KYOTO
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『Hacking the Known』 – 未精練ちりめんを題材に新たなマテリアルの可能性を探った実験の過程と未来の仮定
丹後地方で独自の発展をしてきた絹織物「丹後ちりめん」。様々な方法でこの丹後ちりめんを“ハック”し、素材の新たな可能性の可視化を試みてきたワークショップ『Hacking the Known』での実験・試作から生まれた、7組のクリエイターによる作品とその制作過程をFabCafe Kyotoにて展示します。(*本イベントは、2021年6月24日(木)〜27日(金)に開催される『DESIGN WEEK TANGO 2021』の公式プログラムです。)
ABOUT
展示企画概要
本イベントは2021年6月開催の「DESIGN WEEK TANGO 2021」と連動して実施される展示企画です。テキスタイルのみならず金属加工や木工など、高いものづくり技術をもつ企業の集積地でもある京都府丹後エリアの代表的なテクノロジー「丹後ちりめん」を題材に、新たなマテリアルの可能性を探ったワークショップ『Hacking the Known』の成果発表展として実施されます。
◎ 参加クリエイターによるプレゼンテーションと講評を、Youtubeにて公開しています。
◎ ワークショップ『Hacking the Known』の詳細は下記よりご覧ください。(*ワークショップへの参加受付は締め切っております。)
DESIGN WEEK TANGO 2021
京都府の北部に位置する丹後は、海と山に囲まれた自然豊かなエリアです。アジアでも有数のシルク産地で、日本の着物の7割が丹後で生産された生地から生まれています。織物はもちろん機械金属や農業の分野でも、丹後には世界に誇れるモノづくりが古くから根付き、技術や知識を継承してきました。
2021年、「100年後につなげる丹後のモノづくり」をコンセプトに「DESIGN WEEK TANGO」が初めて開催されます。2021年6月24日から27日までの期間中、各種モノづくりの現場をオープンにするOPEN HOUSEをはじめとする様々なイベントが行われます。多種多様な人々が交流する場を創出することで、新しいアイデアやインスピレーションを生み出し、丹後の未来につなげることを目指しています。
「DESIGN WEEK TANGO 2021」では、丹後ちりめん以外にも様々な素材や製品を手掛けるものづくり拠点とオンライン/オフラインにて繋がることができます。詳細は、『DESIGN WEEK TANGO 2021』公式情報をご覧ください。(*情報は随時更新されます!)
『Hacking the Known』とは?
「Hacking the Known」はDESIGN WEEK TANGO 2021の公式プログラムとして開催されます。本プログラムでは、丹後地方で独自の発展をしてきた絹織物「丹後ちりめん」を様々な方法で“ハック”し、丹後ちりめんの素材としての新たな可能性を可視化することを試みます。
本プログラムは「集中セミナー」「ワークショップ」「展示・プレゼンテーション」で構成され、すべてオンラインで行われます。審査で選ばれた参加者には、ハック用の丹後ちりめんが素材KITとして送られます。参加者は、素材としてのちりめんの性質や特性、また実験的なハッキングアプローチに関するレクチャーを受けた後、約2週間のワークショップ期間でエキスパートからのフィードバックを得ながら“ハック”に取り組み、作品を完成させます。完成した作品はDESIGN WEEK TANGO 2021期間中にFabCafe Kyotoで展示され、参加者には展示期間中に開催されるオンラインイベントで作品を発表する機会が与えられます。
「インテリジェント・テキスタイル」としての丹後ちりめん
300年の歴史をもつ丹後ちりめんですが、その伝統的な素材・技法は「インテリジェント・テキスタイル」としての大きな可能性を秘めています。近年、異なる分野の素材・技法と組み合わせ、丹後ちりめんの新たな可能性を探求する試みが行われています。
例えば、京都工芸繊維大学 Kyoto Design Lab(DLab)とロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)は共同で、絹と持続可能なバイオプラスチックを組み合わせてちりめんを再構築した医療用のハイブリッド繊維を作り出し、日本で急成長するヘルスケア市場のための新しい製品の可能性を示しています。(詳しくはこちら)
また、2017年から2020年にかけて毎年開催されたテキスタイルサマースクールには、イギリスのRCAやロンドン芸術大学、またオランダのデザインアカデミー・アイントホーフェンやArtEzの学生など、世界各国からアーティストやデザイナーが京都に集まり、フィールドリサーチとワークショップを通して、丹後ちりめんの伝統的技法と新しいテクノロジーの結合が試みられてきました。
