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イベント終了

【受付終了】バグズ・イン・ザ・ライフ!『DESIGN WEEK KYOTO クラフトソン2020』参加者募集!

暮らしにエラーがあってもいいんじゃない?工芸に潜むバグに、これからの暮らしをつくる新規事業・プロダクトアイデアのヒントを求めるアイデアソンイベントです。

開催日

2020/08/29 (土)

2020/08/30 (日)

時 間

10:00–19:00
※ 上記2日間に加えて、8月20日(木)に開催されるキックオフ・チームビルディングへの参加も応募条件となります。また、ワークショップ終了後は2021年2月の事業プレゼンに向けてプランをブラッシュアップするための活動を行っていただきます。詳しくは本文をご覧ください。

場 所

オンライン / 京都リサーチパークMAP

定 員

40名

参加費

参加無料

概要

本イベントは、様々なコンペティションやハッカソンなどの情報をお届けするプラットフォームサービス「AWRD(アワード)」にてエントリーいただいています。応募要項その他詳細は、必ず申込ページよりご確認ください。

今年のテーマは「バグ!」

京都を舞台に2017年より毎年開催されているクラフトソン(=クラフト(工芸)×ハッカソン)。今年度はオンラインでの実施となり、全国から参加者を募集します! 2020年のクラフトソンのテーマは「バグ!」。
技術や文化を発展させてきた「バグ」をどのように生活の中に取り戻すのか?そんな視点から、地域に根づいたモノづくりの可能性をアップデートするサービスやプロダクトを考えます。

どうして「バグ!」というテーマを選んだの?

コンピューターやテレビゲームなどでよく使われる「バグ」という言葉は、「プログラム上の不具合 ・誤り・欠陥」を指します。「よくないもの・厄介なもの」とされる「バグ」ですが、実は視点を変えると「今までにできなかったことを実現するための重要なきっかけ」となることがあります。

▼バグ bug
(プログラム上の)
・誤り
・欠陥
・不具合

そもそも私たち人類の進化も遺伝子の突然変異という「バグ」によるものです。社会を発展させてきた新しい価値観、文化や技術も様々な「バグ」を通じて生まれてきたことを考えると、今起きているコロナ禍もあるいはそのひとつなのかもしれません。そう考えるとこの「バグ」は、取り除くのではなく活用するという姿勢が有効ではないでしょうか。

近代以降の産業では、「工程を完璧にコントロールしバグを最小化する」ことが推し進められてきました。しかし、そういった効率化の結果として「予想を超える大きな変化」は起きづらくなっています。一つ一つが異なる自然素材と向き合い、「勘」や「感性」を伴った手しごとを行うクラフトは「バグ」そのものを内包している存在です。そこにクリエイティブのヒントがあるような気がしてならないのです。

京都の歴史の中で長い時間をかけ研ぎ澄まされた美意識と技術の粋「クラフト」と、この進化をもたらす「バグ」の視点を掛け合わせたとき、はたしてどんな画期的なアイデアが生まれるのでしょうか?伝統からこそ、新しい時代に求められる未来の価値が発見されるのではないかと期待しています。

クラフトソンで目指すこと

  • クラフトソンでは3,4名のチームをつくり、2日間かけて工芸をベースにウィズコロナ時代を前提とした新規事業アイデアを1つ創出します。
  • 2日目の夕方には審査員による選考が行われ、選ばれたアイデアは事業化を目指し、2月に世界で活躍する投資家等を前にプレゼンする機会が得られます。
  • 今年はオンラインツールを活用して遠隔でのチーム形成とグループワークを行います。

クラフトソンの概要

自己紹介・チームビルディング

日時: 2020年8月20日(木)18:30-21:30
会場:オンライン

アイディエーション・ワークショップ

日時:2020年8月29,30日(土,日)10:00-19:00
会場:オンライン / 京都リサーチパーク

※京都近辺に住んでいらっしゃる方は、京都リサーチパークの会場を開放予定ですので、ご利用いただくことが可能です。

アイディエーション・ワークショップのタイムテーブル

※詳細は追って公開予定です。

8月29日(土)ワークショップ(10:00-18:00)
8月30日(日)ワークショップ・発表(10:00-19:00)

