TOKYO
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Cybernetic being Meetup vol.02 身体の限界を突破する
第2回目となるCybernetic being Meetupでは『限界を突破する身体』と題して、ロボットアバター技術を活用し、人間の身体能力の限界を突破することができる未来社会が可能になったとき、私たちはどんな暮らしを送っているかを議論します。そのような「もう一つの身体」が当たり前になった未来における、身体の拡張が生み出す新たな人同士の関係性の在り方をみなさんで考えます。
- 開催日
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2024/10/07 (月)
イベント終了
ABOUT
サイバネティック・アバターで生み出す身体的共創の可能性を議論するミートアップ
Cybernetic being Meetup は、科学技術振興機構 ムーンショット型研究開発事業目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」研究開発プロジェクト「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」“Project Cybernetic being”が主催するミートアップイベントです。
本プロジェクトでは、人々の身体的経験や技能をネットワーク上で流通・共有し、障害当事者や高齢者を含む多様な人々が自在に行動し社会参加できる未来社会を目指して、身体能力の限界を突破するサイバネティック・アバター技術の研究開発と社会実装に取り組んでいます。
※サイバネティック・アバターとは
人の身代わりとしてのロボットや3D映像等を示すアバターに加えて、人の身体的能力、認知能力及び知覚能力を拡張するICT技術やロボット技術を含む概念。Society5.0時代のサイバー・フィジカル空間で自由自在に活躍するものを目指しています。
身体の限界を突破する技術が可能にする「誰もが挑戦できる社会」
第2回目となるCybernetic being Meetupでは『限界を突破する身体』と題して、ロボットアバター技術を活用し、人間の身体能力の限界を突破することができる未来社会が可能になったとき、私たちはどんな暮らしを送っているかを議論します。そのような「もう一つの身体」が当たり前になった未来における、身体の拡張が生み出す新たな人同士の関係性の在り方をみなさんで考えます。
本プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務める慶應義塾大学大学院の南澤氏がモデレーターを務め、ゲストに脳科学者の荻野幹人氏、一般社団法人WITH ALSの武藤将胤氏、オリィ研究所の吉藤健太朗氏を招いて、みなさんと議論します。
身体の限界突破を可能にするデモ展示
当日のイベントでは、ロボット・AI技術を取り入れた身体拡張技術のデモを展示いたします。実際の体験を通して、身体の限界を超えた社会の未来と可能性について、体感いただければと思います。
※展示を体験いただける方は、会場のみとなります。ぜひ会場にお越しください。
展示コンテンツ①
MoveWear × ロボットアバターのおける個人の運動特性の反映による存在感表出(株式会社オリィ研究所, 慶應義塾大学KMD)
ALSである友人に娘が生まれた時、我々開発者がその友人に真っ先に作るべきはその子を抱きあやす事ができる腕にほかならない。勝手に動くロボットハンドではなく、娘にとって父親の、妻にとって夫の、私の友人武藤にとって自分の腕でなくてはならない。身体機能を失った武藤は視線入力で服をデザインし着用する。その服を武藤の意思通り動かせられるならば、その服は自他共の共有認知として武藤の腕になりうるかもしれない(ory yoshifuji)
ロボットアバターは操作者の存在を他者に感じさせることができますが、操作者が誰なのか?まで伝わる「個性の表出」が可能な条件はまだわかっていません。今回のデモでは操作者がロボットアームを動かした操作を記録・再生し、操作者の存在感を提示するシステムを開発しました。ロボットアバターの動作から操作者の存在を感じられるか?ぜひ体験して確かめてください。
展示コンテンツ②
聴覚BCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)の操作疑似体験(一般社団法人WITH ALS、東京大学)
登壇者の武藤さんが、DJやロボットアバターを操作する際に使用している、聴覚BCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)がどのように動作しているのか、どんなことができるのか、が実際に分かる紹介ビデオと、脳波計無しで操作が疑似体験できるインタラクティブコンテンツを提示いたします。
※関連サイト
「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」(Project Cybernetic being)
ムーンショット目標12050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
PROGRAM プログラム
18:30-19:00 | 開場 |
