EXHIBITION
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セミナー & 展示ブース @『コンバーティングテクノロジー総合展2022』

コンバーティングテクノロジー総合展2022』は、フィルム・シート、金属箔、紙・板紙、不織布、合成紙などのウェブ・シート素材を加工する技術と材料、装置に関する総合展示会。2022年1月26日〜28日に開催されるこの展示会のパートナーとして、MTRLは「『意味のイノベーション』の実践」を切り口に、サスティナビリティやウェルビーイング等をテーマにしたセミナー、素材をきっかけにコミュニケーションが生まれるラウンジ空間を企画・実施します。

開催日

2022/01/26 (水)

2022/01/28 (金)

時 間

*セミナーは1/27のみ開催

場 所

参加費

展示会来場者は無料(*詳細は本文をご覧ください。)

入場には、展示会の来場登録が必要です。上記「受付中」ボタンをクリックすると来場登録ページへ移動します。

ABOUT

コンバーティングテクノロジー総合展2022』は、フィルム・シート、金属箔、紙・板紙、不織布、合成紙などのウェブ・シート素材を加工する技術と材料、装置に関する総合展示会。2022年1月26日〜28日に開催されるこの展示会のパートナーとして、MTRLは「『意味のイノベーション』の実践」を切り口に、サスティナビリティやウェルビーイング等をテーマにしたセミナー、素材をきっかけにコミュニケーションが生まれるラウンジ空間を企画・実施します。

SEMINER(1/27)

セミナー概要

セミナー : マテリアルの『意味のイノベーション』

■ 日 時:2022年1月27日(木) 14:30-16:45
■ 会 場:東京ビッグサイト 東5ホール マテリアルステージ
■ 展示会来場者は現地聴講無料(事前申込制)

* セミナー聴講には、展示会の来場登録が必要です。来場登録はこちらから
* 会期中は他にも様々なテーマで多数のセミナーが開催されます。詳しくはこちらのページよりご確認ください。

プログラム

「マテリアルの『意味のイノベーション』」をテーマに、ゲストを迎えて4つのセッションを開催します。

14:30-15:00 基調講演「素材が牽引するイノベーション “Material Driven Innovation”」
[Speaker] 小原 和也(MTRL事業責任者)

 

15:05-15:35 トークセッション「サーキュラーデザインとサプライチェーン変容」
…CO2削減の要請、そしてコロナ禍や消費志向の変化にも後押しされるかたちで、大量生産大量消費に最適化された生産・流通および廃棄の仕組みが変容しつつあります。そんな循環型経済(サーキュラーエコノミー)時代、素材メーカーには従来の「素材を供給する」のみならず「ノウハウや技術を売る」ビジネスモデルの可能性が膨らんでいます。事例とともに、素材メーカーの新しい戦略について考えます。
[Speaker] 加藤 佑 氏(ハーチ株式会社)、木下 浩佑(MTRL・FabCafe Kyoto)

 

15:40-16:10 トークセッション「素材起点のブランディング」
…従来的な機能性やコストパフォーマンスだけでなく、サスティナビリティやユーザー体験(UX)といった新しい価値基準に対しても訴えかけ、「その素材を使用している」こと自体が最終製品・サービスのブランディングに寄与する、そんな「高付加価値素材」の事例や戦略についてディスカッションします。
[Speaker] 塚本 陽人 氏(東レ株式会社 ウルトラスエード事業部 ウルトラスエード課 担当課長)、木下 浩佑(MTRL・FabCafe Kyoto)

 

16:15-16:45 トークセッション「センシング技術とウェルビーイング」
…私たちの生活意識や企業の開発目標に根付いてきたSDGs、その中には「GOOD HEALTH AND WELL-BEING」という項目があります。ヘルスケアはもちろん、暮らしと産業におけるあらゆる領域でもとめられる「健康」「QOL(Quolity of Life)」をいかにデザインするか?センサーやIoT、ロボティクスに関わる技術への新しい社会的要請について考えます。
[Speaker] 中山 雅宗 氏(オムロン株式会社 技術・知財本部)、小原 和也(MTRL事業責任者)

