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Around the FabCafe World in 180 Days Vol.2 バルセロナ ーテクノロジーとウェルビーイングのちょうどよいカンケイ
世界に広がるFabCafe。R&Dが得意な拠点、大学との連携に強みを持つ拠点など、扱うテーマも接続するコミュニティも三者三様で、それぞれユニークな取り組みをしています。このイベントシリーズでは、世界各地のFabCafeがどんなイシューに取り組み、これからどんなチャレンジをしていこうとしているのか、各拠点のリーダーたちを呼んで紐解きます。Vol.2はバルセロナ。ヨーロッパで三番目に高齢化が進むスペイン西部の都市サモラで、今、高齢者支援のためのIoTやロボット開発を進めるFabCafe Barcelona。2020年にソニーCSL京都研究室を開いて「ゆたかさ」の研究を進める暦本純一さんとともに、テクノロジーがどのようにウェルビーイングに寄与しうるかディスカッションします。
- 開催日
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2021/08/31 (火)
- 時 間
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19:00–20:00
- 場 所
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オンライン
- 参加費
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無料 *本イベントは英語にて進行されます。
イベント終了
*上記「参加する」ボタンよりお申し込みください。(チケット管理サイト「Peatix」へ移動します。)お申込み完了後、参加者の方にURLをお知らせします。
ABOUT イベント内容
トークイベントはYouTube Liveで配信します。以下のURLにアクセスしてご参加ください。
https://youtu.be/ubXzP64W3d8
テクノロジーで「ゆたかさ」をどうデザインするか?
ヨーロッパで3番目に高齢化が進むスペイン西部の都市Zamora(サモラ)。今、FabCafe Barcelonaでは、このサモラを舞台に、高齢者支援のためのIoTやロボット開発を進めています。トークの前半では、このFabCafe Barcelonaの取り組みを、代表ののDavid Tena Vicenteよりご紹介します。
後半は、ゲストを迎えたディスカッション。2020年に「ゆたかさ」をテーマに京都研究室を開設したソニーコンピュータサイエンス研究所(以下ソニーCSL)副所長の暦本純一さんをお迎えします。ソニーCSL京都が志すのは、人や社会にとっての「ゆたかさ」の意味を問い直し、万人に恩恵をもたらす新たな技術開発の道筋を模索する研究。利便性や効率化のみを志向するのではなく、「よりゆたかに生きる」という価値感が重要となる未来の社会において、ロボットやAI、XRなどのテクノロジーと人、街の関係性はどのような姿をとるのでしょうか?イベントでは、このふたりとともに、テクノロジーがどのようにウェルビーイングに寄与しうるかディスカッションします。
高齢者が人間らしく豊かな生活を送るためにどのようにロボティクスで支援するか設計しているDavidと、人間拡張を研究のコアテーマとして、最先端の技術を開発してきた暦本先生の議論は、ヘルスケアやコミュニケーションのデザインをはじめとし、さまざまな企業の方の活動のヒントになるでしょう。
ヨーロッパで3番目に高齢化が進む都市「サモラ」でロボット開発を進めるFabCafe Barcelona
FabCafe Barcelonaのリーダー、David Tena Vicenteは、エンジニアリングの知識や経験を活かし、これまでさまざまな取り組みを行ってきました。コロナ禍においては、COVID-19の医療機器の量産体制やクラウドファンディングなどにスペインでいち早く取り組み、『Forbes』にも取り上げられました。
現在、Davidはサモラで高齢者向けのロボットの開発を政府の委託で進めており、家庭用と医療用の2種類のロボット開発に関わっています。特に家庭用のロボットについては、孤立しやすい高齢者が、いかに社会に関わり、人間的な生活が送れるか、そのためにどんなサポートをロボットが担いうるか、仕組みも含めて設計を進めています。
Davidは同時に、このサモラという街に新たな拠点となるFabCafe Zamoraを建設中で、まもなくオープンします。拠点によって個性も取り組みも異なるFabCafe。 これから、Davidがサモラにおいて、どのようにテクノロジーとコミュニティをつなげていこうとしているのか、紐解きます。
ソニーCSLと、2020年に開設した京都研究室について
ソニーCSLは東京とパリに研究所を構え、人類・社会への貢献を目指し、研究機関や企業とのコラボレーションを通して、新技術や新事業を創出しています。金銭的、物質的に満たされるものにはとどまらない「人類のゆたかさに貢献する」を価値の中心に据える京都研究室を2020年に開設した同研究所。これから歴史ある京都という土地でどんな研究が行われていくのでしょうか。
>> ソニーCSLについて
>> 京都研究室開設プロジェクトについて(FabCafe・MTRLを運営するロフトワークは、京都研究室のオフィスデザインを支援しました)
WHAT IS "AFW180" ? “Around the FabCafe World in 180 Days”とは?
