KYOTO
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【EXHIBITION & TALK】ワークショップ「プロシージャルデザイン × セラミック3Dプリンタ」成果物展示
短期集中プログラムで制作された、セラミック(陶器)3Dプリント作品の実物を展示します。会期中、11/22(金)には、ゲストを招いてのトークイベントも開催します。(主催:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab / 協力:FabCafe Kyoto)
ABOUT イベント内容
開催趣旨
2024年9月、学生から社会人まで多様なバックグラウンドをもつ受講者の方々が、全行程6日という短期間で、プロシージャルデザイン / 陶芸それぞれの専門家によるレクチャーのもと、セラミック3Dプリンタを題材に3Dモデルの造形から3Dプリンタでの出力、釉薬調合にまでチャレンジするワークショップ「プロシージャルデザイン×セラミック3Dプリンタ」が、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 主催により開催されました。このたび、本ワークショップでの実験的な制作物を、FabCafe Kyoto にて展示いたします。
2024年時点ではまだ国内では実践的に学ぶ場が少ないセラミック(陶器)3Dプリンタについて、造形・表現の手法や活用の可能性、ラボでの試作を通じた探索アプローチについて関心のある方は、ぜひこの機会にご覧ください。
展示内容
ワークショップ中に実際に制作された作品、14名分 / 計28点を展示予定です。
すべての作品は、各受講者がそれぞれに「Houdini」を用いて3D形状の設計を行い、3Dプリンタで出力したのち、自身で調合した釉薬をかけたうえで焼成されています。(*すべて非売品です。会場での販売は行いませんので、あらかじめご了承ください。)
ワークショップ実施概要
実施期間
・2024/9/7(土) – 9/23(金) (全6回)
プログラム内容
・Week1|9/7(土) オンラインレクチャー(Houdini基礎)
・Week2|9/14(土)- 15(日) ワークショップ(Houdini、セラミック3Dプリンタ)
・Week3|9/21(土)- 22(日) ワークショップ(釉薬、フード3Dプリンタ)
・Week4|9/23(月) 講評・お茶会
講師(*敬称略、順不同)
・石津 優子(株式会社GEL代表)
・堀川 淳一郎(プログラマー、アルゴミックデザイナー)
・潮 桂子(陶芸家)
・諏訪 蘇山(陶芸家)
・井上 智博(京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab)
主催:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab / 運営協力:FabCafe Kyoto
▼ ワークショップのプログラム詳細は、下記にてご覧いただけます。(*現在は受付終了しています。)
https://fabcafe.com/jp/events/kyoto/2409_ceramic-3dprinter
TALK (11/22) ギャラリートーク
ギャラリートーク(11/22(金))
本ワークショップを振り返り、デジタル/フィジカルを横断した越境的な知見と技術の交換、そして、素材と道具、デザインに対する多角的・同時多発的な試みから生まれるこれからの「陶芸」の可能性について、ゲストとともに考えます。
トーク「ワークショップを考察する。パースペクティブ_あたらしい陶芸」
・日 時 : 2024年11月22日(金) 19:00-21:00
・会 場 : FabCafe Kyoto
・参加費 : 無料(別途、会場にて1ドリンク[500円]ご注文ください。)
・定 員 : 30名
・登壇者(*敬称略、順不同) : 石津 優子(株式会社GEL代表)、潮 桂子(陶芸家)、諏訪 蘇山(陶芸家)、新井 秀光(創新テック)、井上 智博(京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab)、登尾 育海(京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab)
>>> トークのアーカイブ動画をYoutubeにて公開中です。
EXHIBITOR 出展者(*敬称略、五十音順)