セミナー登壇者

ハーチ株式会社 代表取締役、「IDEAS FOR GOOD」創刊者
加藤 佑

1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月にHarch Inc.を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。2020年に第一回ジャーナリズムXアワード受賞。現在は企業のサステナビリティを支援する「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」、サーキュラ―エコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市のサーキュラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など複数事業を展開。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。

東レ株式会社, 大阪本社 ウルトラスエード事業部 ウルトラスエード課 担当課長
塚本 陽人

1982年茨城県生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。2005年に東レに入社以降Ultrasuede®の企画開発・マーケティングに従事。
Premiere Vision ParisでPV Awardsを受賞した銀面調人工皮革Ultrasuede® nuの開発も手掛け、ファッション、インテリア、自動車など様々な業界で、素材が生み出すクリエイションの可能性を追求している。

オムロン株式会社 技術・知財本部
中山 雅宗

2017年に京都大学大学院工学研究科修了後、同年オムロン株式会社技術・知財本部に入社。人とラリーをするAI卓球ロボット「フォルフェウス」のセンシングやヒューマンマシンインタラクションに関する技術開発に約4年間従事。現在は、プロジェクトリーダーとして第7世代フォルフェウスプロジェクトを牽引。

株式会社ロフトワーク, MTRL事業責任者 / 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任研究員
小原和也(弁慶)

2015年ロフトワークに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了(デザイン)。素材/材料の新たな価値更新を目指したプラットフォーム「MTRL」の立上げメンバーとして運営に関わる。現在は事業責任者兼プロデューサーとして、素材/材料基軸の企業向け企画、プロジェクト、新規事業の創出に携わる。モットーは 「人生はミスマッチ」。編著に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(フィルムアート社,2015)がある。あだ名は弁慶。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任研究員。

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株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑

京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。

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EXHIBTION(1/26-28)

ブース展示概要

ブース展示 : Innovation Lounge

■ 日 時:2022年1月26日(水)-1月28日(金)
■ 会 場:東京ビッグサイト 東5ホール
■ 展示会来場者は予約不要・入場無料

* 入場には、展示会の来場登録が必要です。来場登録はこちらから

展示品・出展協力

「発見」「交流」を通してインスピレーションが生まれるような体験型のブースを展示会場内に設けます。MTRLにゆかりのあるクリエイターやメーカーが手がけたプロダクトが多数登場。素材やテクノロジーに対する新しい視点や価値提案の気づきを得られる空間にどうぞご期待ください。

ForestBank™️



ForestBank™️は、製材された木材だけでなく森林そのものが持つ多様な価値に着目したマテリアルデザイン。
ForestBank™️は、森林をめぐる課題や可能性についてリサーチを行い、製材された木材だけでなく森林そのものが持つ多様な価値に着目し、それを表現するべく様々な実験を通して新たなマテリアルとして開発された。本来なら建築や家具用の木材資源として価値のない小径木や枝葉、樹皮、実、その森の土など樹木にまつわる様々な物を、反応性ミネラルベースと有機溶剤・VOCを一切使用しない完全水性アクリル樹脂と混ぜ合わせ製作している。

Concept, Material Design : Yuma Kano
Material : Wood waste, Soil, Acrylic resin(JESMONITE®︎)
Manufacturer : STUDIO YUMAKANO, Hidakuma inc.
Photography : Shot by Kusk
(*引用元 : STUDIO YUMAKANO Official Website


▼ 参考記事
製材、色、多様性。3組のクリエイターが独自の視点で国産材活用を考え生み出したプロダクト

Creative Director|Designer|Material Designer
狩野 佑真

1988年栃木県生まれ。東京造形大学デザイン学科室内建築専攻卒業。アーティスト鈴木康広氏のアシスタントを経て2012年にデザイン事務所「STUDIO YUMAKANO」を設立。2023年「株式会社NOU」として法人化。ネジ1本からプロダクト・インテリア・マテリアルリサーチまで、実験的なアプローチとプロトタイピングを重視したプロセスを組み合わせて、様々な物事をデザインの対象として活動している。近年はミラノやパリをはじめとする欧州や日本国内の様々な場所で精力的に作品を発表している。主な受賞にグッドデザイン賞、M&O Rising Talents Award、German Design Awardなど。
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 特別講師(2019年-)
武蔵野美術大学 建築学科 非常勤講師(2022年-)
https://yumakano.com/
(Photography: Shot by Hiroshi Wada)