参加条件

参加費:無料
参加に必要な環境:Wi-Fi(ネットワーク環境) / オンラインミーティングツールが使用できるパソコン

インセンティブ

  • 制作を進めるための場所の提供
  • 試作品の制作費用(上限あり)
  • メンターからのサポート
  • 製造業の事業者の紹介
  • 国内外の投資家から投資を受ける機会

審査員(メンター)

※詳細は追って公開予定です。

クラフトソンの年間スケジュール

2日間のクラフトソンが終了した後、2021年2月の投資家向けプレゼンテーションに向けて、事業アイデアのアップデートを行っていきます。プレゼンテーションで成功すれば、国内外の投資家等から事業化へ向けたサポートを得られます。また2月までメンターが並走しますので、事業化に向けて考えなければいけないことや、課題を解決するためのアイデアを相談することが可能です。

2020年7月27日〜8月17日 参加者募集
2020年8月19日(水) 選考結果・ワークショップへの参加ご案内
2020年8月20日(木) 自己紹介・チームビルディング
2020年8月29.30日(土,日) ワークショップ(2日間)
2020年9月〜 事業アイデアのアップデート、事業計画の作成
2021年2月 最終プレゼンテーション

(▲昨年のクラフトソンの風景)

こんな人を求めています!

①プランナータイプ

みんなを引っ張ることができ、計画を立てることが好きな人

②アイデアマンタイプ

アイデアを考えたり、妄想することが好きな人

③コミュニケータータイプ

話やアイデアを聞き出すことが得意で、チームでモノをつくるのが好きな人

④クリエイタータイプ

手を動かしたり、何か形にすることが好きな人

● 参加前に自分のタイプを調べてみる >>> https://www.16personalities.com/ja

● 本イベントに関するお問合せはこちらから

クラフトソンでできること

以下のような体験ができるプログラムを事務局が用意しています。(当日のスケジュールの詳細は後日発表します。)

1. 京都の多種多様な工芸やモノづくりの世界にどっぷり浸かり、知的好奇心を引き出す

アイデアを考えるための知識として京都の伝統産業や工芸、モノづくりのこれまでの歴史や取り組み・技術、工場(こうば)を取り巻く現場の声をお届けできればと思っています。また当日までに調べてきて欲しい情報や、読んできて欲しい課題図書も設定します。クラフトソンには企業や職人さんも参加予定ですので、気軽に質問や相談をすることも可能です。

なかなか覗くことができなかった工芸やモノづくりの扉の先には連綿と培われてきた人の技術や知識、工夫が詰まった世界が広がっています。きっとあなたの好奇心に応えてくれる発見がたくさんあるはずです。

2. 知識や経験が豊富な講師やメンターとの対話で、新しい視点を得る

クラフトソン当日にはあなたに新しい視点を与えてくれる講師が、その後の事業化に向けてはメンターが参加し課題やアイデアについて相談することが可能です。いずれもバラエティに富んだ複数のメンバーが参加予定で、「工芸やモノづくりの世界に詳しい方」や、「事業化に向けてのアイデアがが豊富な方」など様々な立場や経験からのアドバイスをいただくことができます。今までの生活では思いもよらなかったものの見方や考え方を得ることがあるかもしれません。クラフトソンが終わっても今までとは全然違う世界の見方をしてしまうかも?