丹後ちりめん創業300年の節目の年となった2020年には、テキスタイルサマースクール卒業生を中心とした8カ国15名のアーティストやデザイナーによって、現代デザインの視点から素材としてのちりめんへの回答として制作された作品展「伝統への現代デザインの応答──丹後ちりめん300周年に向けて」展が開催されました。(詳しくはこちら)
今回、これらのプログラムを発案・実施していたジュリア・カセムさんをゲスト講師に迎え、参加者のみなさんと丹後ちりめんの新たな可能性を探究します。
世界から見た丹後ちりめん
2021年5月から6月にかけて、JAPAN HOUSE LONDONで丹後ちりめんをテーマにしたオンライントークイベントが開催予定です。丹後ちりめんを深く理解するよい機会ですので、特にワークショップへ参加を希望する方は必ず視聴してください。
2021年5月14日(金) 20:00-21:00 JST |
Tango Chirimen: Factory Visit & Conversation オンライン工場見学 丹後ちりめん |
詳細 |
2021年5月20日(木) 20:00-21:00 JST |
KYOTO Design Lab Series: Exploring Tango Chirimen – Structure KYOTO Design Lab シリーズ:丹後ちりめん – 構造 |
詳細 |
2021年5月26日(水) 20:00-21:00 JST |
KYOTO Design Lab Series II: Exploring Tango Chirimen – Surface KYOTO Design Lab シリーズ:丹後ちりめん – 表面 |
詳細 |
2021年6月10日(木) 20:00-21:00 JPN |
KYOTO Design Lab Series III: Exploring Tango Chirimen – Scenario KYOTO Design Lab シリーズ III:丹後ちりめん – 場面 |
詳細 |
※事前予約が必要です。予約はイベント詳細ページから行ってください。
※「KYOTO Design Lab シリーズ」は全3回開催されます。詳細が決まり次第、こちらに情報をアップデートします。
※イベント終了後、JAPAN HOUSE LONDONのYouTubeチャンネルでも録画映像を視聴いただけます。
スケジュール
2021年5月23日(日) | 募集締切 |
2021年5月24日(月) | ポートフォリオ審査・参加者発表 ※合否は個別にメールでご連絡します |
2021年5月28日(金) 19:00〜21:00 |
参加者オリエンテーション・集中セミナー |
2021年6月7日(月) 19:00〜21:00 |
中間講評会 |
2021年6月21日(月) | 作品提出締切 |
2021年6月23日(水) 19:00〜21:00 |
プレゼンテーション |
2021年6月24日(木) 〜6月27日(日) |
作品展示@FabCafe Kyoto |
プログラム
■ Design Brief
素材としてのちりめんは「精練されていないちりめん」と「精練されたちりめん(ポリエステルやシルク)」の大きく2つに分けられます。
私たちが着物で馴染みのあるちりめんは、1メートルあたり3,000回程度の強い撚り(より)をかけた撚糸(よりいと)を使って織物を作った後、繭(まゆ)に含まれる絹タンパク質「セリシン」や不純物を取り除く精練という工程を経ることで作られます。精練の過程で、織り込んだ強撚糸は撚り戻りながら30%ほど収縮するため、ちりめんの特徴である「シボ」と呼ばれる微妙なシワが生まれます。
今回のワークショップでは、精練されていないちりめんを使用します。未精練のちりめんはセリシンに覆われているため、手触りはザラザラしており、絵画に使われるキャンバスのような硬さがあります。そのため、さまざまな実験の素材として最適です。
審査で選ばれた参加者には、精練されていないちりめんをお渡しして、広義の「ハック」をしていただきます。「ハック」には例えば以下のようなアプローチがあります。
(1)Structure
異素材を組み合わせたり、他のファブリケーション技術と組み合わせて2Dから3Dの素材/コンセプトに変換する
(2)Surface
印刷技術を応用してグラフィカルに見た目を変えたり、レーザーなどで表面を加工する
(3)Scenario
さまざまなコンテクストで新しい用途の可能性を考えたり、テクノロジーを埋め込んで素材としての新しい活用法を考える
また、ハッキングされたちりめん生地を使って、持続可能な新しい製品に発展する可能性を視覚化することも求められます。
■ Workshop Structure
審査に合格した参加者には、ワークショップ開始前に未精練の丹後ちりめんを2メートル以内の長さでお送りします。またワークショップに先立ち、ワークショップ全体の説明、及び丹後ちりめんの性質や特性、また実験的なハッキングアプローチに関するレクチャーをオンラインで開催します。
