KYOTO

EXHIBITION
イベント終了

Jesmonite LAB(ジェスモナイトラボ) – 造形 / 質感 / 異素材接合をデザインする素材「ジェスモナイト」ハンズオン

ジェスモナイトは、さまざまな異素材との組み合わせによって、色や形状のみならず多様な質感や意匠をデザインすることが可能な素材です。今回のイベントでは、そんなジェスモナイトの可能性を探って製作されてきた造形実験のサンプルを多数展示します。会期中には、素材のポップアップストアや相談会も実施します。

開催日

2021/09/07 (火)

2021/09/29 (水)

時 間

(*FabCafe Kyotoの営業日時に準じます。[カレンダー])

場 所

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)MAP

参加費

無料( *カフェの座席をご利用の場合はご注文をお願いいたします。)

ABOUT


新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、ご参加に際しては下記をお願いしております。
ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。


・マスクをご着用のうえご参加ください。
・ご来館時、館内洗面所での手洗いをお願いいたします。
・体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
・政府および京都府・京都市から、店舗営業や展示企画について中止の要請を受けた場合、開催を中止する場合が生じます。

実施内容

造形・制作サンプルの展示

ジェスモナイトは、さまざまな異素材との組み合わせによって、色や形状のみならず多様な質感や意匠をデザインすることが可能な素材です。今回のイベントでは、そんなジェスモナイトの可能性を探って製作されてきた造形実験のサンプルを多数展示します。立体制作やCMFデザイン、加工技法などのアイデアのヒントに溢れたサンプルたちをぜひご覧ください。

クリエイターによるプロダクトアイデアの展示

デザイナー 狩野佑真さんがジェスモナイトを活用して創り出した新しいマテリアル 『Forest Bank』 の製品プロトタイプも会場に設置します。

Forest Bank

本来なら廃棄される枝や樹皮、木の実、
木屑、腐葉土、灰など木にまつわる様々な物が
有機溶剤・VOC フリーのジェスモナイトと混ぜられている。
製材された木材だけでなく、森そのものに価値があり
森を質感として感じられるマテリアル。

この 『Forest Bank』 の開発プロジェクトには、FabCafe Hidaを運営する「株式会社 飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)」のメンバーも参画し、岐阜県飛騨市で制作が行われました。

ポップアップストア

展示会場にて、材料・キット等の販売を行います。ジェスモナイトを使い始めてみたい方はぜひこの機会にお越しください。

相談会

会期中、9/16(木)、9/23(木)、9/25(土)、9/28(火)は、会場にてジェスモナイトの制作デモンストレーションをご覧いただいたり、加工方法や導入に関する相談したりできるブースを設けます。初めて使う方はもちろん、実際に制作してみての具体的な悩みごとがある方もぜひお越しください。
(*最終入場時刻を18:30とさせていただきます。また、新型コロナウィルス感染症に伴う情勢変更などの理由により、予告なく日時を変更する場合がございます。あしからずご容赦ください。)

こんな人におすすめ

・建築物やプロダクトなどに用いる内装・外装材の新たな選択肢を探している、建築家やデザイナー
・立体表現や彫刻表現に携わるアーティストや職人
・人体や環境に安全な樹脂素材やその加工方法に関心のある方
・型を使用した立体物成型において、従来と異なる質感・テクスチャの表現を必要としている方
・3DプリンタやCNC等のデジタルファブリケーションの制作物を型として活用したい方
・その他、未知の素材に触れ可能性を知る体験をしたいあらゆるクリエイター

こんな人におすすめ

・建築物やプロダクトなどに用いる内装・外装材の新たな選択肢を探している、建築家やデザイナー
・立体表現や彫刻表現に携わるアーティストや職人
・人体や環境に安全な樹脂素材やその加工方法に関心のある方
・型を使用した立体物成型において、従来と異なる質感・テクスチャの表現を必要としている方
・3DプリンタやCNC等のデジタルファブリケーションの制作物を型として活用したい方
・その他、未知の素材に触れ可能性を知る体験をしたいあらゆるクリエイター

WHAT IS Jesmonite®︎ ?