3. 多様なバックグラウンドを持った人とのチームワークを体験し、違う価値観に出会う

今年のクラフトソンで大切にしていることのひとつは、「人と人の出会い」です。生活をしているだけでは決して出会うことがなかった違うバックグラウンドを持った人や、持っている技術や知識がかぶらない人とチームを組んでいただく予定です。

「アイデアの創出」という共通の目的に向かってワークを行う体験は、新しい価値観との出会いを意味します。時には少しだけ、ケンカをしてしまうこともあるかもしれませんが、新しいアイデアは摩擦の中から生まれてくるもの。違いを楽しみむことができれば、フリーの起業家やプランナー、デザイナーや職人さんに加え研究者や学生の方、年齢も職種もこえた大切なメンバーに出会える場所になるはずです。

4. 新規事業の企画・立ち上げを経験し、自分の意外な一面を探る

8月29日・30日のワークショップは、ゴールではなくスタートです。生まれたアイデアは事業化を目指し、2月の投資家等へ向けた最終プレゼンテーションまでチームメンバーで温めていくことになります。その中できっと今まで自分が体験したことのない役割を果たすことや、会得した知識や技術だけでは乗り切れない場面があると思います。「自分では人を引っ張ることが苦手だと思っていた」、「アイデアを出すってこんなに楽しかったなんて!」、そういった意外な自分の一面にもぜひ出会ってみてください。

ゲスト講師

Designer, Art Photographer
玉利 康延

1979年、東京生まれ。高校中退後、エレファントデザイン株式会社に入社、経営者のヴィジョンを実現していくためのデザイン手法を学ぶ。2000年代、文化人類学者・竹村真一氏やサステナ・マエキタミヤコ氏と共に環境・社会問題の情報デザインを行う。また、地域の一次産業のプロジェクトを手掛け「ニシアワー」「東北食べる通信」などに立ち上げから参画。2014年にグッドデザイン賞 [金賞] 受賞。情報デザインの手法を活かし、情報デザインファーム・エトピリカを2018年に設立。食とアニミズム 著者。

東北食べる通信:https://tohokutaberu.me/
食とアミニズム:https://food-animism.com/

株式会社うなぎの寝床 代表取締役
白水 高広

1985年佐賀県小城市生まれ、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。2009年8月厚生労働省の雇用創出事業「九州ちくご元気計画」に関わり2年半プロジェクトの主任推進員として動く。同事業は2011年グッドデザイン賞商工会議所会頭賞を受賞。その後2012年7月にアンテナショップうなぎの寝床を立ち上げるとともに、現在まで地域文化商社として活動を続ける。地域文脈のリサーチから、メーカーとしての商品開発、問屋業・小売業を横断して連動させながら、地域の方々がやれなさそうな領域を事業化していく。2019年7月に株式会社UNAラボラトリーズ を設立、旅行業2種を取得して出版・ツーリズム・宿などの事業を展開予定。

うなぎの寝床:https://unagino-nedoko.net/

メンター

株式会社taliki 代表取締役CEO
中村 多伽

京都大学在学中に国際協力団体の代表としてカンボジアに2校の学校建設を行う。その後、ニューヨークのビジネススクールへ留学。現地報道局に勤務し、アシスタントプロデューサーとして2016年大統領選や国連総会の取材に携わる。様々な経験を通して「社会課題を解決するプレイヤーの支援」の必要性を感じ、帰国後の大学4年時に株式会社talikiを設立。関西を中心に社会起業家のインキュベーションや上場企業の事業開発・オープンイノベーション推進を行いながら、ベンチャーキャピタル2社にて投資活動にも従事。

株式会社taliki:https://www.taliki.co.jp/

o-lab inc. 代表取締役|クリエイティブディレクター
綾 利洋

京都大学、米国Yale大学で化学修士号を取得後、バイオ医薬系企業での研究開発の傍ら夜間学校・独学などを経てロサンゼルス郊外のデザインファームに入社。シニアデザイナー兼プロジェクトマネジャーとしての職歴の後、2011年、o-labを京都にて創業。2016年o-lab inc. /オーラボ株式会社設立。良いクセで「おぉ」を生み出すデザイン、問い、解決の研究所代表として、分野間の不要な境界線が融解した自由な視点、感性とロジックが交差する思考により、伝統工芸から先端医療機器まで、分野を横断してデザイン、ブランディング、ディレクションを手がけている。2018年より醒間株式会社 取締役。2019年より京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系 特任教授。

o-lab inc.: https://o-lab.jp/

株式会社和える 西日本事業責任者
田房 夏波

1988年 大阪生まれ。
京都の高校を経て、2011年に神戸大学国際文化学部を卒業後、
住友化学株式会社で経理・経営企画業務に従事。
2015年より、和えるにて“0歳からの伝統ブランドaeru”京都「aeru gojo」ホストマザー(店長)を務める。2016年より現職。
日本の伝統を次世代につなぐ仕組みづくりを促進すべく、新規事業の推進やパブリックリレーションズ(PR)、各地での講演活動等を担っている。

