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Digital Embodied Economics Kickoff Symposium -デジタル身体性経済学の創成-

本シンポジウムは、学術変革領域研究(B)「デジタル身体性経済学の創成」の一環として開催されます。身体、時間、信頼を自在に越境し、新たな価値を生み出す未来の技術「デジタル身体性経済学」の創成にむけて、プロジェクト推進者とともに一歩先の未来社会を考えるオンラインシンポジウムです。

開催日

2021/12/07 (火)

時 間

15:30–18:00

場 所

オンライン

定 員

300名

参加費

無料

当日のウェビナー(ZoomおよびYoutubeLive)のURLはイベント当日正午頃に、ご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。

ABOUT

デジタル身体性経済学の創成にむけて

デジタル身体性経済学(Digital Embodied Economics)とは、情報通信技術の発達によって我々の身体が生み出す様々な情報が時空間を越えて流通するようになったとき、人間の社会活動、営みとしての経済活動がどのように変容するのか、また拡張した身体や自己がどのような未来を歩むのかについて、学術的な視点から解明しようという新たな学術領域です。
こうした背景のもと、行動経済学、心理学、脳科学、情報学など、さまざまな専門分野を持つ研究者が領域を横断し、有機的に融合したアプローチによって未来の人間社会のあり方について探求しています。

本シンポジウムでは、デジタル身体性経済学プロジェクトのキックオフプログラムとして、「デジタル身体性経済学」とは何か、このプロジェクトで生み出される未来の射程、遠いようで近い未来に起こるデジタル身体性経済を取り巻く社会像について議論します。

身体、時間、信頼を自在に越境し、新たな価値を生み出す未来の技術とは

デジタル身体性経済学プロジェクトでは、行動経済学班、脳科学班、身体性情報ネットワーク班の3チームが、それぞれの専門性を持ち寄り、未来の身体性、個人、社会のあり方について探求しています。下記では、3つのチームの目的と、本シンポジウムで議論する「デジタル身体性経済学」が、これからの社会においてどのような可能性をもつかを、みなさんと一緒に考えていきます。

身体性情報の流通は人類をより良い未来に導くか(行動経済学班)

個人の利己性ゆえに社会全体にとっての最適解に到達することが難しい現状を、「デジタル身体性」によって克服することができるのか。身体感覚の共有や大規模な実証研究によって、デジタル身体性が歩む未来の行動経済学モデルを検討しています。デジタル身体性経済学の根幹となる、デジタル身体のもたらす効果や身体の利己/利他性について探求しています。

個体間の身体性情報の共有によって身体性はどこまで拡張するのか(脳科学班)

個体間の身体性情報の共有は、他者の経験や感覚を自己のものとして捉える自己感覚の拡張を引き起こすと考えられています。このような技術が発展した際、人のもつ情動や意思決定はこれまでのものとどのように異なるのでしょうか。脳科学、神経科学的見地から、デジタル身体性社会における個人レベルでの影響を探求しています。

デジタル身体性はどのような技術でかたちづくられるのか(身体性情報ネットワーク班)

デジタル身体性情報の流通や共有は、情報通信技術によって可能となります。近未来に起こりうるだろう身体性情報を扱う技術はどのような姿をしているのか、どのような技術によって、身体の何を伝送するでしょうか。さらには、デジタル身体性が歩む未来はどのような姿をしているのかについて探求しています。

このようなコンセプトを掲げ、新たな学術領域を探求するプロジェクト推進者とともに、「デジタル身体性経済学」が生み出す未来について、ともに考え、探求しましょう。

[こんな人におすすめ]

  • 学術変革領域研究(B)の取り組みに関心がある
  • 本プロジェクトとのコラボレーションに関心がある
  • 未来をつくり出すテクノロジーに関心がある
  • 認知、行動、臨床などの心理に関する学術、研究開発に従事する方
  • 情報、通信などの学術、研究開発に従事する方
  • 社会学、経済学などの学術、研究開発に従事する方
  • 脳科学、神経科学などの学術、研究開発に従事する方

主催

主催:学術変革領域研究(B)「デジタル身体性経済学の創成」

研究協力機関:MTRL(株式会社ロフトワーク)

SPEAKER

領域代表, 行動経済学班代表 / 明治学院大学経済学部経済学科, 准教授
犬飼佳吾

明治学院大学経済学部経済学科准教授。2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。エコール・ポリテクニーク(仏)客員研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、2018年より現職。学術変革領域(B)「デジタル身体性経済学の創成」領域代表、行動経済学会常任理事。2020年行動経済学会Yahoo株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞。専門分野は行動経済学、実験経済学、神経経済学。経済学を軸に、ゲーム理論・心理学・神経科学などを融合しながら、人間の行動選択や意思決定のメカニズムに関する分野横断的な研究に取り組んでいる。
Meiji Gakuin Experimental Economics Lab — https://inukailab.com/

脳科学班代表 / 帝京大学先端総合研究機構, 講師
細田千尋

2010年東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了。博士(医学)。東京大学大学院総合文化研究科特任研究員、JSTさきがけ研究員などを経て現職。JST 創発的研究支援事業の研究代表、JST未来社会事業の研究代表、JST CRESTの主たる分担者。脳情報の個人差と個性の関連性解明、やり抜く力の神経基盤解明、well-being達成のための行動変容についての研究に従事。PRESIDENT ONLINEにて脳科学から見る世の中のウソホントを連載中。