JESMONITE®は反応性ミネラルベースと純粋な水性アクリル樹脂からなる複合造形マテリアルです。
ジェスモナイトは樹脂でありながら、従来の一般的な油性樹脂とは質感が異なり、プラスチック特有のテカリ感がほとんどなく、石のような落ち着いた風合いをもつ素材です。アート、彫刻、家具、内装、ディスプレイ、アクセサリー、建築など、幅広い用途の立体物制作に使用可能です。

含有成分はもちろん、洗いなど作業の全工程で有機溶剤・VOCフリーです。
・FRP、注型、中空成形、吹付、パテ盛りと削りなど、幅広い造形方法で作業可能です。
・室温で硬化し、硬化時の発熱がほとんどありません。
・硬化時の収縮膨張はほとんどありません。
・成型物は高い硬度を持ち、対候性と難燃性があります。
・硬化物はしっとりと落ち着いた風合いがあり塗装を前提としない使い方が可能です。
・専用ピグメントでの着色、金属フィラーによる金属調、石や砂などのフィラーによる石調など、様々な表面仕上げが可能です。
・水性塗料・油性塗料での塗装も可能です。
これらのメリットによりジェスモナイトは従来素材では不可能だった表現を可能にします。

ジェスモナイトはガラス繊維等で強化するFRP用樹脂の人体に安全な代替として、またキャストコンクリートの軽量な代替として、1984年にイギリスで開発されました。全製作工程を通して有機溶剤を一切使用しない完全水性を実現し、さらに成型物は高い強度と軽量性そして難燃性を兼ね備えています。開発された当時の製品は今もそのまま引き継がれ、その性能や表面テクスチャの自由度を高めるため、よりよい製品を作るための研究開発が今でも続けられています。

(▲ ジェスモナイト(JESMONITE®) Websiteより)

◎ 参考記事 : Dive into Material #1「思いのままにテクスチャをデザインしよう。有機と無機のハイブリッド素材『ジェスモナイト』が叶える適量生産」

PEOPLE

JESMONITE®日本総代理店 シィアンドビィ株式会社
松本 広子

ジェスモナイトの日本でのプロモーション・販売担当。様々なクリエイターに向けて材料についての情報発信・アドバイスを行う。主に美術系大学を対象にジェスモナイトのテクスチャ、発色、強度を実際に見て触れるワークショップなども開催。
https://jesmonite.jp/

美術家
新宅 加奈子

1994年生まれ、京都を拠点に活動。2019 年京都造形芸術大学大学院総合造形領域修士課程専攻修了。 「生きている事を確認する行為」として 2010 年より全身に絵の具を纏い始め、身体と精神を拡張し自己からの脱却を図る。その行為をセルフポートレートとして展開。また、展示会場では 1日4時間絵の具を纏い続けるパフォーマンスを行う。
個展として、「I’m still alive (京都:KUNSTARZT 2018)」や「embodiment(京都: KUNSTARZT 2019)」「indication(京都:京都写真美術館 / 東京:KKAG ギャラリー 2019)」など。受賞歴として、アートアワード東京丸の内 2019 にて丸の内賞(オーディエンス賞)受賞。その他 NONIO ART WAVE AWARD 2020 にてペインティング部門グランプリを受賞。ヨコハマトリエンナーレ 2020 episode00 出演作家。
https://www.shintakukanako.com/

Creative Director|Designer|Material Designer
狩野 佑真

1988年栃木県生まれ。東京造形大学デザイン学科室内建築専攻卒業。アーティスト鈴木康広氏のアシスタントを経て2012年にデザイン事務所「STUDIO YUMAKANO」を設立。2023年「株式会社NOU」として法人化。ネジ1本からプロダクト・インテリア・マテリアルリサーチまで、実験的なアプローチとプロトタイピングを重視したプロセスを組み合わせて、様々な物事をデザインの対象として活動している。近年はミラノやパリをはじめとする欧州や日本国内の様々な場所で精力的に作品を発表している。主な受賞にグッドデザイン賞、M&O Rising Talents Award、German Design Awardなど。
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 特別講師(2019年-)
武蔵野美術大学 建築学科 非常勤講師(2022年-)
https://yumakano.com/
(Photography: Shot by Hiroshi Wada)

株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑

京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。

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OUTLINE

開催日 2021/09/07(火) - 2021/09/29(水)  (*FabCafe Kyotoの営業日時に準じます。[カレンダー])
場 所 FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
京都府京都市下京区本塩竈町554

▼電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分

▼バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
参加費 無料( *カフェの座席をご利用の場合はご注文をお願いいたします。)