1518 PIPE chair



オフィスファニチャーの老舗メーカー〈ノーリツイス〉が70年以上製造し続けているパイプイス。パイプの色や張り地のファブリックを見直し、リデザインすることにより、オフィスだけでなく家庭やホテルなどの公共空間でも使いやすいモダンな印象の家具に生まれ変わりました。

Design : Ryota Yokozeki
Maker : ノーリツイス
Material : Steel × Fabric (Ultrasuede Plane)
(*引用元 : 1518 Official Website

1518 LAY sofa



100%自社工場生産の業務用家具メーカー〈フジライト 〉が〈東レ〉と共同開発したオリジナルファブリックを活かして作ったデイベッドタイプのソファ。日本の住宅サイズにフィットするサイズ感にこだわりました。多彩な用途やライフスタイルに合わせた使い方ができるのが魅力です。

Design : Ryota Yokozeki
Maker : FUJIRIGHT
Material : Wood Frame × Urethane Foam × Fabric
(*引用元 : 1518 Official Website

 
1518

1518(いちごいちはち)は、2020年に設立した中小の家具メーカーを中心とした家具のものづくりのコミュニティです。
作り手と使い手を完全に分けてしまうのではなく、メーカー、デザイナー、ショップ、そしてユーザーが一緒になって、共感性の高い“私 たちの”ものづくりを可能にする、オープンなコミュニティ作りと運営を行います。1人では できないこと、1社では挑戦できないことを、ともに実現できる活動を応援していきます。
私たちは、使い手であり作り手である。地域や社会の一部であり個人である。そんなふうに一人一人がものづくりに参加でき、自己実現できる社会・文化を応援するためのコミュティ作りを目指しています。

RYOTA YOKOZEKI STUDIO株式会社 代表取締役/プロダクトデザイナー
横関 亮太

1985年岐阜県生まれ。金沢美術工芸大学製品デザイン学科卒。2008年から2017年までソニー(株)クリエイティブセンター勤務。2017年RYOTA YOKOZEKI STUDIOを設立。プロダクトデザインやクリエイティブディレクションを軸に、家具、家電製品、生活用品など国内外の様々なプロジェクトを手がける。2016年「AIZOME chair」がVitra Design Museumに永久所蔵された。iF Design賞、Good Design賞など受賞多数。
http://www.ryotayokozeki.net

プラモ家具3×6(サブロク)



「プラモ家具3×6(サブロク)」は、3尺(90センチ)×6尺(180センチ)の板を「ショップボット」というコンピューター制御の木材加工機械で切り出した家具キットです。プラモデルのように、板からパーツを切り離して、紙やすりをかけ、塗装をして組み立てます。つくれる家具はテーブルやスツール、ソファ、その他新しい家具も絶賛開発中です。
(*引用元 : 一緒につくろう!「プラモ家具3×6(サブロク)」

素材協力:NUNOUSまどか株式会社

 
プラモ家具3×6(サブロク)

「プラモ家具3×6(サブロク)」はプラモデルのように組み立てられる家具キットブランドです。ものづくりの醍醐味は自分の考えたものをつくりだす喜び、やりがいを感じられることです。しかし、図面を描き、材料を準備し、作業するという一連のプロセスは中々大変です。それが大きなハードルになってしまい、中々踏み出せない方も多いのではないでしょうか。私たちプラモ家具3×6(サブロク)は、そういったハードルを省略し、キットがお手元に届いたら、すぐに家具づくりを体験できます。デザインは妥協なく、直感的に組み立てられるよう趣向を凝らしました。
お子様と一緒にものづくりをしたい / 友達との思い出作りを考えている / 新しいオフィスを準備している / ゼロから家具を作るのは難しい / イベントでものづくりワークショップを開催したい …様々なシーンに「プラモ家具3×6」を活用して是非楽しんでみてください。
https://puramo3x6.com/

