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イベント終了

ユーザー視点で考えた、これからの“公共空間×ロボット“ ーセコムの新セキュリティロボット「cocobo」ができるまで

セコム株式会社のオープンイノベーションイノベーション活動「セコムオープンラボ」とのコラボレーション企画として、「ユーザー体験から考えるこれからの公共空間×ロボット」をテーマにイベントを開催します。

開催日

2021/07/06 (火)

時 間

10:00–11:00

場 所

オンライン

定 員

100名

参加費

無料

ABOUT

ロボットは、人と空間との関わり方次第で機能だけでなくインターフェースも変えるべきか?

公民館やショッピングセンター、空港やオフィス。その空間を空間たらしめるのは、建物だけではありません。施設管理者や入居する店舗/企業はもちろん、BGMやサイネージ。巡回する警備員やインフォメーションセンターの受付員、ショップ店員や掃除員といったある役割を担う人々もまた、訪れる人々が受ける印象や無意識の行動をつくりあげる重要な要素とも言えます。

セコムの新セキュリティロボット「cocobo」

先日セコム株式会社より発表された、公共空間と調和した新しいセキュリティロボット「cocobo」のデザインプロセスでは、商業施設やオフィスといった公共空間における「警備員」が、訪れる人に対してどのような印象を与え、行動につなげてきたかという点も重視されました。つまり、警備員の業務を代替する機能だけでなく、「警備員が人に与えていた印象」をインターフェースに落とし込むまで踏み込んでデザインされました。

なぜ、「機能」だけでなく「印象」まで踏み込んだのか。

その決断の背景には、「公共空間におけるこれからのロボット」や、「人の業務だけでなく、役割を代行するロボット」などを、ユーザー体験を起点に考えてきたプロセスがあります。

ユーザー体験から考えた、これからの公共空間×ロボット

今回、セコム株式会社のオープンイノベーションイノベーション活動「セコムオープンラボ」とのコラボレーション企画として、「ユーザー体験から考えるこれからの公共空間×ロボット」をテーマにイベントを開催します。

セコム「cocobo」デザインプロジェクトの中心メンバーであるセコム株式会社 沙魚川久史氏、田中義久氏、znug design(ツナグ・デザイン)の根津孝太氏、株式会社ロフトワーク 柳川雄飛の4名が集合。今回のロボットが実現に至るまでのプロセスを振り返りながら、ユーザー体験視点から、これからの公共空間における、ロボットのあり方や調和を議論します。

公共空間と調和した新しいセキュリティロボット「cocobo」

「cocobo」は、AI・5Gなどの最先端技術を活用して巡回警備、点検業務など、さまざまな警備業務を提供するセキュリティロボットです。セコムの戦略的な協働プロジェクトブランド「SECOM DESIGN FACTORY」のもと、znug design(ツナグ・デザイン)の根津孝太氏ならびに株式会社ロフトワークと協働。“公共空間との調和”“威厳と親しみやすさ”をコンセプトに開発。2021年6月10日にリリース発表されました。

イベント企画・コラボレーションパートナー紹介

セコムオープンラボ
セコムオープンラボは、分野・業界・世代を超えた多くの皆さまと今後の社会について議論し、さまざまな視座・価値観から見た課題や期待を可視化・共有する「対話と創造の場」。SECOM DESIGN FACTORYなど新たな価値に取組む起点となり、セコムだけでなく参加した方々からも活用例が生まれています。

SECOM DESIGN FACTORY
革新的・独創的なサービス創造に向けたセコムとパートナーとの戦略的な協働プロジェクトを示すブランド。広く多様な価値の中で、新たな顧客価値および社会的価値を創り出していく活動やそこから生まれた商品を表します。ロゴマークのデザインは、今までなかった新しい価値を創出する“0→1”のイメージと未来へ向かって進んでいく想いを表現しています。

PROGRAM

10:00-10:15

公共空間のユーザー体験から考えた、セコムの新セキュリティロボット「cocobo」ができるまで
株式会社ロフトワーク シニアプロデューサー 柳川雄飛
セコム株式会社 オープンイノベーション推進担当 リーダー 兼 本社企画部 担当課長 沙魚川久史