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19:00-19:15 | オープニング |
19:15-19:35 | インプットセッション1(武藤・荻野) |
19:35-19:55 | インプットセッション2(吉藤) |
19:55-20:25 | クロストーク(モデレーター:南澤) |
20:25-20:30 | クロージング |
20:30-21:00 | ネットワーキング |
SPEAKERS 登壇者
一般社団法人WITH ALS 代表理事
武藤 将胤
1986年LA生まれ、東京育ち。
過去には、(株)博報堂で、様々なクライアントのコミュニケーション・マーケティングプラン立案や新規事業開発に従事。2013年に難病ALSを発症、2014年に宣告を受ける。ALSになったことをキッカケに一般社団法人WITH ALSを2016年に立ち上げ。現在は、クリエイティブの力で、「ALSの課題解決を起点に、全ての人が自分らしく挑戦できるBORDERLESSな社会を創造する。」ことをミッションに活動している。
東京大学 総合文化研究科 特任研究員
荻野幹人
一般社団法人WITH ALS 脳科学技術アドバイザー
脳科学者、博士(工学)
慶應義塾大学理工学研究科後期博士課程修了
日本電気株式会社宇宙システム事業部、株式会社電通サイエンスジャム首席研究員を経て現職
機械学習・制御工学・脳神経科学の研究に従事。脳波により機械を操作する技術「ブレイン・マシン・インタフェース」の開発を進めており、ALS患者のための脳波を用いた意思伝達装置は多数のメディアに取り上げられている。
株式会社オリィ研究所 所長
吉藤 健太朗
小学5年~中学3年まで不登校を経験。高校時代に電動車椅子の新機構の発明を行い、国内最大の科学コンテストJSECにて文部科学大臣賞、世界最大の科学コンテストIntel ISEFにてGrand Award 3rd を受賞、その際に寄せられた相談と自身の療養経験から「孤独の解消」を研究テーマとする。早稲田大学にて2009年から孤独の解消を目的とした分身ロボットの研究開発を独自のアプローチで取り組み、2012年株式会社オリィ研究所を設立。分身ロボット「OriHime」、ALS等の患者さん向けの意思伝達装置「OriHime eye+ switch」、全国の車椅子ユーザに利用されている車椅子アプリ「WheeLog!」、寝たきりでも働けるカフェ「分身ロボットカフェ」等を開発。 コンピューター界のオスカーとも言われるPrix Ars Electronica-golden nica他、国内外で受賞多数。
書籍「孤独は消せる」「サイボーグ時代」「ミライの武器」
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD) 教授
南澤孝太
科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業、Cybernetic being Project プロジェクトマネージャー。2005年東京大学工学部計数工学科卒業、2010年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Project を主宰し、身体的経験を伝送・創造・拡張する「身体性メディア」「サイバネティック・アバター」の研究開発と社会実装、触覚デザインの普及展開を推進。
OUTLINE 概要
開催日 | 2024/10/07(月) 19:00–21:00 (開場 18:30) |
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場 所 |
FabCafe Tokyo 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22-7 道玄坂ピア 1F Tel. 03-6416-9190 https://fabcafe.com/tokyo/ 京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分 JR 渋谷駅 徒歩10分 |
参加費 | 無料 |
定 員 | 80名 |
使用言語 | 日本語 |
オンライン配信 | https://youtube.com/live/krrt1GyWGjg
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主催/共催 | 主催:慶應義塾大学/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(ムーンショット型研究開発事業目標1「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」(Project Cybernetic being)代表機関) 共催:身体共創社会推進コンソーシアム、FabCafe Tokyo(運営:株式会社ロフトワーク) |
備考 | アクセシビリティ: ご来場いただく方々で会場にてスタッフのサポートが必要な場合は、参加お申し込みフォームにてご記入ください。
備考: ※個人情報に関する取り扱い 以下をご確認いただき、同意の上お申し込みください。 慶應義塾個人情報保護基本方針 (https://www.keio.ac.jp/ja/privacy-policy/ ) |