宇佐美 要成
立命館大学理工学部建築都市デザイン学科建築情報学研究室4回生です。3Dプリンターをgrasshopperで出力したg-codeで制御することによる利点を探求しています。
紀平 陸
2000年三重県生まれ。建築設計をバックグラウンドとして、アルゴリズミックデザインを研究している。自然法則というアルゴリズムを用いて形を計算する。自然現象とのインタラクションによって作品制作を行う。
木村 達治
建築設計、ゼネコン勤務。業務ではモルタル系3Dプリンター建築物の設計など、主にRhino+Grasshopperを用いたコンビュテーショナルデザインを担当。
後谷 小百合
UIデザイナー、絵画教室講師。イタリア生まれ埼玉育ち。美術の小中高美術の教員免許を保持(期限切れ)。高校で5年間美術講師をしていた。現在は子育てをしながらIT企業で勤務、副業でオンラインの絵画教室・子供向けの工作教室を営んでいる。同僚によく言われる良いところは明るく社交的であること、悪いところは許容範囲を超えてタスクを抱える所。
絵画教室アトリエアール:https://s-luna.jp/atelier-art/
小牧 遊太郎
京都工芸繊維大学大学院2回生 陶芸を研究テーマとして作品制作に取り組んでいる。
瀬高 姫李
九州大学芸術工学部芸術工学科インダストリアルデザインコース 学部4年 大学では、デザインの実務やプロセスを理解し、製品や環境設計に必要な人間工学や工学の知識を深め、演習を通じて、実験手法や設計プロセスについても実践的に学んでいる。学部4年からは斉藤研究室に所属し、折り紙工学、生物模倣工学、デジタルファブリケーションの分野で研究を進めている。現在は卒業研究として、人の生体リズムを応用したセラミック3Dプリンティングに挑戦中。
田住 梓
建築系メーカー勤務建築とデジタル技術を追求するチーム、ND3Mで活動。土壁素材の3Dプリンティングや樹脂3Dプリントによる建築外装のプロジェクトなどに取り組んでいます。
西川 拓輝
2000年東京生まれ。東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程卒業。現在は京都のデザインコンサルティングファームにてヒューマンインターフェイスデザイン業務に従事。
にしむー
京大GSM所属。3Dプリンタで瀬戸黒を作ってみました。高台の部分が難しかったですが、厚めの黒釉と土見せは大満足です。ぐい呑みは可愛いのを作りたくて、こちらも釉薬ぷっくりで上出来です。楽しかった!
長谷部 臣哉
工学系の大学院を卒業後、エンジニアとしてメーカーに勤務。現在は京都の企業でBtoB関連のプロダクトデザイン業務に従事している。3Dプリンターやレーザーカッターなどを駆使したプロトタイピングを得意とする。個人としてはインスタレーション、プロダクト、XR関連の作品を製作。
https://www.instagram.com/shinyahasebe/
福原 志保
アーティスト、デザイナー、研究者。生命倫理、人と技術、人と環境の関係からエラーの意味を再発見し、人間を取り巻く環境を捉え直すことをテーマにしたアート作品をHuman Awesome Errorとして発表している。また研究者として、身体性と審美性と物質性の関係性が私たちの意識にクリティカルに作用することに注目し、自然科学と工芸技術を組み合わせた素材研究開発に従事。2023年京都にてEmpathy Economy(共感経済)とCircular Alchemy(循環文化)を創ることを目的としたPoiesis Labs合同会社を設立し、アート、工芸、デザイン、テクノロジー、の知見を持つメンバーとプロジェクトを企画・運営する。
藤田 絃生
九州大学大学院芸術工学研究院プロトタイピングラボという場所で、作れないものはない場所を目指して3Dプリンターやレーザーカッターといったデジタル機器から、もの作りに関係することを広く浅く教えています。
松本 健太郎
京都工芸繊維大学3年デザインコース在籍。KYOTO Design Labの学生スタッフとして学生の制作支援をしながら、都市リサーチを反映させたゲーム制作や、プロシージャルモデリングを活用したプロダクトデザインを行う。
山本 崇弘
1989年広島生まれ。ECAL / MAS Design for Luxury and Craftsmanship修了。京都の企業でCMFデザイナー兼トレンドリサーチャーとして勤務。個人活動として素材実験を通して、素材の持つ特性を理解し活かしたデザイン研究活動をしている。