参加者はワークショップ期間中、制作過程を所定のフォーマットでショートビデオとして記録し、完成した作品を締切日までにFabCafe Kyotoに提出することが求められます。完成作品と制作過程の記録ビデオは2021年6月23日(水)に開催されるオンラインイベントで公開されます。
また作品は2021年6月24日(木)〜6月27日(日)のDESIGN WEEK TANGO 2021開催中にFabCafe Kyotoで展示されます。
2021年5月28日(金) 19:00〜21:00 |
参加者オリエンテーション 集中セミナー |
ワークショップに先立ち、ワークショップ全体の説明、及び丹後ちりめんの性質や特性、また実験的なハッキングアプローチに関するレクチャーをオンラインで開催します。 |
2021年6月7日(月) 19:00〜21:00 |
中間講評会 | 作品制作の途中経過を参加者・ゲスト講師陣と共有し、作品をブラッシュアップするためのフィードバックをします。 |
2021年6月21日(月) | 作品提出締切 | 締切日までに作品をFabCafe Kyotoに提出いただきます。 |
2021年6月23日(水) 19:00〜21:00 |
プレゼンテーション | 作品の発表とゲスト講師陣とのディスカッションを行うオンラインイベントを行います。 |
2021年6月24日(木) 〜6月27日(日) |
作品展示 | 完成した作品をFabCafe Kyotoで展示します。 |
こんな人におすすめ
- クリエイティブ・ハッカー
- ユニークな機能素材・テキスタイルを探しているデザイナー
- 製造工程の近代化に伴い一般的でなくなった特殊加工技術を、新しいテクノロジーの観点から参照したいエンジニア
- 素材起点でプロダクト・デバイスのサーフェスやインターフェイスに新しい体験をもたらしたいクリエイター
- 新しい機能や質感を有した繊維・テキスタイルの開発先を探しているメーカー
- バイオマテリアルのハックに関心があるサイエンティストやクリエイター
申込・支払方法
*ワークショップへの申込受付は終了しました。
お問い合わせ
本イベントに関するお問い合わせは、下記までメールにてお送りください。(担当:MTRL 木下・飯田)
info.mtrl@loftwork.com
PEOPLE 参加者・プロジェクトチーム・ゲスト
Material Hackers(ワークショップ参加・出展)
Plastic Native Laboratory, 代表研究員 Engineering Freak 代表/設計士/調香師
浅井 睦
1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。 「どんな場所・状況でも思考選択肢を増やす」ことを主軸に世の中のすべてを思考材料にする研究プロジェクト[Plastic Native Laboratory]を主宰。また、フリーランスコンセプトデザイナーとして、言語化の難しい初期状態アイデアを形にして検証するプロセスを支援する[Engineering Freak]を活動の主としている。 主な仕事に、mixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」や「everblue technology 自動航行海上ドローン設計生産」など新しい開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。
Fab Nomad / Fabninjakids主催
加藤 昌和
1976 愛知県生まれ 岐阜大学院連合農学研究科卒
ものづくりを交流言語にをテーマにデジタル工作を通じた交流を子供達に推進。2019からGlobal KIdsdayの運営メンバーとして、デジタルファブリケーションを用いたものづくりイベントを開催し、子供達に言語、文化を超えた交流を広めている。イベントでは日本代表とコンテンツデザインを担当。文化面では、日本の五節句、出雲地方の製鉄、中国の絹外交などを研究、イベントのコンテンツにも取り入れている。テキスタイルの分野では、南米パラグアイの伝統レース”Nandoti”、日本の”組紐”に興味を持ち、調査中。
アーティスト
工藤 麻祐子
1988年大分生まれ。2013年多摩美術大学映像演劇学科卒業、2018年ドイツ・ブレーメン芸術大学ファインアート科卒業。現在ドイツ・ケルンメディア芸術大学修士課程にてデジタルメディア、アニメーション、サイトスペシフィックアートの領域で、実在する場所や素材を媒体(メディア)の一つとして捉えることをテーマに、実空間・物体における現実と仮想の関係、それらがどのように現実空間に介入するかをテーマにAR、VR等のデジタルメディアを使い作品を制作する。ドイツ留学中に一時帰国した際、新型コロナウィルスの影響で戻れなくなり、現在は大分市の運営する廃校を活用したアトリエで活動中。
ファッションデザイナー
坂園 俊太郎
1995年熊本県生まれ。