 
カタログの無いものづくり

「カタログの無いものづくり」は小さくても良いものを扱っている企業や、こだわりの詰まった建材や素材をもっと多くのものづくりや空間づくりに関わる人達に知って欲しい。という思いから2020年より始動したものづくりコミュニティです。デザイナー個人としても大事にしている『カタログには載ってない』対話を通して共に作り上げるものづくり。クリエイターとものづくり企業がパートナーとして一緒に作り上げるオリジナリティのある取り組みを増やしていきたいのです。こんな時期だからこそ繋がりを大事にし、じわりじわりと輪が広がるそんなコミュニティを作りたいのです。今後もメーカーとクリエイターを繋ぐ役割として色んな実験的な試みを定期的に開催いたします。
発起人:松尾 政人(M8 design studio)
https://creativewithoutcatalogue.mystrikingly.com/

カセツラウンジチェア



工事現場の足場のように構造フレームを仮設的に組み上げ、空気で膨らませた背と座のクッションを合わせることで、仮設性と快適性を兼ね合わせた座り心地が豊かなラウンジチェアをデザインしました。組立てや分解も容易にでき、クッションの空気を抜けばすぐにフラットパックになります。アウトドア家具のようなコンパクトな可搬性を持ちつつ、柔らかい素材をつかい快適性やホーム空間との親和性を高めました。

Design : Ryota Yokozeki
(*引用元 : カタチにして、生活者に問えばいい!オープンにしながら進めるBtoCプロダクト開発

RYOTA YOKOZEKI STUDIO株式会社 代表取締役/プロダクトデザイナー
横関 亮太

1985年岐阜県生まれ。金沢美術工芸大学製品デザイン学科卒。2008年から2017年までソニー(株)クリエイティブセンター勤務。2017年RYOTA YOKOZEKI STUDIOを設立。プロダクトデザインやクリエイティブディレクションを軸に、家具、家電製品、生活用品など国内外の様々なプロジェクトを手がける。2016年「AIZOME chair」がVitra Design Museumに永久所蔵された。iF Design賞、Good Design賞など受賞多数。
http://www.ryotayokozeki.net

めちゃデカいパイプ椅子



岩沢兄弟は、デジタルものづくりカフェFabCafe Nagoyaと、オフィスファニチャーの老舗メーカーであるノーリツイスとコラボレーション。ノーリツイスが70年以上製造してきたパイプイスのデザインから着想し、展示什器として使える「めちゃデカいパイプ椅子」をデザインしました。

共同企画:FabCafe Nagoyaノーリツイス岩沢兄弟
詳細設計・製作:ノーリツイス
デザイン:岩沢兄弟

(*引用元 : [お知らせ] FabCafe Nagoya、ノーリツイスと新作家具をつくりました

バケツの椅子



愛知県一宮市で、のぼりや横断幕などの製造と販売を手がける「堀江織物」の工場見学で見かけた、積み上げられたインク用バケツから着想したもの。
通常、使用済みのバケツは産業廃棄物として処理されるが、強度も高いので椅子として再利用してみてはどうだろうか。
スタッキング(積み重ね)すれば、場所をとらずに収納できるし、座面の高さも変更できる。
とりつけたのは、座面の木材だけ。木材は、素材の手配がしやすく加工も簡単だ。その上、プラスチック素材と合わせることで、見た目のアクセントにもなる。また、ドーナツ形状にすることで、持ち手としても利用できる。
シンプルかつ利便性の高い、DIYアップサイクル・プロダクトの提案だ。

デザイン:岩沢兄弟
(*引用元:岩沢兄弟 ocfficial website

有限会社バッタネイション
岩沢兄弟

「モノ・コト・ヒトのおもしろたのしい関係」を合言葉に、人や組織の活動の足場となる拠点づくりを手掛けています。空間・家具などの立体物設計、デジタル・アナログ両方のツールを活用したコミュニケーション設計が得意。
https://battanation.com/

