【6/23〆切】“wabi,sabi” な鉄を使って、 豊かな暮らしをつくる プロダクトアイデア募集

コンテスト概要

錆(サビ)を新たな価値に昇華させた鉄素材で、
豊かな暮らしをつくるプロダクトアイディアを募集

鉄は冷たい、鉄は錆(さ)びる…。錆(さび)は腐食で悪しきもの…。

そんな鉄と錆のネガティブなイメージを、逆転の発想で美しく硬度の高いマテリアルへと昇華させた建材「ARTSTEEL(アートスチール)」。シンプルでありながら表情豊かで趣深い、そんな“wabi,sabi”な鉄素材の魅了を引き出しに、新たな美意識・プロダクト・暮らしをデザインするアイデアを募集します。

◯ 誰でも応募可能!3Dソフトや専門的な技術は不要
普段、プロダクトデザイン/ インテリアデザインに業務として携わっているプロの方はもちろん、自身の手がけるプロダクトをつくりたいクリエイター、プロダクト/ インテリアが好きな方ならどなたでもご応募いただけます。

◯ 受賞作品は製品化!
受賞した作品は、プライズオーナーの株式会社フロントが製品へと仕上げます。自分の理想のプロダクト/ インテリアを実現したいクリエイターの皆さま、プロダクト/ インテリア好きの皆さま、自分のデザインした製品を生み出すチャンスです。ぜひぜひご応募ください。

募集対象

募集対象 | 生活にまつわるプロダクト全般

プロダクトのアイデアは暮らしに関するものであれば、リビング家具、キッチン、雑貨、生活用品etc.カテゴリーは、問いません。ARTSTEELを一部にのみ使用したアイデアでも構いません。

ARTSTEELを用いた、私たちの生活を便利に/豊かにしてくれるプロダクトのアイディアをご提案ください。みなさんの視点と想像力で、感性豊かなアイデアが集まることを期待しています。

▼ 対象例
・リビング家具 (椅子、照明、棚 etc.)
・エクステリア (ベランダ用椅子、屋外スツール etc.)
・キッチン用品 (鍋敷き、コースター etc.)
・雑貨 (ペン、文鎮、バケツ etc.)
・生活用品 (トイレットペーパーホルダー、壁がけフック etc.)

※今回は以下にあてはまるものは審査対象外となります。
・観賞用のオブジェなど生活者の暮らしに実用的なメリットをもたらしにくいもの
・ARTSTEELを全く使用しないプロダクト

応募資格
個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は問いません。
ただし、応募作品は国内外未発表のものに限ります。

テーマ

錆加工過程のARTSTEEL。何度も丁寧に錆剤をかけて風合いをつけていく。

“wabi,sabi” な鉄を使って、豊かな暮らしをつくるプロダクトアイデア

鉄のナチュラルな美しさを引き出す技術によって生まれ、意図的に発生させた錆(さび)やバイブレーション加工による独特の模様をまとった「ARTSTEEL」の佇まいは、昨今クリエイティブな人々の間でにわかに注目を集めるわびさび “wabi,sabi”に通じる魅力があります。wabi,sabiは、想像力の余白であり、独特な視点から世界を捉える美的意識でもあります。

そうしたwabi, sabiの視点を取り入れ、シンプルで暮らしの空間にとけこむ、私たちの暮らしを豊かにしてくれるプロダクトをご提案ください。

ARTSTEELの特徴/魅力

①メンテナンスの手間がかからない、高い耐久性
ARTSTEELは耐候性鋼と呼ばれる特殊な合金です。耐候性鋼は表面にサビの酸化皮膜をつくることでサビによる浸食が母材表面で止まり極めて緻密に母材に密着することで、水や酸素から守る「壁」となり、その後の腐食反応を抑制します。また、耐候性鋼は硬度の高さや加工のしやすさ、長期ランニングコストを見据えた経済性といった魅力をもっており、長い間使用をしてもその美しさを保ち続けることができます。

②職人による1点もの鋼の美しい表情・趣き

フロントでは鉄のナチュラルな美しさを引き出す技術開発に多くの時間を費やしてきました。サビを意図的に発生させることで自然な模様を楽しむことができ、鋼の自然な趣を味わっていただけます。また多彩なカラーバリエーションも実現し、さらに職人が1つ1つ丁寧に仕上を施すことで1つとして同じ製品が存在しないオンリーワンの魅力をもっています。

 

③使い込むほどに味が出る/ 魅力を増す経年優化

長年使用する中で傷が目立ってきたとしても鉄の特性を活かして修理/ 磨き直すことで、長く使うことができます。祖父から父へ、父から子へと世代を超えて使うことができ、まるで革製品のように使い込むほどに愛着が増していくのが特徴です。時間が経つほど劣化するのではなく、時間が経つほど価値が増していく、経年優化が魅力の1つです。

ARTSTEELを活用したプロダクト一覧

既に商品化されているARTSTEELを活用したプロダクトの事例です。どのような商品が出ているのか、ぜひ(株) フロントのサイトをご覧になってください。

NAGOMIシリーズ | http://nagomi-artsteel.com/

PRIZE

受賞したアイデアは賞金に加えて製品化を行います。

オーディエンス賞について

AWRDページ上でにてオーディエンス投票を行います。二次審査へ通過した作品の中で、最も投票数が多かったアイディアに贈られます。製品化については検討の上、判断いたします。

※その他、特別賞を設ける可能性があります。

 

審査員 JUDGEs

編集者
柴田 隆寛

1974年生まれ。ぶんか社『Asayan』、講談社『HUGE』の編集者を経て、マガジン ハウス『アンドプレミアム』のエグゼクティブディレクターに就任。創刊から約3年半 にわたり同職を務める。2015年に編集事務所「Kichi」を設立。紙・ウェブ・広告・ イベントのディレクションなど、ジャンルやメディアに縛られることなくシームレスに 活動を展開中。2018年には、自由な表現の広場を目指して、アートとカルチャーに特 化したブックレーベル「アカツキプレス」をオークラ出版内に設立。北海道・十勝「メ ムアースホテル」のプロジェクトメンバーとしても活動している。

株式会社藤井環境デザイン( 株式会社FRONT 新規事業担当責任者)
藤井 将之

1972年横浜市生まれ。千葉大学工業意匠学科卒業。公共家具メーカー在籍時に開発室長、事業推進室長を歴任し製品開発や新規事業開発に携わる。2013年に独立。まちづくり、空間デザイン、サイン計画、製品開発等を手掛ける。羽田空港第二ビルファニチャー計画、三井アウトレット台湾林口サイン計画、箱根ホテルはなをりサイン計画、ユニ・チャームグローバルサインほか。Good Design賞等受賞多数。京都造形藝術大学、東洋美術学校非常勤講師。現在、株式会社フロントにて新規事業開発を担当。

株式会社FEEL GOOD CREATION 代表取締役/ CMF® デザイナー
玉井 美由紀氏

株式会社本田技術研究所四輪デザイン室でデザイナーとして数々の車のカラーマテリアル開発に携わるキャリアを経て、2007 年に日本で初めて、CMF® を専門としたデザイン事務所として株式会社FEEL GOOD CREATION を設立。“五感を響かせる感性”をテーマに、日本で初めてCMF® 専門のデザイン事務所を設立。現在では、プロダクトブランドから工業デザインまで幅広い産業分野を手がけ、コンセプトメイキングからプロダクトアウトまでトータルでデザインすることで新たなる創造価値のフィールドを開拓している。デザイン業務のほか、CMF® の普及や日本のモノづくりの活性化に貢献。2016 年から2018 年のグッドデザイン賞の審査員を務める。