10:15-10:55

「cocobo」デザインコンセプトから考える、これからの「公共空間×ロボット」
znug design 取締役/クリエイティブコミュニケーター/デザイナー 根津孝太
セコム株式会社 オープンイノベーション推進担当 リーダー 兼 本社企画部 担当課長 沙魚川久史
セコム株式会社 技術開発本部 開発センター デザイングループ リーダー 田中義久
株式会社ロフトワーク シニアプロデューサー 柳川雄飛
株式会社ロフトワーク マーケティング リーダー 岩沢エリ(モデレーター)

10:55-11:00

Closing
株式会社ロフトワーク マーケティング リーダー 岩沢エリ

OUTLINE

開催日 2021/07/06(火) 10:00–11:00
場 所 オンライン
参加費 無料
定 員 100名
配信

Zoom

対象
  • 新規事業担当者
  • ロボットやIoTの開発担当者
  • 商業施設やオフィスなどの公共空間におけるデジタル・アナログハイブリッドな体験設計を検討している方
主催

株式会社ロフトワーク

協力

セコム株式会社

ご注意
  • 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります。
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。

SPEAKER

クリエイティブ コミュニケーター / デザイナー
根津 孝太

1969年東京生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。トヨタ自動車入社、愛・地球博『i-unit』コンセプト開発リーダーなどを務める。2005年(有)znug design設立、多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がけ、ものづくり企業の創造活動の活性化にも貢献。「町工場から世界へ」を掲げた電動バイク『zecOO』、GROOVE X『LOVOT』、トヨタ自動車コンセプトカー『Camatte』『Setsuna』、ダイハツ工業『COPEN』、タミヤミニ四駆『Astralster』『RAIKIRI』などの開発も手がける。ドイツ iFデザイン賞、COOL JAPAN AWARD 2019(LOVOT)。2014~2021年度 グッドデザイン賞審査委員。著書『カーデザインは未来を描く』。

セコム株式会社, オープンイノベーション推進担当 リーダー 兼 本社企画部 担当課長
沙魚川 久史

1976年生まれ。東京理科大学大学院 総合科学技術経営研究科およびイノベーション研究科修了。セコムでは、研究開発や科学研究助成事業責任者を経て、現在オープンイノベーションチームを率い、新価値提案から協働商品開発まで担う。イノベーション推進に向け「セコムオープンラボ」を主宰、挑戦的ブランド「SECOM DESIGN FACTORY」立上げ。本社企画部担当課長を兼任。
社外では、東京理科大学客員准教授を経てフェロー、大学や国立研究開発法人、産学官コンソーシアムなどでも活動。主な著書『知的財産イノベーション研究の展望』(白桃書房)、内閣府「第3回日本オープンイノベーション大賞」経済産業大臣賞受賞。

セコム株式会社, 技術開発本部 開発センター デザイングループ リーダー
田中 義久

1970年生まれ。拓殖大学工学部工業デザイン学科卒業。
照明メーカーを経て、セコム株式会社に入社。2001年に初代ココセコムがグッドデザイン賞受賞。
手のひらに収まるセキュリティ機器から飛行船まで、開発センターで生み出される、新規サービスの製品デザイン業務に従事。

株式会社ロフトワーク, プロデューサー
柳川 雄飛

大学卒業後、Web広告業界で6年間にわたり営業・メディア開拓・新規事業立ち上げまで様々な事業に従事。その後、2014年に株式会社ロフトワークに入社。プロデューサーとして企業のコミュニケーション戦略から新規事業のコンセプト策定、Webサイトリニューアルなど幅広いプロジェクト設計を担当する。また本業の傍らで、地域活性のプロジェクトに関わったことがきっかけとなり、ロフトワークでも、地域にまつわるプロジェクトへと活動の幅を広げている。

株式会社ロフトワーク, Culture Executive/マーケティング リーダー
岩沢エリ

東京都出身、千葉市在住。大学でコミュニケーション論を学んだ後、マーケティングリサーチ会社、不動産管理会社の新規事業・経営企画室を経て、2015年ロフトワークに入社。マーケティングチームのリーダーとして、ロフトワークのコミュニケーションデザイン・マーケティング戦略設計、チームマネジメントを担う。2022年4月からCulture Executiveを兼任し、未来探索と多様性を創造力に変えるカルチャー醸成に取り組む。最近では、「分解可能性都市」をテーマに、生産・消費に加えて分解活動が当たり前となる都市生活へシステムチェンジするためのデザインアプローチを探究している。1児の母。