-19:50 プレゼンテーション② 地域の「生産」拠点としての福祉施設の可能性(Good Job! Center KASHIBA 藤井 克英さん)
19:50-20:00 休憩
20:00-20:30 ディスカッション「分散型製造」時代における地域拠点の新しい役割とは?(登壇者全員)
お問合せ先
本イベントに関するお問合せの際は、下記までメールにてご連絡ください。
info_fabcafe-kyoto@loftwork.com [担当:木下]
(共催:株式会社On-Co、FabCafe Kyoto)
上回転研究所とは
廃棄問題に対して、新素材開発というクリエイティブな手法でアプローチする素材デザイナー村上結輝を中心に展開しているアップサイクルコミュニティです。
石膏ボードをアップサイクルした「resecco」や、コーヒーかすと牛乳から作る「カフェオレベース」などの意匠性のある新素材を創出すると同時に、若者や企業が集まり、まるで料理をするように、身近な廃棄物を新たな素材へとアップサイクルする工程に触れ、ひとりひとりが、廃棄物に対しての価値観を換えるきっかけを創出しています。
最終的には、廃棄物の分別を徹底かつ減量化する努力を行い、最終的にはゴミ箱が不要になる社会を目指して取り組んでいます。(*上回転研究所 Websiteより)
「まだなさそう」に向き合う・生み出す人たちが集まるイノベーション拠点「madanasaso(マダナサソウ)」
関わる人の主体性向上をミッションに掲げる株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co)は、世の中にまだ「ない」ものを生み出そうと志を持つ人の拠点「madanasaso(マダナサソウ)」を立ち上げました(愛知県名古屋市西区新道1丁目13-15) 。On-Coが展開しているプロジェクト「上回転研究所」のアップサイクルの考え方を軸に、同じ志を持つ多様な人が切磋琢磨することで、既存の価値観にとらわれない発想を具現化する場を目指します。(*プレスリリースより)
Good Job! Center KASHIBA(Good Job! センター香芝)
Good Job! Centerは、障害のある人とともに、アート・デザイン・ビジネスの分野をこえ、社会に新しい仕事をつくりだすことをめざしています。一人ひとりの表現の豊かさのように、はたらき方もまた多様であるはずです。個人、企業、地域の垣根をこえ、だれもが能力を発揮できる社会の実現に向けて、さらなる提案・実践を展開していきます。(*Good Job! Center KASHIBA Webサイトより)
SPEAKER 登壇者
株式会社On-Co, 素材デザイナー, 上回転研究所 所長
村上 結輝
1998年4月8日生まれ 愛知県在住
コロナ禍を機に大量生産大量消費の中で暮らしていた自分の生活を見直すようになり芸術大学の卒業制作でバナナ皮からレザー素材を開発。卒業後も廃材を活用した素材開発や資材本来の価値を活かしたプロダクトデザインに注力。
2021年にはコーヒーかすと牛乳から作る「カフェオレベース」、2022年には廃棄石膏を利活用した「resecco」などの新素材をリリース。
身近な廃材を美しい素材に生まれ変わらせることで、アップサイクルの考え方や可能性を感じてもらい、社会課題を「自分ごと化」するきっかけを創出している。
2022年に設立したアップサイクル開発拠点「上回転研究所」では所長を務める。
株式会社On-Co 代表取締役
藤田 恭兵
1992年生まれ、大口町出身
2014年に合同会社Memotimeを立ち上げ新社会人向けに教育コンテンツの作成とコミュニティ運営の事業を行う。大切な学びは暮らしの中にもあることに気づき2015年古民家シェアハウスFyumeを立ち上げる。その後2019年に水谷と株式会社On-Coを設立。社内では生命的なスマートルームの開発、Web制作、動画制作、ライブ配信、ウェブマーケ、集客などIT関係を主に担当している。
Good Job! Center KASHIBA
藤井 克英
奈良県出身。Good Job! Center KASHIBA 副センター長/企画製造ディレクター。大学でのプロダクトデザイン専攻の経験をいかし、人となりのあるものづくりをテーマとして仕事に取り組んでいる。商品製造や制作体験プログラムなどの企画開発のほか、デジタル工作技術と障害のある人のすぐれた手仕事や表現を組み合わせたものづくりに携わっている。
OUTLINE 概要
開催日 | 2022/12/23(金) 19:00–20:30 (開場 18:30) |
---|---|
場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
参加費 | 1,000円(1ドリンク付) |
定 員 | 30名名 |
「受付中」ボタンをクリックすると申込フォーム(Peatix)へ移動します。