KYOTO
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【満席】ワークショップ「永く使える手書きの道具 -拭き漆万年筆づくり-」
筆記文化の楽しみ方を提案する京都の文具ブランド「文染」と現代生活に生きる新しい漆の形を提案する明治42年創業の漆精製メーカー「堤淺吉漆店」が企画する、オリジナル万年筆をつくるワークショップ。
黒檀と真鍮を組み合わせた万年筆に「拭き漆」という技法を使って漆を施します。万年筆の使い方、手書きを楽しむコツなどのレクチャーもあり、初めて万年筆を持ちたいと思っている方にもおすすめです。
- 開催日
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2020/10/31 (土)
- 時 間
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13:00–15:00 (開場 13:00)| 漆を乾燥させる時間の都合などにより、終了時間を若干延長する場合があります。
- 場 所
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)MAP
- 定 員
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12名
- 参加費
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6500円(税込) | *別途、カフェで1ドリンクオーダーをお願いしております。
イベント終了
ABOUT イベント内容
新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、ご参加に際しては下記をお願いしております。
ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
- マスクをご着用のうえご参加ください。
- ご来館時、館内洗面所での手洗いをお願いいたします。
- お住まいの地域の自治体から、外出や移動に関する自粛の呼びかけが出ている場合は参加をご遠慮ください。
- 体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。(キャンセル料は発生いたしません)
- 政府および京都府・京都市から、店舗営業や講習会開催について中止の要請を受けた場合、開催を中止する場合が生じます。
また、本プログラムでは漆を使います。養生をして、直接肌に触れることがないようにはしますが、肌が弱い方は揮発したものでもかぶれる場合があります。ご理解のうえご参加ください。当日は汚れてもよい服装にてお越しください。
長く愛用できる道具を自分でつくる
筆記文化の楽しみ方を提案する京都の文具ブランド「文染」と、現代生活に生きる新しい漆の形を提案する明治42年創業の漆精製メーカー「堤淺吉漆店」が企画する、オリジナル万年筆を作るワークショップ。
デジタルデバイスの普及に伴い、手書きで文字を書く機会が少なくなってきています。しかし、大切な気持ちを伝えたり、頭の中を整理したりするときには、手書きが寄り添っててくれることもまだまだあります。手書きのツールは世の中に沢山ありますが、その中でも、使い捨てではなく、ずっと大切に使い続けることのできる万年筆は生活の道具として近年再注目されています。長く愛用できることと、万年筆独特の書き味、ペン先からダイレクトにインクが流れる感触は、手書きの時間がもっと楽しくなると思います。
少し手間を掛けて自分で完成させた万年筆は、きっとあなたのお気に入りの一品になると思います。
スマホやパソコンが中心の時代にこそ、あらためてアナログの良さ、手書きを楽しむ時間を生活の中に取り入れてみませんか?万年筆の使い方、手書きを楽しむコツなどのレクチャーもあり、「これから初めての万年筆を持ちたい」と思っている方にもおすすめです。(主催:株式会社タグステイショナリー、堤淺吉漆店 / 協力:FabCafe Kyoto)
プログラム
ワークショップでは、下記の内容を実施いたします。
(1) 万年筆の使い方レクチャー
京都の文具ブランド「文染」の森内 孝一さんが、万年筆の書き方・楽しみ方をお伝えします。会場では万年筆が完成した後に一緒に楽しめる、「文染」の天然染料インク、やわらかな万年筆も販売いたします。(2) ペン軸にレーザーカッターで刻印
FabCafe Kyoto 常設のデジタル工作機器レーザーカッターを用いて、黒檀製のペン軸に名前やメッセージなど、オリジナルの刻印を入れましょう。(3) 拭き漆
ペン軸に自身の手で拭き漆を施します。初めての人でも気軽に漆塗りができます。アドバイザーは漆の製造元「堤淺吉漆店」の堤 卓也さん。*あらかじめご注意ください*
本プログラムでは、漆を使います。養生をして、直接肌に触れることがないようにはしますが、肌が弱い方は揮発したものでもかぶれる場合があります。ご理解のうえご参加ください。また、当日は汚れてもよい服装にてお越しください。
漆の技法について
今回のワークショップでは、黒檀と真鍮を組み合わせた万年筆に「拭き漆」という技法を使って漆を施します。
拭き漆は、「生漆」を塗っては布で拭き取る作業を繰り返し、木目を生かして仕上げる技法です。「生漆」とはウルシの木の樹液を濾しただけのもの。最初はカフェオレ色をしていた生漆は、空気に触れると時間とともに濃いアメ色に変化し、固まっていきます。この技法では塗膜の奥に透ける木目が際立ち、また、使われる人の手によって艶も育っていきます。長く愛用するなかで、二度三度と漆を摺り込むことで、新たな艶と質感を与え、使い続けることができます。
お問合せ先
info@tagstationery.kyoto まで、メールにてお問い合わせください。
講師
株式会社タグステイショナリー, 商品開発マネージャー
森内 孝一
1978年生まれ。調理師、IT業界を経て手書きの可能性、素朴さに惹かれ文具業界に転職。
紙とペン先の物理的な接点を軸に日々企画を考え中。
堤淺吉漆店 専務/一般社団法人パースペクティブ 共同代表
堤 卓也
1978年生まれ。北海道大学農学部卒。2004年より、日本でも数少ない漆の精製業者である家業に従事。文化財修復や伝統工芸など、現場のニーズに合わせた漆をきめ細やかに提供する。漆を育て収集する山側の「漆掻き職人」と、漆を塗る「塗師」の中間に立つ立場から、漆と人々の暮らしとの間に広がる距離感や、漆の生産量の減少に危機感を感じ、漆のある暮らしを次世代の子ども達につなぐ取り組みとして「うるしのいっぽ」を始める。「サーフボード×漆」「BMX×漆」「スケボー×漆」など、今までになかった取り合わせを通じて、漆との新しい出会いを提案。1万年前から日本の風土で使われてきたサステナブルな天然素材「漆」を、次の時代に継承するべきものとして、2019年6月、パースペクティブを設立。伝統の枠に囚われない漆の可能性と、植栽の輪を広げる活動を開始する。「うえる」「つくる」「つかう」がつながるモノづくりの循環、「工藝の森」を提唱。
株式会社ロフトワーク FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
木下 浩佑
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
OUTLINE 概要
開催日 | 2020/10/31(土) 13:00–15:00 (開場 13:00)| 漆を乾燥させる時間の都合などにより、終了時間を若干延長する場合があります。 |
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場 所 |
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) 京都府京都市下京区本塩竈町554 ▼電車でのアクセス JR京都駅から徒歩20分 京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分 阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分 京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分 ▼バスでのアクセス 京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 ※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 |
参加費 | 6500円(税込) | *別途、カフェで1ドリンクオーダーをお願いしております。 |
定 員 | 12名 |