いわさわひとし(兄)
1974年千葉県生まれ。多摩美術大学建築学科卒業。岩沢兄弟の立体物デザイン担当。空間デザイナー、車輪家具プロデューサー。空間デザインからイノベーション家具、名刺ケースまでなんでもつくる。無類の車輪好き。大学在学中より、一級建築士事務所でアシスタントを経験し、デザイナーとして活動をはじめる。2002年、有限会社バッタネイションを弟とともに設立。東京・日本橋でオルタナティブオフィス「Co-net」を運営しながら、飲食店、物販店、オフィスなどの空間デザインを手掛ける。これまでに、CINRA、DLE、LoftworkCOOOP、AOI DC、FabCafeMTRL などの空間デザインを手掛けた。2011年より、オリジナル家具「車輪家具」シリーズの納車を開始。これまでにメディアジーンや、ロフトワーク、「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」(2015年度GOOD DESIGN受賞)などへ納車。

いわさわたかし(弟)
1978年千葉県生まれ、武蔵野美術大学短期大学部生活デザイン学科卒業。岩沢兄弟のWeb、映像、音響、よろずディレクション担当。趣味は自作楽器の演奏。学⽣時代よりフリーランスとして映像制作、ウェブ制作などを手掛け、2002年有限会社バッタネイションを兄とともに設⽴。テレビ番組連動フラッシュサイトの制作や、番組公式サイトの作成などを⼿がける。現在も数多くの映像中継、制作業務を請け負っている。空間デザイン/家具デザインプロジェクトにおいてはコンセプト設計、ディレクション、音響デザインなどを中心に担当。共著/部分執筆に、『USTREAMビジネス応⽤ハンドブック』『Ustream配信完全ガイド』がある。2016年に茨城県北芸術祭に作品出展。

KINOKO



家具の生産には向かない小径広葉樹が多い、利用可能な樹種が特定しづらいといった飛騨の森の特徴をそのまま体現した家具。製材された幅200〜300mmの小径材から円を取り出し、複数枚を組み合わせることで大きな座面を作り出しています。円同士は、伝統的技術「千切り」で留めています。使用する樹種は、その時々で採れる樹種によって交換してよいという森の事情に合わせたデザイン。「KINOKO」は、まるでキノコのような形であることと、飛騨の木々の子という意味を込められた名称です。


デザイン:ツバメアーキテクツ
家具製作ディレクション:ヒダクマ
材料:岐阜県産 トチ、ホオノキ、キハダ、ケヤキ、ミズメなど

SLANT/頼り合って支えるスツール



色々な広葉樹が混生する飛騨の森さながら、異なる樹種の木が互いに支え合う構造のスツールです。小径木から製材された細い部材を斜めに折り曲げたように立体化することで、接合部の強度と座面の剛性を確保しています。同じスツールをいくつか並べてシーンに合わせたフォーメーション組んだり、スタッキングすることでコンパクトに収納可能です。

プロダクト名:SLANT/頼り合って支えるスツール
デザイン:桑原茂建築設計事務所
家具製作ディレクション:ヒダクマ
材料:岐阜県産 サクラ、ナラ、クリなど

木テラゾテーブル



サスティナブルな新素材として、サポーズとヒダクマが協働で生み出した木テラゾのテーブルは、FabCafe Nagoyaのために作られた家具のひとつ。細かい木の破片は捨てられてしまうか、アクセサリーやウッドチップとなるのが通常でした。家具としての価値にいかにして組み込むか、そして木を無駄なく使うことを目標に、モルタルに混ぜ込むことでテーブル天板として活用。異素材とミックスすることで、木だけでは出せない風合いと質感へ転換させ、まるでクッキーのような可愛らしい表情が現われました。
(Photo: Kenta Hasegawa)


デザイン:SUPPOSE DESIGN OFFICE
家具製作ディレクション:ヒダクマ
材料:ホオノキ、ミズメザクラ、カバザクラ、サワグルミ、トチ、クリ、MORTEX

 
株式会社飛騨の森でクマは踊る(通称:ヒダクマ)