2012年に東京で産声を上げたFabCafe。今や世界各都市に広がり、それぞれが、ユニークかつ実験的な取り組みを通して、社会に向けてポジティブな活動を繰り広げています。なぜなら、世界のFabCafeのオーナーたちは、FabCafeを立ち上げる前から独自の技術とコミュニティを持って活動していたから。彼らは、FabCafeのスピリットに共感して各地でカフェをオープンさせ、彼らの活動をさらに広げているのです。あるチームはバイオマテリアルの開発を研究機関と進めたり、あるチームは世界的なSDGsの教育プログラムをオーガナイズしたり、またコロナ禍においては、不足した医療機器の増産体制を組んで逼迫した医療現場に貢献するチームもいました。
各拠点の個性や活動の幅が広がっている今、改めて各国のFabCafeを繋ぎ、ネットワークを強固にしていくべく、各拠点のリーダーたちが、それぞれの活動をマラソン方式で紹介するイベントシリーズをスタートします。名付けて、小説の「80日間世界一周」ならぬ「180日間FabCafe一周」。個性的な各拠点のリーダーたちの企みを紐解きます!
こんな人におすすめ
・テクノロジーとカルチャーを結びつけて社会実装する方法を模索しているすべての方
・自社技術や製品を世界で検証/PRしたい企業のご担当者
・新規事業の機会領域を模索したい方
PEAPLE 登壇者、モデレーター、ほか
ゲスト
FabCafe Barcelona CEO
David Tena Vicente
David Tena Vicente is the CEO of FabCafe Barcelona. David graduated from the University of Barcelona with his degree in physics which has provided an extensive knowledge of mathematics, electronics and the practical application of mechanics. Projects at FabCafe Barcelona are viewed analytically, adapting and altering when necessary due to complex and unexpected situations. These skills are combined to provide training to universities and businesses and also guide David his management of the resources and ongoing projects at FabCafe Barcelona.
ゲスト
東京大学大学院情報学環教授 / 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
暦本 純一
1986年 東京工業大学理学部情報科学科修士過程修了。 日本電気、アルバータ大学を経て、1994年より株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)に勤務。 2007年より東京大学大学院情報学環教授 (兼 ソニーCSL副所長)。人間の能力をテクノロジーにより拡張するHuman Augmentation、さらにそのネットワーク展開である Internet of Abilitiesの研究と社会実装を進める。
https://www.sonycsl.co.jp/
モデレーター
FabCafe Tokyo CCO (チーフコミュニティオフィサー)
ケルシー スチュワート|Kelsie Stewart
入社以来、バリスタ、カフェアドバイザー、FabCafeグローバルネットワークのコミュニケーションコーディネーター、FabCafe ウェブサイトライター、デザイン思考ワークショップのファシリテーターと幅広く、業務を務める。また、FabCafe CCOとして、FabCafe Global Networkのまとめ役を務め、世界各地のFabCafeのローカルクリエイティブコミュニティの育成と、それらのコミュニティとグローバルネットワークを繋ぐことを行っている。 加えて、持続可能な開発目標の短期的な解決策を作成することを目的とした2日間のデザインソンであるGlobal Goals Jam(GGJ)の東京開催の主催者でもあり、本イベントを過去に東京、バンコク、香港の複数都市で企画・実施した。
https://loftwork.com/jp/people/kelsie_stewart
オーガナイザー(企画・運営)
株式会社ロフトワーク / マーケティング
浦野 奈美
大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてコーポレートとマーケティングに所属。総務一般を担当するとともに、ビジネスイベントの企画運営やコラボレーションイベント、産学連携のコミュニティ運営などを行う。2018年から京都に移籍。京都ブランチの活動の言語化や、採用、クリエイターとのコラボレーションイベントなどの企画運営を通して、新たな接点を生み出すことをミッションに活動中。大学で学んだ社会保障やデンマークへの留学、イスラエルのキブツでの生活が原体験となって、今も場の中にカオスをつくることに興味がある。
株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
コラボレーター(イラストレーション)
Illustrator
makomo
大阪生まれ。大阪在住。
見ると思わず「何で?」とツッコミたくなる、ニヤニヤできるちょっとだけおもしろい絵と文とで雑誌、書籍、WEBなどを舞台に活躍中。
また、個展と称して、くだらないものを大きく描いた作品を発表したり勝手に絵本をつくっては売りまわる活動をしている。
www.makomo.jp
<お仕事>
・JR西日本さわやかマナーキャンペーン2018,2019,2020,2021『ちょっとちょっと!なマナーいきものペディア』
・ほぼ日刊イトイ新聞『makomoさんのへんな辞書』
・サントリー オランジーナ『つかいにくいフランス語講座』
・『スポーツかるた』
OUTLINE 概要
開催日 | 2021/08/31(火) 19:00–20:00 |
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場 所 | オンライン |
参加費 | 無料 *本イベントは英語にて進行されます。 |
*上記「参加する」ボタンよりお申し込みください。(チケット管理サイト「Peatix」へ移動します。)お申込み完了後、参加者の方にURLをお知らせします。