(*掲載情報はすべて2024年11月時点のものです。)
SPEAKER 11/22 トークイベント 登壇者(*敬称略、順不同)
株式会社GEL 代表取締役
石津 優子
神戸大学工学部建築学科卒業。同大学大学院進学中にワシントン大学へ交換留学を経て修了。その後、スイス政府奨学生としてETHz ITA MAS CAADを修了。フリーランスとして建築系コンピュテーショナルデザインの経験を積んだ後、リサーチャー兼エンジニアとして大手建設会社設計本部、スタートアップ不動産テックにてBIMデータを活用した業務支援ツール開発に携わる。2021年3月、BIM関連開発をメインとした株式会社GELを設立し、代表取締役に就任。iOSアプリ開発やウェブアプリ、アドイン開発等に従事する。Parametric Design with Grasshopperの共著者。Computational Design with Revit+Dynamoの著者。建築情報学会理事。ArchiFutureWebのコラムニスト。
https://geometryengineeringlab.tech/
潮 桂子
1999 女子美術短期大学 生活デザイン専攻科卒業
2003 京都市産業技術者研修 本科修了
2004 京都市産業技術者研修 専科修了
2010〜 京都市産業技術研究所 釉薬非常勤講師勤務
2014〜2015 京都美術工芸大学 非常勤講師勤務
2019〜2023 京都市立芸術大学 釉薬非常勤講師勤務
2023〜京都精華大学 非常勤講師勤務
2016 日本伝統工芸近畿展 入選(‘17、’19、‘21入選) 現在、京都にて釉裏紅の技法を中心に、個展・企画展等を開催。 また釉薬ワークショップや、須恵器の再現プロジェクト等で釉薬を担当。
諏訪蘇山(四代)
1970年 京都市に生まれる 父 三代 諏訪蘇山・母 十二代 中村宗哲 三女
1988年 京都市立銅駝美術工芸高等学校漆芸科卒業
1990年 成安女子短期大学造形芸術科グラフィックデザインコース映像専攻卒業
1992年 同 専攻科修了
1996年 京都府立陶工高等技術専門校成形科・研究科修了
1997年 京都市伝統産業技術者研修陶磁器コース本科修了 父と共に陶磁器の制作活動 各地にて中村宗哲展に出品、哲公房に参加
2002年 四代諏訪蘇山を襲名 現在
各地にて諏訪蘇山展を開催
初代蘇山は加賀藩士の家に生まれ、明治維新後 九谷で陶画を学び、焼き物の道に入る。1907年蘇山青磁を完成させ、1917年に帝室技芸員を拝命。姪の虎子が二代を継ぎ、その甥の修が三代を継ぐ。主に茶道具・青磁の作品を制作。
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab / ファブラボ北加賀屋 / YouFab Global Creative Awards 2015 FINALISTS
井上 智博
平日は京都工芸繊維大学にて学生にデジタルファブリケーションを教え、週末は、ファブラボ北加賀屋にて市民に対してデジタルファブリケーションを教えている。デジタルファブリケーションを利用したものづくり、ことづくりを主な活動領域としており、メイカーズムーブメントを一過性の運動にしないために、それを推進していくような動きを展開している。
https://fablabkitakagaya.org/
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
登尾 育海
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特任研究員。先端技術を活用した左官技能の保存・継承を研究しています。
sstech-ltd.com
(*掲載情報はすべて2024年11月時点のものです。)
OUTLINE 概要
開催日 | 2024/11/12(火) - 2024/11/23(土) FabCafe Kyoto の営業時間に準じます。(日・月曜定休) |
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場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
参加費 | 観覧無料(座席を使用する場合はカフェメニューのご注文をお願いいたします。) |
本企画を振り返るトークイベントのアーカイブ動画をYoutubeにて公開中です。