ヒダクマは、2015年5月、森林の活用と地域経済の創出を目標に掲げ、ロフトワーク・飛騨市・トビムシが出資して生まれました。
ヒダクマは、森林木材事業と地域交流事業の大きくふたつの事業を行っています。
森林木材事業では、建築家・デザイナー・企業を対象に、飛騨の森の豊かな木を活用した家具や建築空間の設計や製造、商品開発、素材開発などの支援を行っています。
地域交流事業では、デジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」を運営。カフェには、ゲストハウス、木工房が併設されており、国内外のクリエイター、教育機関や企業に向け、森や林業、ものづくりを体感できるツアーや合宿プログラムを提供しています。また、森や地域の文化に親しんでもらえる楽しいイベント・ワークショップを定期的に開催し、森と地域内外の人々をつなぎ、コミュニティを育んでいます。

惑星発見器



一見すると謎のディスク状のプロダクト。観光地の顔はめパネルのように、何かの表面に当てると、その場所の表面が惑星に見立てられます。

Design : 小瀬古 智之

KOSEKO DESIGN&PRESS / 小瀬古文庫 / 擬態デザイナー
小瀬古 智之

1985年埼玉県生まれ・神奈川県在住。擬態デザイナーとしてアートブックを軸に作品の企画・制作・デザインを行う。

■ KOSEKO DESIGN&PRESS
湘南藤沢を拠点とする小瀬古智之・小瀬古紫衣によって結成されたデザインユニット。「擬態」「静動」など視知覚のリサーチをベースにした実験的表現と役割の開発を行う。その成果をアートブック出版・クライアントワークを通じて国内外で発表し、創造性の流通の一端を担う。メディア掲載に「タモリ倶楽部」「BranD」「Hyperallergic」など。
https://koseko.asia/

■ 小瀬古文庫
「デザインの力で『もの』に潜む擬態を可視化する」をテーマに発行するアートブックマガジン「gitai」を中心に高品質な出版物の企画・製作を行っています。書籍を軸に一点物の作品やNFTアートまで、あらゆる表現活動を広義の出版として捉え、実験的な表現や新たな視点を国内外の書店やアートブックフェアを通して流通させています。
https://gitaipress.com/ja/

OVERALL OF EVENT

展示会概要

コンバーティングテクノロジー総合展2022

■ 会 期:2022年1月26日(水)-1月28日(金)
■ 会 場:東京ビッグサイト 東ホール
■ 来場方法:オンライン事前登録制
*事前登録された方は、2021年11月26日〜2022年2月28日の期間に開催されるオンライン展示会にも来場可能です。

*出展者・プログラム・事前登録についての詳細は、公式ウェブサイト よりご覧ください。
(主催:株式会社 加工技術研究会 | 共催:株式会社 JTBコミュニケーションデザイン)

いま求められている、「あたらしい生活」。
モノを大量に生産して消費することで豊かさをわたしたちは享受してきました。その一方で生産過程におけるCO2排出などの環境負荷、消費後に排出されリサイクルされない大量のプラスチックが地球環境に負荷を与えているのは周知の事実。サステナブル社会の実現には高い意識と高度な技術がもとめられています。

この展示会が、あたらしい製品や技術を社会に発信する場だけでなく、その「ゆたかさ」について考え、それを具体化させていく糸口であってほしい。そして業界の垣根を越えたオープンで刺激に満ちたコミュニケーションの場であり続けるために、わたしたちも変化していきます。

技術の発見、新たな人との出会いから生まれる「セレンディピティ」に満ちた商談こそ、リアル展示会の醍醐味。
じっくり事前に情報収集したい方や遠方の方には、オンライン機能も有効です。
みなさまの環境にあわせて参加できるあたらしい展示会の場がココにあります。

(*コンバーティングテクノロジー総合展2022 公式WEBサイトより引用)

OUTLINE

開催日 2022/01/26(水) - 2022/01/28(金)  *セミナーは1/27のみ開催
場 所
参加費 展示会来場者は無料(*詳細は本文をご覧ください。)

入場には、展示会の来場登録が必要です。上記「受付中」ボタンをクリックすると来場登録ページへ移動します。