和える:https://a-eru.co.jp/

アドバイザー

地方独立行政法人京都市産業技術研究所 デザインチーム 主席研究員
竹浪 祐介

1975年生まれ 函館市出身

金沢美術工芸大学 工業デザイン専攻 卒業
プロダクトデザイナー喜多俊之氏に師事。液晶テレビ・ロボット・マッサージチェア・家具などのプロダクトデザインを担当
デザインへの科学的アプローチの必要性を痛感し、中京大学大学院 情報科学部 認知科学科 博士課程前期修了
京都市産業技術研究所デザインチームにて、主に地場産業のデザインにあたる。
専門分野 プロダクトデザイン・伝統工芸品デザイン(おもに漆器・陶磁器)

DESIGN WEEK KYOTO

「DESIGN WEEK KYOTO」(通称:DWK)はオープンファクトリーを中心とした交流イベントです。「京都をよりクリエイティブな街に」という想いを持った有志のメンバーが集まり、2016年にスタートしました。

京都には、織物や陶芸などの工芸はもちろん、機械・部品などをつくる町工場や最新のテクノロジーなどを手掛けるベンチャー企業など、様々なモノづくり企業が集積しています。長い歴史の中で職人らが技術や感性を切磋琢磨し、多種多様なモノづくりや文化が培われてきました。その技術は現代にも受け継がれ、現場にはその資源がたくさん詰まっています。

しかし、それぞれの工房・工場はジャンルを超えた横のつながりや交流は不足していました。また、モノづくりの現場が一般に開かれることはあまりなく、どういった人たちがどのように素晴らしいモノを生み出しているのかを知ること、そしてその作り手たちと触れ合うことは簡単ではありませんでした。

そのため、時代を切り拓く新たなアイデアや新たな出会いを生む場を京都のモノづくり現場の作り手の方々も必要としていると感じていました。

そうした現状を打ち破るキッカケの場となるべく、「DESIGN WEEK KYOTO」はスタートしました。


● DESIGN WEEK KYOTO 公式サイト:https://designweek-kyoto.com/

過去の事例

旅する羽衣

2018年度のクラフトソンでは、プロダクトデザイナーや染色研究家らのチームのアイデア『旅する羽衣-saiun-』が最優秀賞を受賞し、クラウドファンディングでも成功しました。

過去のクラフトソンのレポートはこちら

応募要項・応募規約

応募要項・応募規約は、申込ページよりご確認ください。

主催

主催:京都NEW MONOZUKURI創出協議会*KYOTO KOUGEI WEEK実行委員会**

*京都NEW MONOZUKURI創出協議会は京都市、京都リサーチパーク株式会社、一般社団法人Design Week Kyoto実行委員会で構成されています。
** KYOTO KOUGEI WEEK実行委員会は、京都府内の伝統工芸・ものづくり関係団体で構成され、京都府が事務局を務めています。

OUTLINE

開催日 2020/08/29(土) - 2020/08/30(日) 10:00–19:00
※ 上記2日間に加えて、8月20日(木)に開催されるキックオフ・チームビルディングへの参加も応募条件となります。また、ワークショップ終了後は2021年2月の事業プレゼンに向けてプランをブラッシュアップするための活動を行っていただきます。詳しくは本文をご覧ください。
場 所 オンライン / 京都リサーチパーク
※京都近辺に住んでいらっしゃる方は、京都リサーチパークの会場を開放予定ですので、ご利用いただくことが可能です。遠方の方はオンラインが基本となります。
参加費 参加無料
定 員 40名