服飾専門学校後、ファションショーブランドにてコレクションデザインチームに所属。アシスタントデザイナー、プロダクションとしてデザイン、制作などを担当。
2020年独立。数ブランドにてデザイン, テキスタイルコーディネイト、制作の業務委託スタッフとして東京を拠点に活動中。
徐夢荷
1992年中国遼寧省生まれ。18歳に大学進学とともに渡日、東京大学で化学システム工学を専攻し、修士号(工学)を取得。中国と日本で受けた教育を振り返ることをきっかけに、学習者が主体的となって学んで生きることに貢献したく、教育分野に就職。工学系のバックグラウンドを活かしながら、2020年にFabAcademyを受講し、デジタルファブリケーションについて学ぶ。現在は教育系IT企業で子ども向けのアプリの企画とマーケティングを行いながら、週末は子ども向けのものづくりイベントを主催。2021年夏に渡米し、米タフツ大学のSTEM教育の博士課程に進学予定。子どもたちとワチャワチャものを作ることが好き。自分でじっくりものを作るのも好き。
サウンドアーティスト
武田 真彦 | Masahiko Takeda
京都を拠点に活動するサウンドアーティスト。
同志社大学商学部卒業、Central Saint Martins Couture Tailoring修了。
2019年、shrine.jp(京都)よりフルアルバム「Mitate」を、2020年、Muzan Editions(奈良)よりKazuomi Eshimaとのアルバム「Inheritance for Soundscape」をリリース。
現在は、メディアラボレーベル Laatry にてKazuomi Eshimaとともに、インスタレーション作品「CYCLEE」など、祖父が紡いだ京都西陣織の黒共を用いた作品制作や、京都の伝統工芸を用いた制作をしている。
クリエイティブユニット
緬麺 / MenMen
京都工芸繊維大学に在学中の4人の学生チーム。それぞれ、生物学、建築、プロダクトデザインを学ぶ。各自の視点を活かしつつユーモアを持って伝統工芸品を捉え直し、現代になじむプロダクトとしての可能性の提案を目標とする。
[メンバー]
亀田海里|京都工芸繊維大学 応用生物学課程で生物学とデザインについて学ぶ。服飾学校に通っていた経験もあり、現FabCafe Kyotoクルー。
田村遼|2018年に京都工芸繊維大学に入学。建築学コースでコンバージョンを専門にしつつ、コンピュテーショナルデザインなども行う。
奥まりな|高等専門学校卒業後、京都工芸繊維大学に編入。プロダクトデザインを学ぶ。
大峯知佳|京都工芸繊維大学デザインコースで空間構成や北欧家具について学ぶ。
プロジェクトチーム
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特命教授
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート特別会員
ジュリア・カセム
インクルーシブデザインの世界的な第一人者であり、また経歴は芸術・デザイン・美術館学・社会活動など多岐にわたる。1984年から1999年までジャパンタイムズのアートコラムニストを務め、企画・設計した視覚障害者のための展覧会で賞を受賞。さらに視覚障がい者が認識的・物理的に美術館の展示品により良くアクセスできるようにするための非営利団体を設立。2000年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで先駆的な「チャレンジ・ワークショップ」プログラムを開始し、プロのデザイナーと障害者や高齢者との包括的な共同デザイン・プロセスを実現。このプログラムは2010年にヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催された展覧会のテーマとなる。2010年にデザインウィーク誌の「デザイン界に最も影響を与えた50人」に選出される。2014年には京都工芸繊維大学の特命教授に任命され、幅広い学外パートナーと共同研究を行う学際的デザイン・イノベーションの研究拠点であるKYOTO Design Lab(D-Lab)の立ち上げに従事。科学とデザインを融合させたD-Labの2つのプロジェクトは、2016年にDutch Design Awardを受賞し、別のプロジェクトは2019年のCopenhagen Fashion Film FestivalでBest Idea賞を受賞。
嵯峨美術大学 芸術学部 准教授
上田 香
大手ハウスメーカー、設計事務所勤務の後、テキスタイルデザインを学ぶために渡英。2005年にNottingham Trent大学、2007年にRoyal College of Artsを卒業。帰国後、テキスタイルデザインの面白さを伝えたいと考え、大学での教育と創作活動、学術研究を行っている。2009年より嵯峨美術大学に勤務し、京都ならではの染織工芸の素晴らしさに触れ、伝統染織工芸の研究を開始。2016年には京都工芸繊維大学で博士(学術)を取得し、その後、丹後ちりめんの研究をスタートする。丹後ちりめんの研究でJulia Cassim先生に出会い、テキスタイルサマースクールには2017年より参加。日本の伝統染織工芸の素晴らしさを活かした新しい素材、生地、意匠を世界に発信すべく活動を行っている。