身体性情報ネットワーク班代表 / NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部, 上席特別研究員
渡邊淳司

人間の触覚のメカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会を実現する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『表現する認知科学』(新曜社、2020)、『情報環世界』(共著、NTT出版、2019)、『見えないスポーツ図鑑』(共著、晶文社、2020)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)がある。

名古屋工業大学 大学院工学研究科, 教授
田中由浩

2001年東北大学工学部3年次に大学院に飛び入学、2006年東北大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。人間の触知覚メカニズムに興味を持ち、指の内部構造や皮膚特性のような基礎研究から、腹腔鏡下手術用触診システム、他者との触覚共有システム、触感のプロダクトデザインなど、幅広く触覚研究を展開している。2014年 よりJSTさきがけ研究者を兼任。2011年オランダ・ユトレヒト大学客員助教、2017年秋田大学客員教授なども務める。

東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院, 教授
伊藤亜紗

リベラルアーツ研究教育院 教授/科学技術創成研究院未来の人類研究センター センター長/環境・社会理工学院社会・間科学コース 教授。MIT客員研究員(2019)。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社、2015)、『どもる体』(医学書院、2018)、『記憶する体』(春秋社、2019)、『手の倫理』(講談社、2020)、『見えないスポーツ図鑑』(共著、晶文社、2020)など。

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科, 教授
南澤 孝太

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD) 教授。2005年 東京大学工学部計数工学科卒業。2010年 同大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。JSTムーンショット型研究開発事業プロジェクトマネージャー、超人スポーツ協会事務局長、Telexistence inc. 技術顧問等を兼務。KMD Embodied Media Projectを主宰し、身体的経験を伝送・拡張・創造する身体性メディアやサイバネティック・アバター技術の研究開発と社会実装、Haptic Designを通じた触感デザインの普及展開、新たなスポーツを創り出す超人スポーツやスポーツ共創の活動を推進。
KMD Embodied Media Project — http://embodiedmedia.org
JST Moonshot Cybernetic being Project — http://cybernetic-being.org
Haptic Design Project — http://hapticdesign.org
超人スポーツ協会 — http://superhuman-sports.org

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部, 研究主任
村田藍子

2016年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。早稲田大学理工学術院客員助教、日本学術振興会特別研究員(PD)、NTTコミュニケーション科学基礎研究所リサーチ・アソシエイトを経て2020年より現職。
対人インタラクションにより生じる共感や、情動・認知の変化について、生体反応計測と主観評価を組み合わせて研究している。また、渡邊淳司氏と共に、他者との関わり、社会との関わり、自分自身についての気づきがウェルビーイングに及ぼす影響について研究を進めており、『ウェルビーイングの設計論』の翻訳、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』の編著に携わる。

東京大学大学院総合文化研究科, 教授
岡ノ谷一夫

1959年栃木県足利市に生まれる。1983年慶応義塾大学文学部心理学専攻卒業。1989年米国メリーランド大学心理学研究か博士課程修了、Ph. D.(生物心理学博士)取得。その後、日本学術振興会特別研究員、千葉大学文学部助教授、理化学研究所チームリーダー等を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。ERATO 岡ノ谷情動プロジェクトの他、新学術領域 共創的コミュニケーションのための言語進化学の領域代表を務めるなど、多くの大型プロジェクトを主導。

株式会社ロフトワーク, MTRLプロデューサー / 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任研究員
小原和也(弁慶)

2015年ロフトワークに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了(デザイン)。素材/材料の新たな価値更新を目指したプラットフォーム「MTRL」の立上げメンバーとして運営に関わる。現在はプロデューサーとして、素材/材料基軸の企業向け企画、プロジェクト、新規事業の創出に携わる。モットーは 「人生はミスマッチ」。編著に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(フィルムアート社,2015)がある。あだ名は弁慶。

PROGRAM

15:30-15:35

概要説明

15:35-16:20

各班活動概要および目標紹介
デジタル身体性がもたらす行動経済学へのインパクト(犬飼佳吾)
身体性情報共有基盤の構築と自己観の変容(渡邊淳司)
デジタル身体性経済学の神経基盤の解明(細田千尋)

16:20-17:40

「デジタル身体性経済学」フューチャー・リレーダイアログズ
登壇者:犬飼佳吾、細田千尋、南澤孝太、村田藍子、田中由浩、伊藤亜紗、岡ノ谷一夫、渡邊淳司

セッション1:犬飼佳吾×細田千尋
セッション2:南澤孝太×犬飼佳吾
セッション3:村田藍子×南澤孝太
セッション4:田中由浩×村田藍子
セッション5:伊藤亜紗×田中由浩
セッション6:岡ノ谷一夫×伊藤亜紗
セッション7:渡邊淳司×岡ノ谷一夫
セッション8:犬飼佳吾×渡邊淳司

モデレーター:小原和也(株式会社ロフトワーク)

17:40-17:55

全体討議、質疑応答

登壇者:犬飼佳吾、細田千尋、南澤孝太、村田藍子、田中由浩、伊藤亜紗、岡ノ谷一夫、渡邊淳司

モデレーター:小原和也(株式会社ロフトワーク)

17:55-18:00

クロージング/事務局からのご案内

OUTLINE

開催日 2021/12/07(火) 15:30–18:00
場 所 オンライン
参加費 無料
定 員 300名

当日のウェビナー(ZoomおよびYoutubeLive)のURLはイベント当日正午頃に、ご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。