FABLAB北加賀屋
井上 智博
FABLAB北加賀屋にて市民に対してデジタルファブリケーションを教えている。デジタルファブリケーションを利用したものづくり、ことづくりを主な活動領域としており、メイカーズムーブメントを一過性の運動にしないために、それを推進していくような動きを展開している。
https://fablabkitakagaya.org/
YouFab Global Creative Awards 2015 FINALISTS
COS KYOTO株式会社 代表取締役
一般社団法人 Design Week Kyoto 実行委員会 代表理事
北林 功
大阪ガス株式会社(京都)の法人営業、株式会社グロービス(東京)の企業人材育成コンサルタントを経て同志社ビジネススクールで経営学修士(MBA)。
物心ついた頃から「持続可能な地球社会の構築」を人生の根幹に据えて活動。2013年にCOS KYOTO株式会社を設立し、地域に根づく産業をグローバルに発信するため、各種事業のコーディネートに取り組む。
2012年〜2014年には「TEDxKyoto」のディレクターも務めた。
地域における多種多様かつ自由な交流の場が必要と考え、2016年に「DESIGN WEEK KYOTO」を開始した。
京丹後市商工振興課
日下部 暁
2014年 京丹後市役所入庁。2017年より商工観光部 商工振興課に配属され、「丹後ちりめん創業300年事業実行委員会」事務局の一員としてテキスタイルサマースクールなど複数の事業に関わる。現在も地場産業である丹後ちりめんをはじめとする織物産業の振興に従事。
株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター
飯田 隼矢
半導体メーカーで開発職として8年間働いた後、アートとデザインを学ぶために渡英。ロンドンのCentral Saint Martins College of Arts and Design グラフィックデザイン学科を卒業。帰国後、アート・建築・デザインを手掛けるSANDWICHでのグラフィックデザイナーを経て、2018年にロフトワークに入社。
ゲスト講師
プロダクトデザイナー
中坊 壮介
京都市立芸術大学プロダクト・デザイン専攻卒業。松下冷機デザインセンター勤務後渡英、英国Royal College of ArtのDesign Products科修士課程修了。良品計画企画デザイン室、ジャスパーモリソンのロンドン・オフィス勤務を経てSosuke Nakabo Design Office設立。Good Design賞、iF賞、IDEA、Red Dot賞など国際的なデザイン賞の受賞多数。京都市立芸術大学非常勤講師。
http://sosukenakabo.com/
テキスタイルデザイナー
岡本 汐加
テキスタイルデザインを専門として研究制作を行う。2013年多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻卒業後、渡欧。2014年Chelsea College of Arts Graduate Diploma Interior Design卒業、2016年Royal Danish Academy MA Textile Design 修了後、帰国。2017年より岡山県立大学デザイン学部助教。既存空間や場所からインスピレーションを得た作品制作に取り組み、国内外のグループ展への参加、個展等で発表を行う。
http://www.shioka.net/
京都府 商工労働観光部 織物・機械金属振興センター
徳本 幸紘
京都府の機関である京都府織物・機械金属振興センターで、丹後織物業への技術支援と産業振興に従事。丹後ちりめんの撚糸加工やジャカード等の技術を組み合わせた織物素材の開発を得意にしている。ジャパン・テキスタイル・コンテスト2018、2019、2020で優秀賞を受賞。近年は、高い伸縮性や多層構造といった丹後ちりめんの特徴をスマートテキスタイルに応用する研究を行っており、成果の普及にも取り組んでいる。
https://www.pref.kyoto.jp/oriki/
https://www.facebook.com/orikincenter/
素材協力
主催
運営
OUTLINE 概要
開催日 | 2021/06/24(木) - 2021/07/02(金) 11:00–19:00 (*日月曜定休) |
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場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
参加費 | 観覧無料 |